電波は危険?
電気の三作用で書きましたように電流と磁界は密接な関係があります。
また、テレビやラジオ放送でおなじみの電波は磁界をともなって進行する波です。
電子レンジは食品に電波をあてて加熱することは良く知られています。また携帯電話の人体への影響も指摘されています。
あらゆる電気製品からは微弱とはいえ常に電波が放出されています。
我々はまさに電波の洪水の中にいるのです。
また電波だけではなく、高圧線からも強力な磁界が発せられるので、その影響は大きいとされています。
電流は磁界を発するとは三作用のところで書きました。
あえて都市名は書きませんが、高圧線や電波塔(送信アンテナ塔)付近の住民に白血病や肝臓ガン、乳ガン患者が多発しているという報告もありますし、他には吐き気、めまい、血圧上昇、うつ、悪性腫瘍、アルツハイマーなども起こりやすいといわれています。これは強い電波や磁気の中にいると、細胞が異常振動して細胞分裂に支障をきたすのが原因といわれています。
実際には電波、あるいは磁気と発病との因果関係は完全には証明されてはいませんが、君子危うきに近寄らず。
証明できないとはいえ、危険といわれているものには積極的に近づかない方がよいでしょう。
しかし先ほども書きましたが、私たちは電波の中で暮らしています。そんな環境でできることは知れたものなのです。私も部屋の中にはテレビあり、パソコンあり、電気カーペットありの生活をしています。
ですから注意するとすれば、このようなことしかないと思います。
●電気製品からはなるべく離れる
電波の強さは距離の二乗に反比例して弱くなります。テレビをはじめ、電気製品は離れて使うにこしたことはありません
●携帯電話を長時間使わない
携帯電話の周波数は800MHz、あるいは1500MHzで、電子レンジ(2450MHz)の1/3以上の周波数です。いわば頭の近辺に出力は小さいですが電子レンジがおいてあるようなものです(笑)
●電気カーペット、毛布はなるべく使わない
特に妊婦や幼児は注意すべきとの報告もあります。カーペット、毛布に問題があるとすると、電気式の床暖房もまたしかりです。
●電波を遮断し、体への影響をなくすという商品は要注意です
もし仮にそんな道具があるとすれば、それは全身を鋼鉄の鎧のようなもので覆うものでしょう。そして常に電波を地面に逃がすようにアースをつけていなくてはなりません。そんなことをしていては普通の生活はできませんよ(笑)
某下着メーカーが電波を防ぐとの謳い文句で肌着を発売しましたが、洗濯すると効果がなくなることが判明したとの理由で2ヵ月程度で販売を中止した例もあります(爆笑)
●万引防止装置(これが設置されている店では万引するときは注意しろ、というわけではありません)
最近多いですね。スーパーなどを中心に普及しています。
でも心臓のペースメーカーを誤動作させる恐れがあるといわれています。
●OAグッズ
電波を防ぐディスプレイ・フィルターやエプロンなど、なかには眉唾ものもあるようですので、買うときはよく注意しましょう。
●住居
これから購入する人、あるいはアパート・マンションを選ぶ人は高圧線や、放送局の近くは避けるのが賢明でしょう。