昭和61年
北岳
【メンバー】阿久沢、国友、中島、若田部【日程】昭和61年12月26日〜29日 【山域】南アルプス 【山名】北岳 【ルート】 12/26晴れ 前橋(7:30)=夜叉神峠(12:30)−鷲ノ住山(14:20)−野呂川発電所C1(15:20) 12/27晴れ→夜雪 C1(8:35)−吊尾根登り口(9:15)−池山小屋C2(12:40) 12/28快晴→雪強し C2(6:25)−ボーコン沢の頭(9:30)−北岳(12:10)−八本歯のコル(14:00)−ボーコン沢の頭(15:00)−C2(16:30) 12/29晴れ C2(7:50)−林道(9:25)−発電所(10:20)−林道(12:10)−夜叉神峠(13:30) 12/26冬季閉鎖され凍てついた、真っ暗闇の夜叉神トンネルをくぐる。南アルプス林道を北上し、鷲ノ住山を経由して野呂川発電所近くに泊まる。 12/27野呂川林道をしばらく北上し池山吊尾根への山道に入る。北斜面の急坂であるが、雪は少ない。吊尾根に出て針葉樹林帯の中を進み、池山小屋近くに泊まる。夜、一時雪となった。 12/28新雪が10cmほど積もっていたが、青空であった。雪の多い樹林帯を抜け、森林限界を過ぎると風が強くなってくる。ボーコンの頭より雪が降り出すが、八本歯のコルまでの尾根道は風が強く、積雪は少ない。コルより山頂まで、堅く締まった雪となり、吹雪の北岳に立つ。 下山途中の吊尾根分岐を過ぎた斜め下がりの雪面トラバースで国友が滑落する。すぐに中島がグリセードで探しに向かう。ガスで何も見えない中、幸いにも国友は途中の岩で止まり、ケガもなく自力で戻る。この後、安堵もつかの間、濃いガスの中で道を失うが、肩の小屋へのトラバース道に出て八本歯のコルに戻る。新雪が30cm積もっていた。地吹雪のボーコン沢の頭を急ぎ過ぎ、風のない樹林帯に戻る。 12/29 夜叉神峠に戻る林道より振り返ると、雪煙をあげる北岳が白く輝いていた。 今回の滑落事故は、リーダーの判断ミスにより起こった。雪の状態を見極め、アイゼンを装着すれば防げる事故であった。 |
![]() |