2003年5月10日(土)

9時にエチオピア側の国境を通る、
1分歩いてケニア側のイミグレに着く。

そこから3時間待たされて、
昼過ぎにやっと全部処理が終わった。

ここから途中の町までバスがなくてヒッチになる。

昼を過ぎると次の町まで遠いから、
車がなくなってしまう。
ってことで今度はケニア側で1泊することになった。

人は全然いないんだけど、
結構大きなマーケットがあったのでブラブラして、
この辺のムスリムの人がはいてる
ロンジーみたいな筒型のスカートを買った。

そこでソマリア本土から流れてきた救援物資を
横流ししたであろうズボンも買った、
200ケニアシリング、約3ドル。

日本では1万円位するやつである。

ソマリア人がいたので色々話を聞いてみた、
今のソマリアは無政府状態が続いてて大変らしい。
ケニアはいいねーって言ってた、
あまり自分の国に帰りたくないみたい。

「俺日本人だけどVISA取れる?」って聞いたら、
国として機能してないんだから、
VISAなんていらないよってかなしい顔をして言ってた。

5月11日(日)

今日はナイロビ方面に向かうトラックが2台しかなくて、
ヒッチできなかった。

もう1泊することにして、
ケニア側にはコーヒーがないので、
イミグレーションの人に頼んで、
エチオピア側に行かせてもらった。

こういう所がアバウトなのはいいな。

5月12日(月)

7時頃外に出たらトラックが数台止まってた。
すかさず値段の交渉をして、
1500シリングでナイロビまで乗せてくれることになった。

9時にトラックのパーミットが出て、
ヤギ100匹と荷台に6人人間を乗せてモヤレを出た。

かなりひどい道を10時間くらい走ってマルサビット、
そこから4時間くらい走って、
23時時頃にすっごく小さい町についた。

そこの村のコンクリートの上でそのまま寝た、
星がキレイだった。

5月13日(火)

4時に起こされる。
起きてから1分くらいでトラックが出発した。

運転手がムスリムなので朝日が昇る頃お祈りして、
ひたすら走ること6時間、イシオロについた。

銀行があったので両替しに行ったら、
すげーケニアシリングが悪くなってた。

1ドルにつき10シリングも違う、
10シリングでチャイが1杯飲める。

そこから8時間で大雨の中ナイロビへ。
バス停の近くに降ろされたんだけど、
ゴミとドロと水でメチャメチャ汚い。
雰囲気も悪くて、
ナイロビの第一印象とても悪い。

そこからタクシーに乗って宿へ。

ほんと疲れてて、喋るのも嫌だった。

5月14日(水)

夜はもちろん歩いてはいけない、
昼間でも路地裏とかには行ってはいけない、
手ぶらで歩かなければいけない、
土日はあまり外に出ない方がいい、
道1本でだいぶ治安も変わる。

こういう説明を宿の人か最初に受けた。

今泊まってる宿はビルの9階にあるんだけど、
ビルの下に2人の警備員、
宿の入り口にマサイ村からそのまま連れてきた
マサイ人が門番してる。

5月15日(木)

スーパーへ豚肉を買いに行く。

帰りにお土産屋によって、
シマウマの財布を買う。

ちょっと外を歩くだけでも、
すごい気を使うから疲れる。

目がいちゃってる奴とかもいるし、
人も多くてごちゃごちゃしてるし。

早歩きでサーっと、
宿まで帰ってくる。

5月16日(金)

少しずつあの移動の疲れがとれてきた気がする。

今、ナイロビ全体が断水している。

俺がナイロビに着く前も、
5日も断水していたらしい。
この断水もニュースでは、
10日かかるっていっていた。

ケニアの一部では雨季による大雨で、
日本から10万ドルと1500万円の援助を受けてるのに、
ナイロビでは断水ですよ。

5月19日(月)

ルワンダビザを取りに行った。

白紙を渡されて、
アプリケーションを自分で書けっていわれる。

かなり感じの悪いババアだった。

40ドルはらって、
16時に来いって言うから行ったら、
明日の10時に来いって言われる。

なんだそれ。
おまえが16時に来いって言ったんじゃないか。

5月20日(火)

パスポートを取りに行った。

マウンテンゴリラホログラム付きビザだった、
さすがマウンテンゴリラ生息のルワンダだ。

マサイマーケットが毎週火曜日にあるので行ってみる。

ちょっとした公園に、
マサイ人とかがお土産を売っていた。

ピアスとかかわいいけど、
マサイ人は耳たぶに5センチぐらい穴があいているから、
普通の人には付けれない代物だ。

マサイビーズの腕時計バンドを買う。

人ごみはあんまりいきたくなかったけど、
観光客も来てるし、
丘にごっつい銃をもってるアーミーが数人いるから安心だ。

5月21日(水)

宿が9階だから町が見下ろせる。

目の前の通りの奥がいわゆるダウンタウンで、
夜になるとパンパンと乾いた音がたまにする。

そうすると、パーっと人が逃げていく。

危ないな。

もう、ナイロビは嫌だ。
本当に疲れる。

みんな英語はペラペラだし、
人は親切で陽気なんだけどね。

5月22日(木)

キスムに行こうと思ってたんだけど、
テレビを見たら胸のあたりまで水没していたので、
一気にウガンダに行くことにした。

21時にダウンタウンからバスがでる。

宿から歩いて5分ぐらいなんだけど、
みんながタクシーで行けって言うので、
タクシーでいく。

バス乗り場は、
ほんとしゃれにならないくらい、
感じの悪い所だった。

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