にっしょうざん
日 照 山
ごくらくじ
極 楽 寺
 中国式の竜宮城的な極楽寺の門。
 第2番極楽寺のご本尊は、阿弥陀如来です。門をくぐって右手に折れて境内を進むと、巨大な杉の木があります。そのまま左に
行くと石段があり、登り上げると本堂・大師堂があります。
 本堂
 本堂は天正年間に長曽我部元親(ちょうそかべもとちか)の兵火で焼失し、万治2年(1659)の再建。本尊の阿弥陀如来は、1.4メートルの坐像(鎌倉時代作)で重要文化財になっている。寺伝によれば、弘法大師が巡錫し、21日間にわたり阿弥陀経を読誦して修法され、その結願の日に阿弥陀如来が出現したのでご本尊として刻んだという。ところが後にご本尊の後光が鳴門の長原沖まで達し、漁業に支障をあたえたので、漁民たちはこの光をさえぎろうと本堂の前に小山を築いた。それからは大漁があり、日照山の山号もそれにちなんでつけられた。 満願寺教化部 「四国へんろ」
 
 大師堂
 本堂から大師堂を望む。
 仏足石は仏陀の足うらの形を石の上に彫りつけたもの。インド初期仏教では仏像を作ることを畏れおおくて、法輪・菩提樹・塔・高座などをもって仏がそこにある標幟として用い、のち仏を拝むと同じく礼拝の対象とされた。千輻輪宝・金剛杵・双魚紋などの図があり、わが国では薬師寺のものが最も古い。
(誠信書房 新・仏教辞典)
 弘法大師お手植えの長命杉にお願いすると長命がかなうといわれています。
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