日本三大霊山巡拝
恐山参拝     恐山山内
 恐山総門  6:40
 右に入山受付所、売店などがあります。
 入山券(個人)は、1人500円。
 寺  名:恐山菩提寺
 本  尊:延命地蔵菩薩
 開  基:慈覚大師円仁
 本  坊:曹洞宗円通寺
 開山期間:毎年5月1日〜10月31日
 開山時間:午前6時〜午後6時

  大祭典:毎年 7月20日〜24日
  秋祭典:毎年10月 9日〜11日
  祈祷・供養時間:午前6時30分、午前11時、午後2時 
 恐山山門
平成元年新しく建立された。二階には、五百羅漢が納められている。
山門から地蔵殿に向かう境内には永代常夜燈灯が48基あります。全国各地の篤志者から寄進されたものです。
 扁額
 仁王像(山門右)
 仁王像(山門左)
 本堂では、午前6時30分の法会が修行されました。
四百年来卒塔婆供養の法会が厳かに修行されています。

 正面は地蔵殿。ご本尊伽羅陀山地蔵大士がまつられています。
伽羅陀山とは、地蔵菩薩の浄土とされる「七金山」の一つとされる。
「霊場恐山より」
 山門をくぐり左手にある塔婆堂に卒塔婆を納めます。
 塔婆堂
 塔婆堂
 卒塔婆を納めます。
 卒塔婆を納めて地蔵殿へ向かいます。
 水屋
 地蔵殿堂内で祈祷・供養が修行されます。
 心経をあげました。
 納骨塔
 恐山では、分骨する習慣が永く続いている。
 故人冥福を願いいたるところに小石の山が積まれている。供養のため菓子類、さい銭、風車などが供えられています。
 地獄めぐり
 いま宇曽利山湖の反対の右側に目を移せば、ここは白く濁った硫黄、黒ずんだ岩肌からぶくぶく噴き出る畜生地獄である。
 さらにその上には鬼岩とよばれる針地獄である。この世の鳥や獣そして蛇などの畜生達は思う。
 「人の世界には家があって家族で楽しい団らんの一日があるという。われわれも来世は何とかして人間に生まれ変わりたい、それには「三途の川」を渡って冥土とやらに行かねばならない」
 死が迫った畜生達は三途の川を渡ろうと、先を争って集まる修羅の地獄が、ここ畜生地獄だという。
 古くは百三十六地獄があったといわれるが、今でも金堀地獄、無間地獄、修羅地獄、血の池地獄、重罪地獄等々八大地獄など九十八地獄があるという。それは幽鬼迫る不気味さで正しく恐ろしい地獄の様相なのである。
 (森勇男著「霊場恐山と下北の民族」より)
 みたま石
 慈覚大師堂
 慈覚大師説法の場所
 大師説法の地
 慈覚大師が断食三昧の行を修め、最初に説法した地。
 平和観音
 何かに導かれるように、この観音様に来ました。(妻)
 座禅石
 大師が霊場開山のために身心を浄められたという座禅石。
 千手観音
 賽の河原地蔵堂
 地蔵菩薩は、釈迦入滅後56億7千万年後に弥勒菩薩が出現するまで、この世に仏様がおられないので、仏様にかわり人々を救い法を説く為にこの世に現れました。左手に宝珠、右手に錫杖を持った立像などが多くあります。路傍や墓地には延命・子育現世利益を願ったもの、六道救済のための六地蔵や水子供養の地蔵があります。六地蔵は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天人の六道を現し、ここで苦しんでいる六道の衆生は、地蔵菩薩の名を呼びさえすれば、どこで迷っていても受け持つ地蔵菩薩が救ってくれるといわれる六道信仰ととも篤く信仰されています。
 古来人は、「六道に迷う」といって、一切の衆生は、その生命のある時をどう過ごしたかにより、死の瞬間に六道のどこかに生まれ変わり、この六道の苦しみが永久に続く状態から脱れるために地蔵菩薩を信仰しました。21世紀を迎えた現代でも、先祖をうやまい、現世利益の信仰は続いています。地蔵菩薩の縁日は、毎月24日です。
 地蔵堂の側に血の池地獄があります。
 地蔵堂内
 供え物や故人の愛用品、衣服などが供えられています。
 血の池地獄。
 血の池地獄
 噴気孔は、すべて地獄の名前が付けられている。血の池地獄、修羅王地獄、金堀地獄、地獄谷など以前は、三十五の噴気孔があった。
 地獄は仏説に因み、五逆罪を意識させられ、死後の審判の思想とからみ人間にすさまじい恐怖をあたえた。
 血の池地獄は「血盆経」の思想から生じている。

 (「霊場恐山」 より)
 賽の河原(極楽浜)と宇曽利湖
 白砂と五色の水面は正しく極楽浄土を思わせる。
 (「霊場恐山」 より)
 賽の河原(極楽浜)より地蔵堂を望む。
 極楽浜。
 極楽浜から延命地蔵尊に向かう
 体内くぐり
 金掘地獄
 五智山展望台より宇曽利湖を望む。
 五智如来
 大日、阿しゅく、宝生、無量寿、不空成就の五如来の石仏。
 五智山展望台より総門を望む。
 五智山展望台より宿坊・寺務所・総門を望む。
 寺務所、宿坊。
 いたるところに噴気孔があります。
 延命地蔵尊より地蔵殿を望む。
 延命地蔵尊。
 不動尊参道。恐山奥の院へはここから5分ほど登り上げます。
 不動明王がまつられています。
 参道の途中から龍神堂を望む。
 扁額「伽羅陀山」
 地蔵殿で勤行。

 8:30恐山出発。 
 むつ市内の「さかプラザ」でお土産を買い、三沢空港15:15発羽田行きで、みちのく青森県ともさようならです。おつかれさまでた。
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