フォーム( 入力ボックス編 )

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【入力ボックス】

  ボタン Step 7 で説明したボタン以外に、文字や数値などを入力できるフォーム
 があるので、ここではそれらについて説明します。

1. 文字入力ボックス( 1行 )

  文字入力ボックスを作成するタグは、
  <FORM>
    <INPUT TYPE="input" SIZE="30" MAXLENGTH="15" VALUE="INPUT BOX">
  </FORM>
 とします。NAME オプションは入力欄の名前、SIZE オプションは入力ボックスの
 表示幅、MAXLENGTH オプションは入力できる最大文字数、VALUE オプションは入
 力欄に前もって表示するテキストです。


2. 文字入力ボックス( 複数行 )

  複数行の文字入力ボックスを作成するには、
  <FORM>
    <TEXTAREA NAME="input" ROWS="3" COLS="$">INPUT BOX( 複数行 )
    </TEXTAREA>
  </FORM>
 とします。NAME オプションは入力欄の名前、ROWS オプションは縦幅を表す行数、
 COLS は横幅を表す半角文字数を設定します。


3. パスワード入力ボックス

  パスワード入力ボックスを作成するタグは、
  <FORM>
    <INPUT TYPE="PASSWORD" NAME="Pass" SIZE="8" MAXLENGTH="8">
  </FORM>
 とします。TYPE オプションはパスワード入力欄に設定するためのものです、SIZE
 オプションは入力ボックスの表示幅、MAXLENGTH オプションは入力できる最大文字
 数です。

 以上のフォームを利用してプログラムを作成してみよう!
1. 文字入力ボックス( 1行 )

  文字入力ボックスと JavaScript を使用して、簡単な商品注文の見積もりのプロ
 グラムを作成します。
  <SCRIPT TYPE="text/JavaScript">
  <--
  function Cali()    // (1)
  {
    var sum = 0;
    sum = 100 * document.mitsu.v1.value +
          50  * document.mitsu.v2.value +
          200 * document.mitsu.v3.value;  // (2)
    alert( "合計=" + sum + "円です。" );
  }
  //-->
  </SCRIPT>

  <FORM NAME="mitsu">   // (3)
    鉛筆   1ヶ 100円<BR>
    <INPUT NAME="v1" SIZE="6" MAXLENGTH="3">ヶ<BR>
    消しゴム 1ヶ 50円<BR>
    <INPUT NAME="v2" SIZE="6" MAXLENGTH="3">ヶ<BR>
    定規   1ヶ 200円<BR>
    <INPUT NAME="v3" SIZE="6" MAXLENGTH="3">ヶ<BR><BR>
    <INPUT TYPE="BUTTON" VALUE="見積もり" onClick="Cali();"> //(4)
    <INPUT TYPE="RESET" VALUE="Clear">  //(5)
  </FORM>

【解説】

 (1) 合計金額を算出する関数。
 (2) "mitsu" という名のフォーム内にある "v1" という名のテキストボックスの
     value という意味。
 (3) フォームの設定。
 (4) 見積もりボタンを押すと、Cali() を呼び出す。
 (5) フォームの入力内容をリセット。
【実行してみよう】

  見積もりをします。
鉛筆   1ヶ 100円

消しゴム 1ヶ 50円

定規   1ヶ 200円



2. 文字入力ボックス( 複数行 )

  複数行の入力ボックスへ文字を出力するプログラムを作成します。
  <SCRIPT TYPE="text/JavaScript">
  <--
  function MsgDisplay()    // (1)
  {
    document.fuku.msg.value = "こんにちは\n私は山田太郎です。";
  }
  //-->
  </SCRIPT>

  <FORM NAME="fuku">   // (2)
    <TEXTAREA NAME="msg" ROWS="3" COLS="40">
    </TEXTAREA>
    <INPUT TYPE="button" VALUE="表示" ONCLICK="MsgDisplay();"> //(3)
    <INPUT TYPE="RESET" VALUE="Clear">
  </FORM>

【解説】

 (1) 文字表示関数
 (2) フォームの設定
 (3) 表示ボタンが押されると MsgDisplay() が呼び出される。
【実行してみよう】


3. パスワード入力ボックス

  パスワードを登録し( ここで言う登録とは一時的に、パスワードを変数に格納する
 だけなので、次回このページに来たときは、もう一度登録しなければなりません )、
 新規のページへ進むためにパスワードチェックを行うプログラムを作成します。
  <SCRIPT TYPE="text/JavaScript">
  <--
  var pw = "aaaaaaaaaa";
  function NewPage()    // (1)
  {
    document.open();
    document.write( "<;HTML><HEAD>" );
    document.write( "<TITLE>Password</TITLE>" );
    document.write( "</HEAD><BODY>" );
    document.write( "<H1>ようこそ秘密のぺーじへ。</H1><BR>" );
    document.write( "<A HREF='js08.html'>戻る</A>" );
    document.write( "</BODY></HTML>" );
    document.close();
  }
  function Tou()    // (2)
  {
    pw = document.pass.val1.value;
    alert( "登録しました" );
  }
  function Chk()    // (3)
  {
    if( pw == document.pass.val2.value ) {
      NewPage();
    } else {
      alert( "Password が違います" );
    }
  }
  //-->
  </SCRIPT>

  <FORM NAME="pass">
    まずこちらへ登録して下さい。<BR>
    <INPUT TYPE="PASSWORD" NAME="val1" SIZE="8" MAXLENGTH="8">
    <INPUT TYPE="BUTTON" VALUE="登録" ONCLICK="Tou();"><BR> // (4)
    登録したパスワードを入力し Go! を押して下さい。<BR>
    <INPUT TYPE="PASSWORD" NAME="val2" SIZE="8" MAXLENGTH="8">
    <INPUT TYPE="BUTTON" VALUE="Go!" ONCLICK="Chk();">    // (5)
  </FORM>

【解説】

 (1) 新しいページ作成関数
 (2) パスワード登録関数
 (3) 新しいページへ行くためのパスワード確認の関数
 (4) 登録ボタンが押されると Tou() を呼び出す。
 (5) Go! ボタンが押されると ChckPass() を呼び出す。
【実行してみよう】

まずこちらへ登録して下さい。

登録したパスワードを入力し Go! を押して下さい。