閑有日記
閑有日記

小人閑居して不善をなす

パロパロ閑居して、日記をなす



2000年7月1日(土)

双肩
久しぶりに職場の同僚と酒を酌み交わす機会を得た。

『しかし・・・・自分が入社した頃、40代の人を見ると、この会社背負っている、この会社を動かしているように見たものだけど・・・・今その歳になって、自分を省みると、そんな自覚も意識もどこにもないね』

『でも、今の若い人はそんなことはないと思うよ。彼らにとって今の自分はこの双肩で会社を支えているというように見えると思うよ』

『それは・・・・大きな誤解だよ』

『(-"-;) ・・・・やっぱり・・・・』

2000年7月2日(日)

新聞勧誘
『お世話になります、新聞店です。』

おや‥‥新聞の料金の支払い‥‥昨日払ったばかりなのに・・・・何かの間違いでは‥‥

『ご主人様のところ何新聞取られてますか』

新聞店といいながら‥‥新聞の勧誘らしい。

『新聞店なら何新聞取ってるかわかるでしょう。』
『えーと何新聞でしたっけ』
『聖○新聞と○旗取ってます』


これで帰ると思ったが‥‥甘かった。インターホンを切ったらすぐさまコール

『ご主人様のところは学会の方ですか、であればもう一部‥‥』

○旗の方は耳に入らなかったらしい‥‥しかし‥‥聖○新聞まで勧誘の対象だったとは‥‥

2000年7月3日(月)

衣替え
既に梅雨も半ばを過ぎようとしている。
とうに衣替えの時期は過ぎたが
やっと冬用のスラックスから夏物に履き替えることを決意

しかし・・・・

昨年の夏とはかなり体型が変ってしまった。


『パロパロさん太りました・・・・?』
『スラックスが縮みました』

2000年7月4日(火)

脂肪届
肥満に悩むのは自分ばかりではない。
職場の若い衆も嘆いている。

『最近運動不足で・・・・太っちゃって・・・・ダイエットしなければ・・・・』

『あんまり脂肪ため込むと市役所に届けなければならなくなりますよ』

『エ!・・・・何の届ですか・・・・』

『脂肪届』

黙殺されると思いきや・・・・こんな古典的なおやじギャグに引っかかるとは思わなかった。

2000年7月5日(水)

自転車・・・・
マウンテンバイク(といえば聞こえはいいが・・・・)がとうとう壊れた。
前輪のベアリングが壊れて、車輪がぐらぐら、音がキーキー。
もう寿命である。

通勤途中、壊れた自転車が放置されているのを発見。
帰宅時にその自転車はまだあった。

好都合なことに、前輪がほとんど外れている。
しかも月のない闇夜・・・・これぞ天の助け・・・・


人目のないのを確認して、暗闇の中で手探りで・・・・

・・・・to be continue・・・・

2000年7月6日(木)

自転車・・・・2
前輪のベアリングが壊れ、車輪がぐらついてしまった粗大ゴミ同様のマウンテンバイク・・・・乗りつづけることはかなり危険が伴うようになってきた。

そんな折り、幸運にも自転車の前輪だけ入手できた。しかしマウンテンバイクの車輪ではない。ベアリングが壊れている車輪よりはマシだろうということで取り替える。


前輪が一回り小さい奇妙なオリジナルマウンテンバイクができあがった。


『この工場もけっこう自転車通勤している人はいるけど、これほどの自転車に乗っているのは、私くらいなもかな・・・・(^_^;)』
『そりゃそうでしょうね( ̄。 ̄) 』

2000年7月9日(日)

クロール
台風の直撃は免れたが、雨はけっこう降ったようだ。
家の前の休耕田が池のようになってしまった。
突然できた池なのにもかかわらず、もうカルガモが数羽泳いでいる。

休耕田の隅でカラスが水浴びをしていた。いやクロールで泳いでいる。

よく見るとクロ太郎(2000年3月3日閑有日記参照)であった。

2000年7月10日(月)

体調不良
職場のA氏、数日前から風邪を引いたとか、体調が優れないようす。
週末は出社したが、その前2日ほど休んでいる。

週が明けた今日も体調は今一つの様子。
確かに顔色も優れない、昼食もあまり進まないようだ。


『歳かな・・・・食欲がなくて・・・・少しは酒ひかえよう・・・・』


・・・・( ̄□ ̄;)・・・・言葉を失った

2000年7月11日(火)

ドラゴンフライ
今朝はずいぶんトンボが飛んでいた。赤トンボではない、シオカラトンボと呼ばれる種類である。

『どうして、シオカラトンボっていうでしょうね』
『昔は食べていたんじゃないの?』
『まさか?』
『でも西洋のほうではフライにしてとか』
『ほんと?』
『ドラゴンフライっていうでしょ』

『( ̄□ ̄;)・・・・真剣に聞いてしまった』

2000年7月12日(水)

旅の空から
今日はなんと山口県徳山市まで来ています。旅先での日記となりました。こんなところで日記がつけられるなんて感激だったりするのです。

・・・・閑話休題・・・・

出張の朝、昨夜のうちにすべて用意していたはずであるが、抜けはあるものだ。

新幹線に乗ってしばらくして、自分がネクタイをしていないことに気づく。

キヨスクでネクタイ売ってるだろうか。

『ネクタイありますか』

『白と黒のネクタイならあります』

これでも・・・・締めてないよりはいいだろうか・・・・

2000年7月13日(木)

山口県と言えば・・・・
山口県といえば・・・・下関のフグというの自然ななりゆきではあるが・・・・


『山口県まで来たのだから、やっぱりここはフグをいただかなければ・・・・』

『フグって今の時期の大丈夫なの?』

『フグの毒は年中あるんじゃないの、季節に関係ないですよ』

『毒とかそんな問題以前に・・・・この暑い時期に鍋物は・・・・』

『・・・・間違いなく想い出に残ると思うよ』

2000年7月14日(金)

紅葉まんじゅう
職場に土産を買っていこうと思ったが、そんな時間も取れず新幹線に乗る。
広島駅でのぞみ号に乗り替えるための時間が少しあったので、キヨスクで紅葉まんじゅうを買う。

『パロパロさん、ごちそうさまです。広島へ行かれたのですか?』

『山口県です。おみやげどうでした、山口名物、安徳天皇入水蒔絵煎餅』

『なんですかそれ・・・・おみやげは紅葉まんじゅうでしたよ?』

『エ!やっぱりそうなんですか・・・・平家の怨念で中身が変わることがあると聞きましたが・・・・げに恐ろしきは・・・・』

『・・・・・・( ̄▽ ̄;)・・・・・・』

2000年7月16日(日)

攻略本
TVゲームソフト、昨年発売されたファイナルファンタジー8を今ごろになってやっている。しかもかなり夢中である。面白い。学生が夢中になるのも無理はない。


しかしここに来て行き詰まった。まだCD2枚目に突入したばかりである。

このままでは消化不良である。そこで、攻略本を買ってなぞ解きすることを思い立つ・・・・

中古ゲームソフト屋に攻略本の古本を買いに行く。

なんと分厚い450ページにものぼる、オールカラーの本。立ち読みはできないので、買うしかない。


買ってきたものの・・・・見方が良くわからない・・・・

攻略本の攻略本が必要になってきた。

2000年7月17日(月)

茫然自失
自分の使っているパソコンの調子が悪く、パソコン本体として使えるのだが、ネットワークとしての機能が完全に失われてしまった。

パソコンの管理部署に相談。
『もってきてもらえれば、調べてみますが・・・・』

『今日午後から出張ですので、出張から帰ってきた時には直ってますよね』

今朝出社して、確かめる。

『直りましたか?』
『・・・・あのぉ〜大切なデータは入ってましたか?』
『え!』
『いや〜・・・・Cドライブに直接つながっている、ディレクトリが×○△□・・・』

・・・・( ̄□ ̄;)・・・・茫然自失

バックアップはこまめにとっておくべきであった。

2000年7月18日(火)

不自由
パソコンの管理部署に電話をかける。

『パロパロですが、パソコンはいつ頃直るでしょうか?』
『マザーボード交換しなければなりませんので・・・・納入され次第すぐ・・・・』

そんなわけで、しばらく机上から、パソコンが消えることとなったが、かなり不自由している。メールが見られない、予定表がない。

『パロパロさん、パソコンがなくて不自由でしょう?』

『ええ、何が不自由って・・・・ゲームができなくなって・・・・』

2000年7月19日(水)

さっぱり
机上からパソコンが消えてはや一週間。


『パロパロさん、パソコンがなくなったら、机の上がさっぱりしましたね。』

『おかげで、仕事もさっぱりです。』

『パソコンあった時とかわらないじゃないですか』

図星であった。

2000年7月20日(木)

敵は本能寺にあり
とうとうパロパロホームページも終焉の時を迎えた。

同じ職場のA氏、彼は最近ネットを始めたらしいが、自分がホームページを持っているということを嗅ぎ付けたようだ。彼に知られると、この工場内に知らないものがいないくらいに知れ渡るというスピーカー。
そしていずれ、お局様へ。
思わぬところに落とし穴が、まったく予期しないところに敵が・・・・

天網恢恢疎而不失
天知る地知る人ぞ知る。

悪いことはできないものである。

嗚呼、我が運命は風前のともしび。

お知らせ
そんなわけで、ホームページを引っ越します。ブックマークをこの日記につけている可能性は薄いと思いますので、ホームページのURLをちょっと変更します。今までにかわらぬご愛顧をお願いします。

2000年7月21日(金)

Y2K後遺症
昨年暮れ

世の中はミレニアムとY2Kという言葉が氾濫していた。

ミレニアムはともかく、Y2Kについては多少準備した。
といっても風呂に水を張っておいたことくらいか。

あれから半年過ぎた・・・・

もうすでにそんなことは人々の記憶からも、自分の記憶からも忘れ去られようとしていた。

ところが・・・・

なんと台所の隅に人々の記憶から、そして自分の記憶から忘れ去られた、既に賞味期限の切れたインスタントラーメン。


こんなところにY2Kの後遺症があった。

2000年7月23日(日)

10000hitに寄せて
今日はちょっとマジな日記です。『笑い』のテーマから外れますがあしからず。

一昨日、ホームページのカウンターが10000を数えた。
ホームページを持つものとして、一里塚であり、名誉なことである。ここまでホームページを維持してきたのだという努力の証でもある。そして、その数値は自分がホームページを開設した時からの目標であったような気もする。

昨年の5月連休に、ホームページを持ってみようかな・・・・これといって人に話せるような哲学も思想もなかった、なんとなく始めたホームページ。
開設当時、数千hitのホームページを持つ人は、かなりのホームページ上級者で、一万を超えているホームページはを持つ人は神様のようにも思えた。
今自分のホームページが一万を超えるようなhit数になった。しかし何かが違う・・・・
それは、開設当時思い抱いていた一万超のホームページとはほど遠い。

10000hitを迎えてわかったこと、それは・・・・hit数が気になるうちは、神様でも上級者でもないのだろうということと、自分はいつまでたっても神様にはなれないだろうということである。

2000年7月24日(月)

モル
作業環境測定の有資格者が必要となってきた。

職場の同僚A氏、衛生管理者の資格を持っているので、白羽の矢が当てられる(衛生管理者は、労働衛生・法規関係の受験科目が免除されるので、他の人に比べれば負担は少ないのだが・・・・)

しかしながら、分析・化学関係の知識はまったくない彼・・・・とりあえず講習に行ってきたようだが・・・・

『もーまいっちゃったよ。まったくわからないね。molって何?』

『先日の大雨の時体験しなかった?』

2000年7月25日(火)

替え玉受験
作業環境測定受験の社命(?)が下ったA氏。

しかしながら、分析・化学関係の知識はまったくない彼にとっては、予想される結果は絶望的と言わざるを得ない。

『パロパロさん、化学やってたんだから代わりに受験してよ』

『別に構わないけど、試験官に『あなた写真写り悪いね、実物の方がずっと男前じゃない』って言われると困るから・・・・』

『・・・・・・・・・・・・』

・・・・( ̄ー ̄)・・・・勝った・・・・

2000年7月26日(水)

ヘモグロビン
工場には年4回ほど献血車が来る。従業員4000名あまりの工場、献血協力者も多い。

自分の職場の女の子も献血に協力しよとしたが、血液の比重不足でアウトであった。女性にはそういう人はけっこう多い。


『ねえパロパロさん。ヘモグロビンって何?献血の検査の時言われたんだけれど‥‥』

『ウ〜ン、なんて説明したらいいかな‥‥、そうそうビールが入っているからビールビンっていうんですよ』


すでに話しは聞いていなかった。

2000年7月27日(木)

献血
自慢するわけではないが、自分は献血回数100回を超える献血協力者
協力者というよりは献血マニアである。
実は・・・・群馬県の日本赤十字では、成分献血をすると図書券がもらえる。


『パロパロさんもずいぶん献血してるんですね』

『血液は売ることはできないけど、図書券はけっこうおいしい』

『十分売ってることになると思うけど・・・・』

・・・・動機は何であれ、献血という貴い行為には変わりない・・・・
・・・・と思っているのは自分だけだったりする・・・・(-"-;)

2000年7月28日(金)

講演会
労働基準監督所のお偉いさんがやってきた。強制的に講演会を聴講させられる。

なんと念の入ったことに出席のカードと感想まで書くようになっているではないか・・・・

『何てかこう?』
『・・・・目からうろこが落ちたような気がしました・・・・んてのはどうかね』
『じゃ・・・・よく見るとコンタクトレンズでした・・・・というのを付け加える?』

こんな事を言っているようでは・・・・身に入るわけもない。

2000年7月30日(日)

21世紀の食卓
今日はちょっと雰囲気をかえてみました。たまにはこういうタッチもいいかと思います。

OFF会に行った。
沖縄に行ってきた人がいて、沖縄の話題となったが・・・・
『沖縄ってセミを食べるんですよね』
『ホント?』
『おいしいらしいすよ』
『食いたくねー』
『昆虫ってエビやカニと同じようなものだから、けっこういけるのかも』

本当なのだろうか?イナゴやザザムシ、蜂の子と同じという感じもするが・・・・

確かに昆虫を食するというのはかなり違和感がある。違和感というよりは、悪食、げてもの食いである。しかし昆虫は、タンパク質、脂質などは良質のものを含んでおり、健康食品になりうる素地は整っているそうだ。

今から25年以上も前のことになるだろうか。200海里問題ということがあった。漁獲の多くを遠洋漁業に頼る日本にとってはたいへんな問題であった。そこで今まで食材として扱われなかった、深海魚を食べようという研究が進んだ。あのグロテスクな魚を食用にというのであるから、たいへんなことである。しかしその研究は実を結び、我々の食卓に上っている。
冷凍食品の白身魚のフライとか、ケンタッキーフライドチキンなどで売っている、フィレオフィッシュなどがそうだとか。


昆虫も同じこと。25年後、食卓にカブトムシがのぼるという可能性は否定できない。

2000年7月31日(月)

ヘンシン
右手の人差し指一本でパソコンを操る職場の先輩A氏
最近メーラーが変わったので、使い方に戸惑っているようだ。

『パロパロ、返信できなくなったけど、どうしたらいい?』

『変身できなくなった?それは大変ですね。それじゃそんなところに座っててもだめですよ。まず立ち上がって、両腕を上に高く上げて、その腕を右回りに回して、横にきたら腕を曲げて『ヘンシ−ン』といってジャンプする・・・・』

『・・・・( ̄□ ̄;)・・・・』

palo@wind.ne.jp
Akiary v.0.51