ふじいさん
 藤井山

いわもとじ
  岩 本

 
 第37番岩本寺へは、土佐市宇佐と須崎市浦の内を結ぶ横浪黒潮ライン(横浪3里といわれ、横浪半島を横断する爽快なドライブコースです)を走ります。四万十川上流、窪川町にある岩本寺の本堂天上絵は、本堂が新築された時に全国から公募されたものです。四万十川は、高岡郡不入山を源とし、山間を蛇行しながら南へ向って流れていきますが、ここ窪川町で北に流れを大きく変えて流れていき、西土佐村でまた南に向って大きく流れを変えて中村市で土佐湾に流れる込む清流です。
 サービスエリアに立つ銅像
 横浪半島を横断する全長18キロの黒潮横浪ラインは、海岸線をくねくね走る観光道路です。
 「山門」
 
 「本堂」
 当寺には5体の本尊をまつる。始まりは8世紀前半、聖武天皇の勅命によって行基が建てた7つの寺。のちに弘法大師が、中心となる福円満寺で星供の秘法を修め、藤井寺と改称して札所とした。大師は、
さらに5寺を建立、あわせて仁井田十二福寺とよばれた。
 その後廃寺となるが、中世に再興され、岩本寺と改称。返遷を繰りかえした当寺には、弘法大師伝説も数多くのこる。
 本堂の格天井は、全国から公募した600枚近い絵で飾られている。
(「週刊古寺をゆく」)

 公募で集まった、個性ある天井絵。
 「大師堂」
ページトップへ トップ アイコン
トップページへ
四国へんろトップ へ  38金剛福寺へ