2002年

       大山、三瓶山

【メンバー】若田部
【日程】平成14年9月14日
【山域】中国山地
【山名】大山、三瓶山
【ルート】米子市−大川寺P(8:20)−弥山(9:45-10:00)−大川寺P(11:00)=R9・R54=三瓶温泉スキー場P(13:45)−リフト終点(14:00)−女三瓶山(14:10)−男三瓶山(14:50-15:10)−扇谷(15:30)−室の内(火口湖15:45)−太平山(16:25)−スキー場P(17:00)
【天候】曇りのち晴れ
【地図】ヤフーマップ(1/21000)

 広島出張の帰途、山陰に足を延ばし大山と三瓶山に登った。
 出雲風土記の国引き神話の時代、引っ張ってきた国を固定するために打ち込まれた2本の杭がそれぞれ山になったという火神岳(大山)と佐比売山(三瓶山)。しかし、その後の両山の成長は、体格の違いからか或いは異なる性質からか、現代にあって大きく異なっているようであった。
 火神岳は、中国山地の最高峰という雄々しい山容を誇り、信仰の山として、また日本百名山として全国にその名を知られ多くの来訪者を迎える大山となった。雄峰である。
 一方の佐比売山は、中国山地の山ひだに隠れそうな控えめな背丈とやさしい山容からか、あまり目立たずに成長したようである。しかし、山裾にすむ人々の生活を支え、その人々に支えられてきた里山というべき三瓶山となった。心に残る秀峰であった。
写真1
 曇天だったが雨あがりの爽快な空気。一気に山頂まで登り詰める。弥山山頂は、濃い霧の中にかすみ、大勢の登山者でゆっくりできる時間はなかった。下山するうちに快晴となった。翌日登山予定の計画をくり上げて、三十数年前ペダルをこいだR54を三瓶山に向かう。
写真2
 放牧地となっているスキーリフト終点は、もう外輪山の稜線だ。大きな牛糞をよけながら登ると一息で女三瓶山頂につく。通信中継所のある山頂からは、三瓶山全体と中国山地が一望できる。
写真3
 女三瓶から外輪山を逆時計回りに男三瓶に向かう。低灌木の稜線。道ばたには、フウロウ・ホソバノヤマハハコなどの低山帯の草花が多い。
写真4
 カルデラになりきれなかった火口原。
写真5
 三瓶山は、旧火口(火口原)を幾つものトロイデ火山が王冠のように取りまく複合火山。
 小三瓶山と孫三瓶山。
写真6
 広葉樹林の急登をつめきった男三瓶山頂は平坦で、緩やかにうねり一面枯れた茅に覆われていた。2カ所の休憩所から火口原と麓が展望できる。
写真7
 男三瓶からごろ石の多い急坂を尻餅をつきながら下り、小三瓶との鞍部の扇谷からゆるやかに室の内に降りる。ケヤキ林、カシワとクヌギの混交林をゆったりと大股で歩み火口湖に向かう。
写真8
 林を抜けると突然、十数頭の黒和牛が目前に現れた。一斉に大きな瞳をこちらに向け凝視している。なんだお前はというような牛たちであったが、すぐに完璧に無視されて何事もなかったかのように湖畔の草をはみだしていた。
 火口湖から外輪山に登り返し、太平山を経て下山する。三瓶山をちょうど半月状に巡った。