2003年7月11日(金)

リビングストンから、
ビクトリアフォールズの橋を渡ってジンバブエに入った。

出国はハンコ押して終わり。

歩いて橋まで行ったら滝が綺麗に見えた、
ここからの滝が一番良く見えるな。

凄まじい滝だ。

ジンバブエに入って、簡単に90日貰った。

両替をしたんだけど、
1USドルが公定レートで777ジンバブエドル、
闇両替が1USドル1900ジンバブエドル。
毎日レートが高くなるひどいインフレ。

インフレが始まってから、
治安が悪くなってきて、
最近では宿にも強盗が入ってくるらしい。

7月12日(土)

宿のおばちゃんがお金指して、
こんなのただの紙切れだって言ってた。

店にあるはずの物も、
どんどん無くなってきれるって言ってた。

最近では砂糖と牛乳が手に入りにくいらしい。

100USドル両替して、
1USドルが1900ジンバブエドルだから、
190000ジンバブエドルで、
一番高い紙幣が500だから380枚。

こんな札束持って外歩けないよ。

それでなくても変な奴等が多いのに。

7月16日(水)

こんな所でとろとろしててもしょうがない、
夜行電車のチケットを買って、
ブラワヨに行くことにした。

1等コンパートメントで、
2.5ドルと恐ろしく安い。

異常なインフレだから、
変な物が安かったり郵便代みたいに、
いきなり10倍とかに跳ね上がってしまったものもある。

電車の中は悪くなかった、
2.5ドルにしては上出来だ。

7月17日(木)

夜中は寒かった、寒くて寝れなかった。
一晩中ブルブル震えてた。

アフリカだからって冬をなめちゃいけないな。

8時ころブラワヨに着いた。
電車から降りると「TAKASHI」
って書いてあるプレートを持ってる奴がいた。

ビクトリアフォールズの宿で、
おばちゃんにブラワヨの宿を聞いたときに、
おばちゃんが気をきかせて、
予約してくれたみたい。

でも、宿のピックアップじゃなくて、
トラベルエージェンシーの車だった。

最初に言っといた、
もう動物とか見るのはイナフだから、
ツアーとかは行かないよ。

宿まで連れてってくれて、
しばらくしたら帰ったみたい。
いい奴だったのかも、
ただで宿まで送ってくれた。

宿のおやじがエージェンシーを通すと宿代が5ドルで、
普通は4ドルだって教えてくれた。

運ちゃんは帰ったから4ドルで泊まれることになった。

ラッキーだ。

7月18日(金)

昼間はまだいいけど、
夜は外を歩けないな。
17時にはほとんどの店が閉まってしまう。

あまり治安のいい所じゃない。

結構都会なんだけど、
ブラワヨ駅の目の前に火力発電所がある。

こんな所に作らなくてもいいと思うけど。

7月21日(月)

この国は公用語が英語だから、
その辺の人と色んな話が出来る。

道端で古着を売ってたおばちゃんと話をしたとき、
悲壮感に満ちた顔して、
この国は問題だらけなのよって言ってた。

ガソリンはボツワナからの密輸品で、
1リッターなんと600円。

ジンバブエはステーキが100円の国です。

物価も毎日かわって、
ひどいインフレだから、
少額紙幣なんかすぐにただの紙切れ同然になってしまう。

最近は砂糖がないらしい。
1日に1個は店から商品がなくなってるらしい。

みんな大統領1人が悪いんだって、
これはみんな共通して言ってたな。

他のアフリカの国と違って都会だし、
南アフリカからの商品もいっぱい入ってくるんだけど、
ジンバブエドルがインフレのため弱いから、
一般の人が買えないくらい高く設定されてしまってる。

7月23日(水)

びっくりしたよ。

エジプトのダハブで正月を一緒に過ごした川夫婦が宿に現れた。

懐かしい人に会えて、
かなり上機嫌である。

ナミビアとかボツワナとかを、
オーバーランドのトラックでぬけてきたらしい。

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