しょうかくざん
正 覚 山
ほうりんじ
法 輪 寺
 山門
 第9番 法輪寺のご本尊は涅槃釈迦如来です。
このお寺は、田んぼの中に見える、こんもりと繁る木々があるところにあります。どこからでも行けそうですが、大道が道路工事中の為、迂回しながら細い道をすすみます。山門の前には茶店がありましたが、スタンプラリーの如く急いで廻る私にはお茶の1杯を飲む余裕もなく本堂に向かいました。
 山門を入ると左手に水屋、右手に納経所があります。
 正面に左が本堂、右が大師堂になります。
 本堂
 歴史をたどってみると永禄12年(1569)長曽我部元親は土佐一国を平定し、やがて四国を平定して京に上る意志をもち、まず攻めたのが阿波であった。天正3年(1575)に大西城が落ち、そして拠点であった勝瑞が落城したのは7年後。この戦乱で寺々は兵火にあい、そのほとんどが焼失した。法輪寺もこ時堂宇を焼失したが、そのころは山麓の法池ケ渓にあって、白蛇山法淋寺と称し、広壮な寺域を有していたが、正保年間に山号を正覚山法輪寺に改め現在地に再建された。その後、安政6年に火災にあい、現存の建物は明治以降の建立といわれる。
 ご本尊は弘法大師が刻まれた釈迦如来涅槃像。顔は西に向け、右脇を下にして涅槃に入られ、周囲には悲嘆にくれる大衆の姿が刻まれている。 満願寺教化部 「四国へんろ」 
 大師堂
    
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