マーメノイドの世界

ストーリー
その昔、マーメノイア世界にはふたりの神がいた。
あらゆる生あるものを造りし女神―――アフロディテ
闇と混沌に住まいし男紳―――マーダム
だがいつしかマーダムは、
闇にひそむ禁断の「海力<マーム>」に触れ、
邪なる心に目ざめた。
そして光あふるるマーメノイアを、
漆黒の世界に塗り変えようと………したのだ。
神々の戦いは一瞬のことだったという―――
アフロディテの悲しみと怒りの「海力」は、
マーダムを七つに引き裂き、地の底に封じた。
だが………、女神の慈悲深い心は、切り裂かれてしまい、
生あるものの中でもとくに慈しまれていたマーメノイドに
世界の行く末を託し、いずこかへお姿を隠された。
―――その時から、
マーメノイドには男性種が無きものとなったという。

女神アフロディテ
女性だけが住む世界―――。
美しき理想郷マーメノイア。
その世界を造りあげた女神として、
すべての人々に崇拝されている。
その慈悲と悲しみの心が優しき闇となって世界を包むとき、
人々は魂の安らぎの中にまどろみ、
そして静かに自らを失うのである。

男神マーダム
この世界に唯一存在した男性。
世界への反逆者。
アフロディテに戦いを挑み敗れ去ったこの神は、
マーメノイアでは悪神として、恐れられている。
現在、マーダムの体は七つに引き裂かれて、
マーメノイアの各地に封印されている。


マーメノイアでの冒険の舞台―――6つの海域
1 Mere=Scothia
メア=スコシア海域
●七色さんごの村
●狩り場

 美しいサンゴの海が広がる、マーメノイア南域にある辺
境地。アーディンが母ディアーネと暮らしていた「小さな
家」は、七色さんごの村はずれにある。狩り場奥には、不
思議な遺跡が………。

3 Desert of Mezzerle
メザーレ砂漠
●メーベガス
●子守り渓谷

 カジノの町、娯楽の殿堂のメーベガスがある。その街の
性質から世界中の人々が集い繁栄しているが、王家の管理
からは独立している。セーラが育った「みなしご院」子守
り渓谷もここにある。

5 Almantia Ice belt
アルマンティア氷山帯
●霊峰の里
●封印の洞窟
●ジハイド研究島
 冷たく澄んで美しい氷の世界。海域のはずれにアフロデ
ィテの力が与えられたという魔道霊士たちが暮らす「霊峰
の里」が。はるか北部に位置する「世界の裂け目」は、ジ
ハイド卿の自治領だ。

2 Gulf of Princess Brandel
プリンセスブランデル湾
●メーエリア
●白き奇跡の間
●大へびの洞窟
 マーメノイア世界の中心地。首都メーエリアにある浄化
城には、世界を統べる黄金の髪の一族が住んでいる。メー
エリア北部には、マーメノイドの子孫繁栄を司る「白き奇
跡の間」がある。

4 Balbal Volcanic zone
バルバル火山帯
●バルデス
●鉱山内部

 貴重な鉱石を産する鉱山街バルデスがある。この街で、
マーイーグル族はマーメノイドたちの迫害に耐えていた。
マーメノイドの圧制に立ち向かおうとするレジスタンスの
拠点でもある。

6 The Garden
神の庭
●パエリア神殿
●心の瞳の廊下

 静寂に満ちた神域である。その中心となるパエリア神殿
には、女神アフロディテが鎮座するといわれている。マー
・ライオン族の神官たちが終末の予感に息をのみながら祈
りを捧げている。


マーメノイアの基礎知識

マーメノイアでは、女性種しか存在しないので、受胎には特別な方法をとる。

受胎は、ある年齢に達しさえすれば、メーエリアの「白き奇跡の間」の泉に身を浸す事により、受胎することができる。
安易に授かる為、簡単に子供を捨ててしまう親も多く社会問題になりつつある。


《人型のマーメノイド族》《鷲型のマーイーグル族》《アヒル型のマーダック族》《ライオン型のマー・ライオン族》
の4種族が暮している。

マーメノイド族 :支配者階級で、中でも黄金の髪を持つものが王族として全種族を支配している。
マーイーグル族 :被支配者階級。殆どが鉱山の街バルデスで生活しており、マーメノイドの支配に喘いでいる。
マーダック族  :被支配者階級。海賊として生活しているものが多い。
マー・ライオン族:支配者階級。元々は女神アフロディテの乳母といわれており、女神を崇拝する神官の種族。