2008

                     谷川主稜線横断

【山 名】万太郎 1954m・仙ノ倉2026.2m・平標1983.7m (群馬県)
【日 程】平成20年8月31日(日)
【同 行】若
【天 候】晴
【ルート】前橋4:15==5:30越後湯沢駅6:15==6:41土合駅--5ロープウェイ駅7:05==7:15天神平駅7:20--7:50熊穴沢避難小屋--8:40肩の小屋--9:35オジカ沢ノ頭--10:35大障子ノ頭--11:25万太郎山--13:20エビス大黒ノ頭--14:15仙ノ倉--15:10平標--15:50松手山--16:10鉄塔--16:45元橋バス停17:15==越後湯沢駅
【行 程】天神平駅〜元橋バス停 水平距離19.9km 高低差 +2170m -2490m 行動時間9:30
【温 泉】駒子の湯@500 評価A+
 異常気象なのか8月中旬から各地で記録的大雨
 当地の天気予報は 曇/小雨
 夏の谷川は蒸し暑い 小雨程度なら涼しくて良いだろうと
 出かけることにした 

 土合駅に車を置き越後湯沢から電車で帰ってくるには
 元橋を15:15のバス
 そのためには午前2時頃には西黒尾根を登らなければならない
 これを実践したのが赤城良常さんだが
 自分にはとても無理そうである
 何とかロープウェイを使い日帰り出来ないかと思っていた
 前回の7月6日谷川〜茂倉山行で同行した
 N君が越後湯沢駅に車を置けば可能そうだと連絡をくれた
 何か恐れを感じる谷川連峰
 一人では不安なので山仲間に声を掛けると
 山仲間で健脚のWさんが同行してくれることになった

 予定通り朝7時のロープウェイに乗り
 天神平駅に着くとヨツバヒヨドリは咲いているものの
 他に目立つ花も無く なにかもの足りない景色
 雨が降っていないだけでも儲けものと歩き始めた
 天神尾根に出 熊穴沢避難小屋を過ぎるころ
 今日これから歩くオジカノ頭方面に青空が広がっている
 天気予報は良い方にハズレた様だ
 空の様子を見ていると天候は急激に回復しそうだ
 肩の小屋までが今日の行程では最大の登り
 先のことを考え少しハイペースで登る
 (このオーバーペースが後で響いたようだ)
 天神平駅からノンストップで肩の小屋に着く
 周囲は晴れ渡り今年3回目で一番遠望が効く
 上州武尊山・至仏山・苗場山など上越の山がよく見える
 小休止をし万太郎方面に向け歩き始める
 肩の小屋を少し降りたところに前回は
 ハクサンフウロやジョウシュウアズマギクのお花畑があったが
 今はヤマハハコやトリカブトが地味に咲いている
 ここから万太郎まで痩せ尾根だが心地よい稜線が続く
 オジカノ頭に着くと頭上に青空が広がり
 蒸し暑くなってきた
 北斜面から涼しい風が吹き上がってくるのだが
 風のない南斜面に入ると途端に汗が噴き出す
 大障子避難小屋への下り当たりから
 歩道は笹に覆われる
 昨晩まで降った雨でしめった笹が足にからみつき
 ズボンや靴下がびしょ濡れになってしまった
 早めに合羽を履けば良かったが 既に遅い
 靴下から靴の中まで染みこんでしまい
 歩くたびに音がする
 
 足下ばかり気にしていたが
 見上げれば先ほどまで見えていた万太郎が
 北斜面から吹き上げてきたガスに覆われ始めた
 不安定な空模様が心配だ
 万太郎山頂ではすっかりガスに覆われ
 何も見えなくなったしまった
 小休止をし食事をとるが 
 暑さのため水を沢山飲んだせいか
 あまり食べられない
 おにぎりを1つ 無理に食べて出発
 
 目の前のガスが晴れ
 恵比寿大黒の頭が現れたが
 仙ノ倉山頂は相変わらずガスの中だ
 毛渡乗越の切り立った南斜面(群馬県側)を
 覗き込んでいると
 突然ヘリコプターが頭上を通過していった
 そういえば
 新潟地震の時 災害救援のヘリコプターが
 前橋上空をずいぶん通過した
 東京方面からは
 利根川沿いに北上し赤谷川から新潟へ抜ける
 と聞いた様な気がする
 この切り立った稜線を横断するのが
 新潟への飛行ルートなのだろう

 恵比寿大黒の頭山頂には粗末な標識しかないが
 山頂から避難小屋までの歩道だけ
 刈り払いがされており
 笹藪に濡れたズボンも乾いてきた
 いよいよ今日の最高峰  
 仙ノ倉が間近に見えてきた
 ここまで来れば予定通りに到達できそうだ
 仙ノ倉山頂到着14:15
 ここから元橋バス停までコースタイム(CT)2:55
 CTどおりに行ければ17:10に着く
 バスの時間は17:15 何とか間に合いそうだ
 蒸し暑さと疲れですっかりまいっていたが
 冷たいビール(冷凍して保冷パックに入れてきた)を飲んで元気回復

 ガスがわずかに晴れ次の目的地平標が一瞬見えたが
 直ぐに周囲をガスが包み始めた
 時間にそれほど余裕があるわけで無いので
 充分な休憩を取らず最後の登り平標に向け出発
 仙ノ倉から平標までは木製階段や歩道が整備されている
 これがかえって仇となった

 ・肩の小屋までのオーバーペース
 ・靴の中を濡らしてしまったため脚の冷え
 ・笹藪で足元が見えないことによる過度な脚への負担
 などが災いしたのだろう
 平標への登り階段で両ももの内側が痙攣してしまい
 歩けなくなってしまった
 
 

 痙攣が治まるまで休み歩き始め
 何とか15:10に平標山頂に着く
 ここからCT2:00
 平標山頂からは比較的平坦な下り
 この調子なら何とか間に合いそうだ
 と 思う間もなく又階段
 何度か痙攣を繰り返す内に脚が棒のようになってしまった
 以前このような状態で無理をして
 関節炎になったことを思い出し

 Wさんに車の鍵を渡し先に行ってもらい
 自分は花の写真などを撮りゆっくり下ることにした
 松手山到着 15:50 残りCT1:15
 途中から撮るべき花もなく
 棒のような脚を引きずりながら 黙々と下り
 やっと国道に出
 何とか17:15のバスに乗ることが出来た 
 下山して3日後このレポを書いているが
 太もも・ふくらはぎの筋肉痛と全身の疲労感は取れない
 天候に恵まれたから良かったものの
 やはり過信は禁物であることを思い知らされた山行だった
 途中心配を掛けたWさんには改めて感謝したい