追い込まれ辞任、悔しさも…全柔連・上村会長
不祥事に揺れてきた柔道界のトップが、内閣府の勧告という「外圧」を受けて辞任の前倒しに追い込まれた。30日、8月中の辞任を表明した全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長(62)。記者会見で「お騒がせして申し訳ない」と謝罪したものの、暴力問題の発覚から半年間にわたり会長の座にとどまり続けた姿勢に、柔道界からも「もっと早く決断すべきだった」と批判が上がった。 「内閣府の勧告を非常に重く受け止めた」。30日午後5時半、東京都文京区の「講道館」。記者会見に臨んだ上村会長は、8月末までの体制刷新を求めた内閣府の勧告を重視し、10月に予定していた辞任を早めたことを明らかにした。 上村会長は「不祥事を踏まえたうえでの引責辞任だ」と話したが、「改革改善のプロジェクトにメドがついたことも理由だ」と付け加え、会長の座を追われる悔しさもにじませた。決断の遅さを指摘されると、「それは皆様が判断することです」と言葉を濁した
勧告は警告ではないから、いくつ受けても一本にはならないと思いたのかも
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