りようじゆざん
霊 鷲 山
かくりんじ
鶴 林 寺
 那珂川に沿つて狭い道路が続きます。
 創建は延暦年間。弘法大師が夢告をうけて訪れると、雌雄の鶴が羽を広げて小さな地蔵菩薩を守つていた。大師は地蔵菩薩を刻み、その胎内に小さい地蔵を納めて本尊とした。山号は山の姿が釈迦の修行地霊鷲山に似ていることによる。皇室や武将たちの帰依があつく隆盛した。本尊木地地蔵菩薩立像は重文。(週刊古寺をゆく)
 山門 
 寺への登り口から標高570Mの鶴林寺山頂までの表参道は、4.3キロあり急傾斜のつづく遍路道の難所として知られていますが、近年山頂までの5キロのドライブウエイが開通し、山門まで10分ほどで行けるようになりました。(ガイド談)
 静かな山上にある霊気漂うこの寺は、まさに四国霊場を実感できます。
 「お鶴」「お鶴さん」と呼ばれる鶴林寺。運慶作と伝えられる仁王像のある山門。
 仁王像の山門に「お鶴」「お鶴さん」がいました。丸木彫りで金剛力士像の前にあります。
 本堂
 本堂
 ここの地蔵菩薩は霊験あらたか。その昔、猟師の伊三太は山で猪を射とめたが、猪はそのまま鶴林寺へ入つてしまつた。そこで寺を調べてみると胸に矢がつきささつている。伊三太は殺生の罪を反省し出家した、という伝説から「矢負いの地蔵」。小松島沖で暴風雨に遭って沈没寸前前の船を助けたことから「波切り地蔵」といわれています。(太陽)
 大師堂
 三重の塔
 遍路道標
 境内にある老木の葉の裏に釘で文字を書いて見てください。文字が、はつきりと読め消えません。昔はこの葉に、住所、氏名を書いて納札にしたそうです。(ガイド談)
 「大師」の文字はイメージです。本物は濃い緑色の文字です。
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