まにざん
摩 尼 山

こくぶんじ
 国 分 寺

 
 「山門」
 29番国分寺は、高知平野の南国市にあります。仁王門は、藩主山内忠義が建立したといわれ、門を入ると正面に金堂(重要文化財)があります。ここは紀貫之が4年の赴任を終えて京に帰る時の旅日記として書いた「土佐日記」や水稲二期作が盛んなところで知られています。3月下旬にはもう田植えが始まるそうです。
 「本堂(金堂)」
 714年の聖武天皇による勅願をもとに創建された土佐国分寺で、本尊は千手観音。のちに弘法大師が星供の秘法を修め札所としたという。当時の土塁や古瓦が出土した寺域は国史跡に指定され、紀貫之が国司として赴任した国府のあとも近い。
 金堂(重文)は長宗我部氏(ちょうそかべし)による再建であり、柿葺(こけらぶき)、寄棟(よせむね)造りで優美な姿をみせる。平安期の梵鐘(ぼんしょう)や木造薬師如来立像2体など、重文指定の寺宝が所蔵されている。(週刊古寺をゆく)
 「大師堂」
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