おはようございます。先ず本日は、環境の問題について質問させていただきます。平成14年12月1日からダイオキシンの数値が厳しくなり、伊勢崎市、東村、境町のごみは伊勢崎の焼却施設と伊勢崎・東村の最終処分場施設で共同処理することは認識した上でお尋ねいたします。
過ぐる6月5日は「環境基本法」第10条で、環境の日と定められていますが、環境省は、環境の日を含む今月6月を環境月間とすることを提唱し、環境省をはじめ、関係省庁、地方公共団体、民間団体などによって各種普及啓発事業が行われています。グリーンコンシューマーの行動原理として世界的に認められている言葉に「リデュース、リユース、リサイクル」というのがあります。環境への負荷を減らすために、まず消費を抑制し(リデュース)、一度買ったものは何度も使い(リユース)、使えなくなったら再生する(リサイクル)、という意味です。特にこれからはこの再生という言葉がキーワードになってくるのではないかと私は思います。まず冒頭お尋ねいたしますが、町長におかれましては循環型社会における廃棄物の再資源化についてどのようにお考えでいらっしゃいますか、お聞かせ願います。
ありがとうございます。先ほど述べました環境月間の事業の一環としてお台場の東京ビッグサイトで大規模な環境展が開催されました。私は関係の方から招待券を戴いたので、去る5月31日に出かけてまいりました。多くの人出と、多種多様の製品開発に驚かされました。その中で特に興味をもったのが、炭化炉という機械であります。炭化炉とは日本古来の炭焼き釜の技術を応用した装置で、その名の通り可燃性の廃物を炭にします。排出ガス、排出物質を分解温度の750度を上回る900度から1100度の安定した高温で熱分解しますのでダイオキシンも出ません。小型化され、移動式の装置もあります。お隣り栃木県の野木町では、一日に13トンの可燃ごみを8トンのごみ固形燃料(RDF)に再資源化しその90%を民間工場でボイラー燃料として使っています。そして残りの10%をこの炭化炉で炭にし、その炭を土地改良材として農地に還元しているとのことです。再資源化された固形燃料をさらに炭化して有効利用するという、まさに究極のリサイクルであります。
ごみ処理が広域化しようとする難しい今の時期においてなお私が、この炭化炉に興味を持つのはこの装置を使ってお年寄りによる町興しができるのではないかと夢想するからであります。炭や、炭を生産する過程で生じる煙を空冷した水滴である木酢液のさまざまな効用は、昨今マスコミを通じて喧伝されているところです。これらを町の高齢者のお力を借りて量産したら如何でしょうか。
本日は白寿会の皆様が傍聴に見えていらっしゃいます。かつて高齢者の問題を扱う基本パターンは、「弱い人」「支援の必要な人」というイメージを前提として語られていました。ところが、今ではこのような前提は崩れ去り、多くの高齢者は元気であって、豊富な能力を持っていることを前提とした認識に変わってきています。つまり、「お世話をされる高齢者」から「社会に参画する有用な人材」として、自分の住む町が抱える問題を解決していく「地域コミュニティの主人公」の役割を期待されているのです。したがって、要介護高齢者への対策は必要であるにせよ、いま、高齢者対策において急がなければならないのは、元気な高齢者がのびのびと個性的に生き、社会参加できるシステムをつくり上げることであると思います。
炭化炉への関与だけが高齢者対策でないということは十分に認識した上で提言いたします。将来の事業として中長期的な視野で、検討材料に入れていただきたいのですがお考えをお聞かせ願います。
ありがとうございました。循環型社会への積極的な対応をお願い申し上げまして、次の項に移ります。