| 所在地 | 高崎市上並榎町 |
| 築城年 | ？ |
| 築城者 | ？ |
並榎砦（なみえのとりで）は信越本線が烏川を渡る鉄橋の東側のたもとにある。和田城の出城で、並榎将監という武士が城主だったらしいが、それ以外はわかっていない。
信越本線はこの砦の中央を走っているが、この線路の南側は今なお堀跡が明確に残されている。北側は住宅地になっていて跡をたどるのは困難。それに道路は狭く複雑に入り組んでいる。この点、同時代の倉賀野城、大類城、下之城も同様である。複雑なのは攻撃された場合、敵の進攻を少しでも防ぐためか。
この写真を撮影した日。
年配の方が散歩していたので、ここは戦国時代の砦跡でしたね、と話しかけたら知らないと言われた。
歴史に興味がないのか。せめて標柱でも立っていればいいのにね。ちなみに、寺尾の茶臼山城には町内会による案内板が立っています。
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本丸（左）と二の丸（右）の間の堀跡 |
左の写真の奥の方から撮影。本丸（右）、二の丸（左） |
縄張（クリックで拡大） 群馬県古城塁址の研究（山崎一）より |