昭和53年

        北ノ又川

【日程】昭和53年8月9日〜8月15日
【山域】奥只見・魚沼三山
【山名】北ノ又川、三国川
【ルート】『北ノ又川』(阿久沢、石井、小沢、多胡、松本、若田部)
8/9●→○ 銀山平−板倉沢出合C1
8/10○ C1−兎沢−C2
8/11◎ C2−兎岳−大水上山−丹後山−十字峡BC
8/12○ 停滞:合流(斎藤、中島、樋口、山田)、下山(石井、小沢、多胡、松本)
8/13〜8/14○
『栃ノ又川班』(阿久沢、樋口、山田)BC−コウガイ沢−C1−中ノ岳−BC
『黒又川班』(斎藤、中島、若田部)BC−桧倉沢−C1−中ノ岳−BC
8/15○ BC−栃ノ木川・日向沢−BC−六日町

『北ノ又川』
 列車、バスを乗り継いで枝折峠経由で銀山平に到着する。禁漁区の横断幕が張られた北ノ又川の右岸を上る。身を切るような冷たい水である。しばらく河原状の流れが続くが、やがて淵・小滝・ゴルジュ帯が連なり、腰までの徒渉、草付きのへつり、高巻きを繰り返す。残雪も多い。スノーブリッジを潜り、雪渓を越える。板倉沢を過ぎた河原の高台に泊まる。
 8/10、豪雪地帯特有の両岸スラブの雪渓に覆われたゴルジュ帯が多くなる。途切れた雪渓の上り下りに時間を食う。兎沢に入ったところで泊まる。
 8/11、兎岳直下の草付きは、露岩を頼りに慎重に登り切り、2年前の夏、暴風雨の中でテントのポールを折られた兎岳のピークに立つ。霧の中、キスゲ咲く利根川源頭の大水上山、丹後山を越えて十字峡に降りる。
 8/12、十字峡で停滞。後半組4人が合流し、前半組の4人が下山する。
 8/13-14栃ノ又沢、黒又沢の2班に分かれて、遡行する。
 『栃ノ又川』三国川より栃ノ又川コウガイ沢に入谷する。取水口を過ぎるとすぐにゴルジュとなる。三つの雪渓と連瀑の核心部を過ぎたところで泊まり、滑滝と雪渓を越えて中ノ岳に至る。
 『黒又川』日向沢出合を過ぎると早くも雪渓が現れる。四つ目の雪渓は、スイッチバック式に右岸を高巻き、左岸を高巻き下り、さらに上部を高巻き上って大きな五つ目の雪渓にアプザイレンで降りる。ゴーロ帯を過ぎたところで泊まる。核心部最後のゴルジュ帯をアンザイレン、アプザイレンを繰り返して越える。中ノ岳の見えるゴーロ帯で中島が浮き石に転倒して腕を負傷する。山頂直下の猛烈な藪を漕いで中ノ岳に至る。
 8/15、黒又川左岸の日向沢を途中まで上り、昼飯後BCに戻り、下山する。