閑有日記
閑有日記

小人閑居して不善をなす

パロパロ閑居して、日記をなす



2000年6月2日(金)

続クロ太郎のともだち
帰り道
またもクロ太郎と猫が互いに見つめあっている。
仲良くお見合い・・・・と思ったが・・・・

クロ太郎の他にもう一羽のカラス・・・・

ともだちができたというのは、どうやら自分の勘違いだったようだ。近くにクロ太郎の巣があるだろ。クロ太郎は巣を守るためににらみ合っていたようだ。

そんな和やかな雰囲気ではなかったのだ・・・・
しかしクロ太郎の表情から読み取ることはできなかった。

2000年6月3日(土)

親の意見と・・・・
昨年の連休前に家庭用生ゴミ処理機を購入した。
それなりの量の堆肥ができる。これを有効に活用すべく、プランターを買ってきてナス、トマト、ピーマンの苗を植えた。

いずれの苗も順調に生育し、今花盛りである。

『昔から『親の意見となすびの花は千にひとつの無駄がない』なんて言うからね、この分でゆくととても食べきれない量のナスが穫れるね。どうしようかな〜』

『パロパロさん難しいことわざ知ってるね。でもそれを昔から『獲らぬたぬきの皮算用』というんじゃないの』

『確かに・・・・(-"-;)』

2000年6月5日(月)

ヘビ横断注意
木曜日、金曜日と出張であったため、自転車での通勤は5日ぶり。
わずか5日見ない間に、サイクリングロード脇の夏草の丈がずいぶん伸びた。

その草むらから、ヘビが出てきて横断して行く・・・・

( ̄□ ̄;)・・・・危なく踏むところだった。

安心する間もなく、次のヘビがまたも横断中。自然豊かというか野趣あふれるというか。

ふと『ヘビ横断注意の看板』が必要と思った。



PS.でも『この先つづら折れカーブあり』と区別がつかないかな・・・・

2000年6月6日(火)

皮算用
親の意見となすびの花は千に一つの無駄がない・・・・
ということで食べきれないほどの収穫を期待していた茄子は・・・・最近あまり元気がないようである。

新芽だけは生き生きとしているが・・・・葉が黄色く変色・・・・
よく見るとアブラムシがいっぱい付いているではないか。

無農薬有機野菜を目指していたが、やはり農薬に頼らざるを得ないようだ・・・・

『千に一つの無駄がない』というのは間違いであるということがわかると共に、『獲らぬ狸の皮算用』ということが正しいということもわかった。

2000年6月7日(水)

お見合い
職場の同僚、本年40歳、独身。
来週月曜日見合いをするので、会社を休むと、臆面もなく言いまわっている。

『あいつも変ってるよな。自慢げに話すことではないと思うけど・・・・』
『そうそう、普通なら恥ずかしくて、人には話さないと思うけどね・・・・』

  ・・・・・・・・・・・・・・・・

『ナニ・・・・! 相手は12歳年下・・・・』


みんな急に寡黙になった。

2000年6月8日(木)

パソコンの使い道
職場のA先輩・・・・仕事でやむなくパソコンを使ってはいるが・・・・OA機器は苦手。
新聞の折込み広告を見ながら・・・・

『パソコンの普及率は30%って言うけど、実際買ったところで、使い道がないからね』

『そんなことありませんよ。とにかく買うことですよ。いざとなったら花瓶も置けますし、テーブルクロスなんかかけることもできます』


『もうとっくになってる・・・・(-"-;)』

2000年6月11日(日)

車検
自動車があと10日ほどで車検の満了日を迎える。ディーラーに電話をする。

『期間は午前中頂きますと、翌日の午後引き渡しとなります。代車は必要でしょうか?』
『有料なのでしょうか?』
『無料ですが、もしお使いにならない場合は一万円値引きさせていただきます』

『い・・・・一万円・・・・け・・・・けっこうです。這ってでも帰りますから。』

2000年6月12日(月)

同期会
今年も同期会をやった。
みんな出世して、副参事という肩書きがついた。
酔いにまかせて深夜の繁華街ねりあるく。

『しかしなんだね・・・・副参事になった人が5人も酔っ払って道の真ん中堂々と歩いて・・・・もし車にひかれたらどうなるだろうね』

『きっと大惨事になるんじゃないの』

2000年6月13日(火)

自信家
職場の先輩A氏

最近やっとmailと表計算ソフトのほんの一部の機能が使えるようになった。
あの年から、パソコンを始めるのはたいへんだとは思うが‥‥
よく使えるようになったとは思うが‥‥


『俺もExcel使いこなせるようになったし‥‥』


ちょっと自信過剰では‥‥キーボードを右手の人差し指一本打つうちは・・・・
その言葉は早いんじゃないかなぁ〜

2000年6月15日(木)

板チョコモナカ
エスキモーアイス板チョコモナカの懸賞に応募して、携帯ストラップが当たった。

『エスキモー板チョコモナカ・・・・パロパロさん面白いストラップ持ってるね』

『ああこれね!本当は液晶テレビもらうはずだったんだけど・・・・』

『( ̄□ ̄;)・・・・当てるつもりでいたんだ・・・・』

2000年6月16日(金)

迎車
出張の日の朝、どしゃ降りである。
タクシーの迎車をたのむため電話する。

『玉村町下新田のパロパロと申しますが6時半に一台お願いします。場所は・・・・』
『あの〜昨日会社に入ったばかりで・・・・よくわからないのですが・・・・』

・・・・( ̄□ ̄;)・・・・

言葉が続かなかった。

2000年6月18日(日)

自由人
OFF会で東京新宿まで行った。
終わったのは午前1時を回っていた。すでに終電車はなく・・・・始発電車まで待つしかないのである。

大都会は素晴らしい。路上でも何不自由なく生活ができる。
そして、それを実践している人の多いこと。

人は自尊心という不合理な荷物を捨てると、
そこには何者にも束縛されないという真の自由が・・・・
彼らこそ真の自由を求め、悟りを開いた真の自由人
自分もいつの日にか真の自由を見いだしたいものである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

単にホテル代を支払うのが惜しいだけで、もっともらしい理由が思いつくものである。

2000年6月19日(月)

VIAGRA
バイアグラのロゴマークの入ったボールペンをもらった。拡販のための試供品というのだろうか。
こういうレア物は、やはり人に見せなくては・・・・

『どうしたんですか?これ』

『オフ会で、もらったんですよ』

『パロパロさん、これ使うんですか』

『何をおっしゃいます、こんなもの使わなくとも、朝まで仁王立ち・・・・』

『・・・・( ̄□ ̄;)・・・・ボールペンのことですよ・・・・』

2000年6月20日(火)

つばめ好み
分析作業担当者の森善郎(仮名)君が辞めたため、新しい人を採用する必要がある。
この就職難の時代、ハローワークに求人票を出せば入れ食い状態・・・・といいたいところだが・・・・そんなに甘くはないようだ。

分析エンジニアのお姉さん、今日は書類選考とかいうことで、総務に打ち合わせに行ったようだ。


『どうでした』
『けっこう良いかもしれない』
『何歳くらいの人ですか』
『44歳ですって』


分析エンジニアのお姉さんは、つばめ好みではなかったようだ。

2000年6月21日(水)

爪の垢
同じ職場のA氏が、自分がかなり昔に手がけていた仕事を担当している

『パロパロさんこの仕事したことあります?』

『ああ、それだったら確か報告書にまとめた記憶があるけど‥‥これかな』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『どう参考になる?』

『とっても役立ちますよ。昔はパロパロさんもちゃんと仕事していたんですね。少しは昔の爪の垢煎じて飲んだ方がいいですよ』


ズキッ‥‥核心を突かれた

2000年6月23日(金)

招待状
後ろの席のA氏に台湾の取り引き先からFAXが届いた。
どうやら、招待状らしいがよくわからない。

『漢字ばっかり並んでいて、こんなのわかるわけないじゃん』

『どれどれ、ちょっと貸してみな、な〜んだもう一枚ついてるじゃない。どれどれ、あ〜ぁ、なるほどね、ふ〜んふん‥‥』

『わかるの?』

『わかった・・・・もう一枚のほうは、英語で書いてある』

2000年6月26日(月)

保守王国
選挙が終わった。
群馬県は保守王国。
何といっても、ここ20年ほどの間に3名もの首相を出したお国柄である。

こんな土地柄では、野党候補もたいへんである。


『群馬が変れば日本が変る』


こんなキャッチフレーズで闘った野党候補者がいた。
よく考えたキャッチフレーズである・・・・しかし・・・・やっぱり・・・・

『群馬が変らないので、日本も変らない』

のであった。

2000年6月27日(火)

玉子かけごはん
工場の食堂はクレジットカードで支払いするシステムだ。
カードリーダーに読み込ませるだけで支払い完了。だが間違って読み込ませると取り消しができない。


今日間違って買うつもりのない生玉子のカードリーダーに読ませてしまった。
たった20円だからいいやと思ったら、親切にも食堂のおばさんが20円ぶん食券で返してくれた。
20円の食券があったところで買えるものは生玉子だけ。使い道がない。


‥‥しかし‥‥


久しぶりに食べる夕食の玉子かけご飯はうまかった。

2000年6月28日(水)

栃の葉サブレー
取引先のメーカーさんから、職場へお土産をもらった。
たいへん恐縮ではあるが、礼を言ってありがたくいただいた。
宇都宮銘菓、栃の葉サブレー

さっそく職場の人に配る。


『栃の葉サブレー、あまり聞いたことないですね』

『何をおっしゃいます。銘菓『栃の葉サブレー』といえば、昭和の名力士と呼ばれた横綱栃錦が、『ああ、世に中にこんなうまい菓子があったのか』と絶賛した・・・・・・・・』

『ほんとですか?』

『・・・・・・・・という話はどこにもない』

palo@wind.ne.jp
Akiary v.0.51