2003年6月15日(日)

マバンダは田舎である、
国境の村にしては活気がない。

マバンダの村のイミグレーションで出国を済ませ、
この村に2台しかない車の1台使って16キロ離れた国境へ、
そこから歩いて30分、タンザニアのイミグレーション。

景色いいよ、コンゴも見れたし。
小さい山脈があって一面キレイな緑、
誰もいないから風の音しか聞こえない。

タンザニアのイミグレは感じ悪かった。
1週間に1人通ればラッキーなくらいの国境なんだから、
たまに人が通った時くらい、
親切に道を通せばいいのに。

そこからバナナ畑を歩いて30分、
マニョブっていう村へ。

メシ食ってたらキゴマに行くっていうバスが来たので、
乗せてもらう。

3時間でキゴマ。

まさかバスがあるとは思わなかった、
ラッキーだ。

6月18日(水)

タンガニーカ湖はイワシに似た魚がいる、
身がしまってて美味い。

スワヒリ語でワリ(ご飯)サマキ(魚)で、
700タンザニアシリング約70円。

米もコシヒカリ級にウマイ。
ブルンジの南からこのうまい米に変わった。

6月22日(日)

あっという間に1週間が過ぎてしまった。

キゴマは治安もいいし、
気の合うタンザニア人にもあった。

電車に乗ってダル・エス・サラームに向かう、
順調に行けば2日半で行けるはず。

電車に乗り込むと、
早速俺の荷物を持って行こうとしたやつが2人、
キンタマ蹴って追い払う。

電車は順調に走って、景色もいいし、
途中で止まる村の売り子達を眺めてるのも楽しい。

夜中止まった村で、売り子から魚を買おうと
コンパートメントの外に1分位出て戻ってきたら、
カメラがなかった。
30センチの窓から入ってきて、
カメラの入ってたバックを持ってったんだろう。

あまりの早業に感心してしまった。

カメラはいいけど、
中に入ってたフィルムがなくなったのは痛い。

その後すぐ筋肉ムキムキの強盗が部屋の前に立ちはだかる、
車両警備員のおやじが追い払ってくれた。

すげー恐かった。

まったくどうなってるんだこの国は。

6月23日(月)

おもしろい、こんな楽しい電車もなかなかないな。

キゴマを昨日出てから最初はバナナを売ってる村、
次に止まったのはサトウキビ、
次の駅はイモ、塩、魚、イス、ニワトリ、
カボチャ、はちみつ、しゃもじ、クシ、
民芸品、屋台、カゴ、白い梅味の木の実、
首都トドマがブドウと仕込みナイフ。

電車しか交通手段がない村には、
貴重な現金収入なんだろう。
村々で趣向を凝らした品々が見れる。

売り子も必死だ。

塩は近くを流れる塩の川から取ってきたやつらしい、
すごくうまくて2Kも買ってしまった。

世界でも珍しいらしい。

6月24日(火)

朝起きて外を見たら、
オクラを売ってる村に止まってた。

オクラってアフリカが原産なんだよな。

13時にダル・エス・サラームに着いた、
みんなダルエスが首都だと思ってるけど、
一応ドドマが首都なんだよ、
でも、各国の大使館とかはまだダルエスにある。

2泊3日43時間の電車の旅。

カメラ盗られちゃったけど、
この電車は本当に面白かった。

6月25日(水)

あまり治安のよさそうな町じゃない、
都会だけはあって普通の人はあまり話し掛けてこない。

外国人も意外と多い。

バカは多いな、
俺を騙そうとする奴等はいっぱいいる。

ティンガティンガ村っていう所があって、
ダラダラに乗って行ってみた。
絵を売ってるんだけど、
かわいいし、安いし名前も入れることができるので、
おみやげ用にまとめて買う。

6月26日(木)

朝6時まで寝れなかった。

ビールを中途半端に飲んだことと、
このジメっとした暑さのせいかも。

道端で10シリング、約1円でコーヒーが飲める、
本場のキリマンジャロコーヒーである。

意外と美味い、1円の価値は十分にある。

アザーンがうるせーんだよ、
宿の目の前にスピーカーがある。

6月27日(金)

雨季は終わったはずなんだけど、
毎日雲がバッチリ空を覆ってる。

日本の梅雨みたいな湿気のある暑さで、
いまいち体がシャキっとしない。

6月30日(月)

ルワンダとかブルンジとかこの辺もそうなんだけど、
マラリアがある。

潜伏期間が2週間から1ヶ月で、
ちょうどルワンダをでてから2週間くらいになる。

あまり動き回らずに、宿の周りで用をたす。

マラリアは恐い、
毎日ビクビクしてる。
マラリア用の薬は持ってるけど、
出来ることなら使いたくはないな。

7月1日(火)

タンザニア人であまりいい人には会ってないな、
インド系タンザニア人は結構いいやつが多い。

インド移民が多いせいか、
レストランにはマサラとかタンドリーっぽいチキンとかある。

ちょっとヒンディー語を使ってやると喜ぶ。

7月4日(金)

宿のおばちゃんとけんかする。

最初3000シリングって言ってたのに、
後から5000シリングって言ってきた。

宿のおばちゃんはインド系だ、
タンザニアにきてもインドみたいなことをしやがる。

タンザン鉄道用の駅にいって電車に乗り込む。
学生証を持ってると割引が効いて、
約25ドルでファーストクラスのコンパートメントに乗れる。
2泊3日ザンビアまで25ドルは安い。

中国がこの駅を作ったんだけど、
意味もなく大きい。
電車も中国から貰ったらしい、
車両の中もなんだか懐かしい。

16時に電車が来て、少し走ってセル国立公園に入った。

キリンがいた。

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