りゅううんざん
 瀧 雲 山

たいさんじ
  太 山 寺
 
 「仁王門」
 第51番「石手寺」から第52番「太山寺」への道のりは、道後温泉街から中心市街地を抜けていく12Kmほどの距離ですが、日曜日の16時を過ぎて道路が混んできました。第53番「円明寺」まで打ち抜けるか心配になってきました。第53番を残せば、次回も松山市内からはじめる為、時間のロスが出来ます。ドライバーさんにお願いして、第52番「太山寺」と第53番「円明寺」は17時の納経所が閉まる前に納経を済ませることにしました。
 第52番「太山寺」は山の中腹にあり、納経所から本堂までは400mくらい急坂を登って行き、石段を登ると楼門があります。
 境内の正面に大きな本堂、左手の石段を上がると大師堂があります。本堂は国宝、ご本尊(十一面観世音菩薩)は国の重文という由緒あるお寺です。時間に追われ、ここでの読経が一番粗相なものでした。境内に居合わせた家族づれの巡礼の方に写真を取ってもらい、参道を戻る途中でドライバーさんに会いました。17時少し前でした。
 「本堂」
 一の門から仁王門(重文)、三の門と長い参道を経てようやく境内へ。鎌倉時代に建てられた堂々たる風格の本堂(国宝)が建つ。
 6世紀後半、用明天皇のころ、豊後国(大分県)の真野長者が沖で難破、十一面観音に救われたため、この地に一寺を建立したのが始まりという。のちに聖武天皇の勅願で、行基が十一面観音を刻み本尊とした。
 後冷泉、後三条など歴代天皇勅納の7体の十一面観音立像(秘仏)も、本堂に安置されている。(すべて重文)境内には種田山頭火の「もりもりもりあがる雲にあゆむ」の句碑が立つ。
(「週刊 古寺をゆく」)
 「大師堂」
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