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屋内配線


私たちが家庭で使う電気は発電所で作られ、送電線に乗って家の近くの電柱にやってきます。

電柱の乗っているトランスで100V、あるいは200Vに変圧されて家に届くのです。

 

家の入り口にあるのは積算電力計。これでその家庭でどれほどの電気を使ったがわかります。

電柱からの引き込まれた電線は積算電力計を通って屋内に入り、分電盤から各部屋へ配線されます。部屋にある電気のコンセント、照明などへはこのように電気が伝わっていくのです。


ブレーカーとは電気器具が故障して過大電流が流れたとき、発熱や火災事故を防ぐために電気を遮断する部品です。
各部屋ごとにブレーカーがあるのは、もし事故が起きたとき、どこで起きたのか知るためです。

この写真は家庭用分電盤の一例ですが、左側の枠に電力会社との契約に応じたメインのブレーカーが入ります。その右の黒いもの漏電ブレーカー、右側にある細く縦長の黒いものが各部屋ごとのブレーカーです。
この各部屋用のブレーカーの許容電流(流すことができる電流の大きさ)は20アンペアと決められています。

1.メインブレーカー
分電盤の左端についているブレーカーで、契約以上の電流が流れると自動的に電気が止まる仕組みになっています。使用する電力に応じて契約の大きさ(アンペア数)を決めます。東京電力の場合、契約電流でブレーカーの色が変わります。

電流 ブレーカーの色
10A
15A ピンク
20A 黄色
30A
40A グレー
50A
60A

2.漏電ブレーカー(漏電遮断機) 
建物内の配線や電気器具の漏電を素早く感知し、自動的に電気を遮断します。(通常15〜30mA程度の漏電で作動します。)
火災や事故を未然に防ぐためにもぜひ取り付ける方が良いです。

漏電ブレーカーが落ちたときの対処はここに書きました。


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