ゆれいざん
 由 霊 山

さんかくじ 
三 角 寺
 
「山門」
  鐘楼をかねた門で、お参りの人は鐘を撞き清浄な身になります。帰りは出がねといって撞きません。
 
 「三角の池」弘法大師が築かれた三角の壇の遺跡で、「三角寺」の寺号もこれに由来します。
「本堂」
 長い石段を上り終え、鐘を撞いて山門をくぐると、三角寺山の緑に抱かれた境内が広がる。
 天平年間、聖武天皇の勅願により山の中腹に行基が開創、815年(弘仁6)、弘法大師が本尊十一面観音と不動明王像を刻んだという。
 大師は三角の護摩壇を築き、21日間降伏護摩の秘法を修したと伝え、境内の三角の池はその壇跡とされる。嵯峨天皇の帰依あつく、寺領300町歩と七堂伽藍を賜わり栄えたが、天正の兵火で焼失した。
 境内からの眺望もよく、山桜・紅葉が美しい。俳人・小林一茶も訪れた。
 (「週刊 古寺をゆく」)
「本堂」
 掃除の五徳
1.自身清浄 2.他身清浄 3.諸天歓喜 4.端正の業を植う。 5.命終して天に生ず。
「むかし逝多林(せいたりん)に仏在(いま)せしとき、衆生に浄業を植えしめようとして、仏自ら箒を取り洒掃(しゃそう)し、五つの徳をお説きになった」とあって、寺内の人の心得にしているらしい。

 「大師堂
 「大師堂
 奥之院を望む。
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