2003年8月30日(土)

相変わらずエミレーツの飛行機はいい。

1時間遅れて出発する。

エミレーツはドバイから大阪の直行便を持ってるみたい、
24時頃急に日本人がいっぱいきて、
みんな大阪行きの17番ゲートに消えてったよ。

今日本でバックパック系のリュック流行ってるのかな?
日本人と思われる人は全員持ってたんだけど。

飛行機の中で仮眠してたんだけど、
10時間のフライトの中で、
3回もメシで起こされて、
まったく熟睡できず。

西オーストラリアの時間で18時にパースについた。

入国はすぐできたんだけど、
その後検疫で別室に行きになる。
指紋からなにから全部調べられて、
塩とかブイヨンとか全部取られて、
「お前はなんでこんなに色んな国に行ってるんだって」
って聞かれて、また違う部屋に連れて行かれる。
1時間くらいねほりはほり聞かれて、
やっと開放された。

厳しいねパースの国際空港は。

9月1日(月)

このにおい、オージーのバカさ、懐かしい。
来てよかった。

宿はバックパッカーズのくせして15USはする。
4年前より物価が上がってるみたい、
今のオーストラリアは景気がいいからね。

この宿では日本人は見かけないけど、
オージーは相変わらずいい奴等だ。

ヨハネスから飛んできたっていうと、
日本人は冒険好きだなっていう。

オーストラリアの特にパースはしっくりくるんだよな、
何やってもうかないし、
自分がすぐにこの町に溶け込むのがよくわかる。

ドバイから東に飛んだから5時間戻る、
ビールいっぱい飲んで、
ちょっとづつ時差を直す。


9月2日(火)

もっと安い宿に移動する。

空が青いんだよ、
前に来たときも思ったけど、
やっぱ空が青い。

ヒマラヤの空みたいだ。

200オーストラリアドルおろしたのに、
すぐになくなってしまう。
ビールも2ドル以上するし、
宿も15ドルだし、
毎日お金をばらまいてるみたいだ。

9月4日(木)

シドニーまでのフライトのチケットを買いに行ったんだけど、
買った後くじ引きして、
なんとロットネス島の往復フェリー券が当たった。

ラッキーだ、60ドルも得した。

ここは治安もいいし、
なんでも揃ってるし、
ダメ旅人になりそうだ。

昼間からビール飲んでボケーっとしてるし、
緊張感がなくなってきてる。

9月6日(土)

パースの町は4年前とほとんどかわってなかった。

小さい商店とかは、
働いてる人が前と同じだったりしてる。
懐かしい感じより、
4年目に戻ったみたいな感じがした。

ただ、前より中国人が増えた。

町を歩いてても3分の1はアジア人だもんな。

9月7日(日)

前にオーストラリアに来たときは、
何とも思わなかったんだけど。
オーストラリアの元首って、
エリザベスU世だったんだ。

地元の人に聞いたら、
数年前にエリザベス女王が元首っていうのはおかしいって
言い出した人がいて、
国民投票をしたらしい。

でも、結局エリザベス女王のままになったんだって。

9月10日(水)

ロットネス島の船のチケットが当たったし、
ただで行けるんだから行ってみることにした。

風が強いから船がよく揺れた。

もう吐きそうって思ったときに、
外に出て空気を吸って、
しばらくボケッっとしてたら着いた。

1時間くらい乗ってたな。

ロットネス島は、
クオッカとかいたし、
なぜか孔雀がレストランに入ってきたり、
鳥が俺の足を踏んでいったり、
なんか変な島だよ。

人も何人か住んでるみたいだけど、
レストランとインフォメーションにしか人はいないし、
バスの運ちゃんは、
頭がおかしんじゃないかと思うくらい陽気だし、
島での生活が長いから、
人も動物も変になっちゃったのかも。

そういえば同じ船に乗ってた人のうち、
半分は日本人だった。
近畿ツーリストとかJTBとかのワッペンをみんなつけて、
ツアーに参加してたよ。

あんなに日本人を見たのは、
久しぶりだ。

9月11日(木)

母親とおばさんが来るからパースに来たはずだ。

あまりのも毎日のんびりしてたから、
当日になって慌ててしまった。

ホテルに迎えに行ってから、
町の中を歩いたんだけど、
海外初めての人の反応とか感じ方って面白いね。

横断歩道の信号機のボタンを押しただけで、
感心してたよ。

9月14日(日)

日曜日はフリーマントルでマーケットがあるので、
電車に乗ってフリーマントルへ。

ぐるっとフリーマントルを見て、
パースに戻る。

それから飛行機に乗って、
オーストラリアで一番嫌いな町シドニーに行く。

今は専属ツアーガイドみたくなってるからしょうがないけど、
そう何回も飛行機には乗りたくないな。

パスポートを見られるのが嫌なんだよ、
いちいち聞かれるし、
しつこく聞かれるし、
すぐ別室に連れて行かれるし、
面倒でしょうがない。

9月16日(火)

シドニーは嫌だ、
まったく面白くないし、
人が多くて疲れてしまう。

店のオージーとかも感じよくないのが多い。

どんどんオーストラリアの印象が悪くなるから、
こんなとこさっさと出たいよ。

9月19日(金)

母親とおばさんと見送って、
俺はパースに戻る。

国内線の空港に行ったら、
バージンブルーのカウンターには誰もいない。
掃除のおじちゃんに聞いてみたら、
今日はもう飛行機はないよって言われる。

生まれてはじめて飛行機に乗り遅れた。
しかも12時間遅れ。

飛行機はとっくにパースに着いていた。

何回も夜の便でお願いねって
チケットセンターにお願いしたのに、
まぁ自分で確認しなかったのも悪いんだけどさ。

町に戻ってYHAに泊まる。

2003年9月20日(土)

またパース行きのチケットを買うのもばかばかしい、
パースに戻る目的は、
南アフリカ行きの片道航空券があるから、
それでアフリカに帰って、
そっちからの方がバンコク行きの航空券が安いから、
面倒でも大陸1つ越えようじゃないかと思ったんだ。

面倒になった。

早くこんな町出たいし、
さっそくバンコク行きのチケットを買いに行った。

どうしても今日の夜飛びたいんだって言ったんだけど、
代理店では土曜日発券できないので、
今日は無理なんだって。
空港受け取りもだめらしい。

この小娘本当のことを言ってるのか?

「バンコクは片道航空券では入れません」
だから往復か日本行きのチケットも一緒に買ってくださいって、
ちょっと詐欺っぽいこと言ってるし。

月曜日のバンコク行きの片道航空券を強引に買う。

片道で入れなかったら、
何の為にVISAを取ったかわからないじゃないか。

≪U.A.E.≪