ワカサギ釣りワカサギ雑学ワカサギの採卵
              
ワカサギ釣りの道具ワカサギ釣り場の紹介最近の釣果ページ は別ページになりました。
(文字をクリックするとそのページに行けます)


【私のワカサギ釣り】
アユ釣りが終わり、渓流釣りも終ると、私の本格的なワカサギ釣りが始まります。
私のフィールドは、榛名湖が主で赤城大沼など県内の湖沼を中心に釣っています。最近では松原湖や相模湖まで足を伸ばすこともあって、桧原湖へもネットの仲間と行ったりもします。
11月下旬まではボート釣り、1月中旬から2月頃には氷上釣りになります。私の場合ほとんど手作りの手竿を1本だけ使って手繰りで釣っています。微妙な糸ふけの当たりを取って手がえしを早く如何に上手く釣るか、常に研究ですね。
【群馬県はワカサギ釣り王国】
2003年の統計を見ると、ワカサギ釣りの延べ人数は、北海道が95,300人で一位、群馬県が70,000人で2位、長野県が53,400人で3位、福島県が52,600人、岩手県が37,500人、以下埼玉県、滋賀県、山梨県と続きます。つまり、群馬県は本州ではダントツのワカサギ釣り人口を誇るワカサギ王国と言えます。この経済効果たるやバカに出来ませんよね!!

● 必ずゴミは持ち帰ってください。(湖を汚すことは自分の釣りを汚すことです。気持ちよく釣りをしましょう!)


 ワカサギ雑学の内容
ワカサギの分布 公魚の由来 ワカサギの効用と食べ方 ワカサギとチカの区別 ワカサギの雄雌の判別
ワカサギの感覚 ワカサギの食性と習性 ワカサギの移植史 水清くして魚住まず ワカサギは近眼?
水の環境を考えよう 湖の四季 群馬はワカサギ王国 緑色と赤色のワカサギ

ワカサギの分布

 国内の天然分布は、日本海側では島根県以北、太平洋側では利根川以北。主要な原産地は石狩川、網走湖、小川原湖、八郎潟、宍道湖、霞ヶ浦などで、現在では諏訪湖など全国100カ所近くの湖沼や人工湖に移植が行われています。榛名湖や赤城のワカサギも移植されたものです。淡水魚ではなく海と淡水の間を往復する回遊魚で、遡河回遊型と陸封型が知られています。遡河回遊型は春に遡上産卵するタイプと、秋に遡上して越冬し翌春湖沼から河川に遡上して産卵するタイプがあるそうです。一般に孵化後、満1年で成熟し産卵して死ぬと言われていますが、場所によっては2〜3年生存するものもみられます。今年(2001年)の榛名は2〜3年魚ばかりで当年魚は釣れていませんね。来年が心配です。

公魚の由来 ワカサギは公魚と書きますが、これは江戸時代に霞ヶ浦の北にある麻生の藩主が毎年将軍家へ年賀に参上する時、 串焼きににしたワカサギを献上したことに由来するのだそうです。将軍家御用達の魚「御公儀の魚」からきているのだそうです。地方別の呼び名としてアマサギ(山陰)ソメグリ(北陸)チカ(東北・混称)マハヤ(千葉)シラサギ(鳥取)サクラウオ(福島)などが有ります。
ワカサギの効用と食べ方  ワカサギの骨は柔らかくカルシウムがイワシの10倍以上(100グラム当たり750ミリグラム)含まれているので、だれにでも食べ易くてカルシウムを取る食べ物として最適といわれています。さらに、ワカサギの内臓にはビタミンDが多く含まれていて、カルシウムを取り込んで骨を丈夫にする栄養素となっています。
 また、ビタミンEとセレンも多く含まれています。ビタミンEは老化防止に効果的といわれていますし、セレンは抗酸化ミネラルであって、この二つを一緒にとると老化防止効果が倍増するともいわれています。ほかにも、血液を作るのに欠かせない鉄分が魚の中でも目立って多く含まれているという栄養満点の魚です。
 ワカサギの食べ方は、天麩羅や唐揚げ・フライが一般的ですが、甘露煮や佃煮、南蛮漬け、マリネにしてもおいしく、大きなものは素焼きして酢醤油で酒のおつまみに、小さなものは葱と一緒にかき揚げといろいろな食べ方が楽しめます。
ワカサギとチカ  現在、榛名湖や赤城大沼にいるワカサギは放流したものです。
 放流したものには、時に非常に大型に育つとワカサギでなくチカではないかと言われることもありますが、チカは汽水湖でないと生息できないので群馬県内の湖沼ではありえないことです。

 ワカサギとチカの区別は右図のように、ワカサギは背びれの根本よりも腹びれが前から生えています。チカは背びれの根本よりも同じか後ろ側から生えています。(背びれの第2軟条か第3軟条の直下から生えている事が多いようです。)

 さらに、口に歯があるほうがワカサギだそうです。指が入るほど大きなワカサギが釣れたら指を入れて確かめて見ましょう。

tika-wakasagi.gif (1495 バイト)

ワカサギの雄雌  昔、ワカサギは釣られて死ぬときに口を開けて死ぬのが雄、行儀良く口を締めて死ぬのが雌という話がありました。でも、これはウソです。
 実際は鮎と同じに尻ひれの形が幅が広く下端がややカーブをしているのが雌、幅が狭く下端が直線的なのが雄とか。また、雄は第2次性徴として頭部の黒色斑点がやや多く、雌では少なくなっています。でも、移植のための採卵の時にはあまり区別せずに一緒くたに絞っているようです。
ワカサギの感覚  ワカサギに限らず魚はかなり近視で人間の5分の1程度とか見える範囲は2mとか言われていますが、色彩感覚はあって色によってさまざまな反応を示すようです。近視でも水の中の餌には敏感です。これは側線という感覚器官が発達しているからで、水流や音に敏感に反応し群れで泳いでいてもお互いにぶつかることは無いようです。また、味覚も鋭く、甘さ判別は人間の数十倍とも言われています。臭いにも鋭く反応するので、集魚剤を使って魚を集め活性化することも出来ます。でも、多くの湖では水質保全と魚の保護のため集魚剤使用を禁じているところが多いようです。榛名湖、赤城、丹生湖はもちろん禁止です。
ワカサギの食性と習性  ワカサギは主に動物性のプランクトンを食し、浮遊するアカムシも食べます。このため泥の中のアカムシを食べるヨシノボリと採餌形態が違い棲み分けが出来ています。目の悪いワカサギはシロサシをプランクトンと、アカサシをアカムシと間違えて食いついてくるのでしょうか?
 プランクトンには正の走光性があるので明るいところに多く発生したり集まります。このためワカサギも明るいところに集まります。冬に氷に穴をあけると水中に平均に散らばっていたプランクトンが集まるのでワカサギも寄ってくると言う事になります。
 夏の昼は群れて動き回り夜は分散して動きが鈍くなります。冬は底層に移り12月頃から岸近くに来遊します。ワカサギはプランクトンのやや下層を回遊していることが多いようで魚探で層を見つけその上側を釣るのが良いでしょう。
ワカサギの移植

初めての移殖は、明治42年(1909)に、茨城県の涸沼から福島県松川浦へと行われましたが、松川浦は、汽水域です。翌明治43年以降には、島根県宍道湖等から滋賀県琵琶湖に移殖されて、淡水域でも繁殖することが分かり、内陸部の湖沼に広く移殖が行われるようになりました。 諏訪湖には、大正5年(1915)に茨城県霞ヶ浦から移殖されました。榛名湖のワカサギは諏訪湖産が多いようです。諏訪湖では親魚を「登りヤナ」で採り、2−3時間蓄養して十分成熟させた後、卵を絞り出し雄の精液をかけ良くかき混ぜて、たらいに棕櫚皮の着卵枠を置いて流し込みますと卵表面の粘着膜が反転して棕櫚に付着するのだそうです。枠は30枚単位で100万粒になり、移殖用は発眼期になって輸送し、孵化場を作り動かないように、他の魚が入って卵を食べないよう網で囲って吊り下げます。榛名湖の東側で白い発泡スチロールが浮いているのが見られると思いますがそれがそうです。今年(13年)は水上バイクによって壊されたものがいくつもあったようです。こんなことも当年魚の不作に結びついているのかもしれません。

水清くして魚住まず?  榛名湖は最近の4〜5年不漁に泣いていました。ブラックバス説や餌不足が言われていましたが本当のところはわかっていません。たぶん複合原因なのだと思います。
しかし、2000年は一転して豊漁、秋口には浅瀬に水草が例年になくびっしりと生えていました。どうも湖の水が栄養分が多かったのでしょう。このため、ワカサギの幼生のころの餌のワムシも多く発生し、水草もバスからの隠れ家となって豊漁に結びついたのではないでしょうか。湖水の富栄養化=多少汚い?のかも・・・・・多少汚い水も良い事ですよね。
汚水やごみで汚れるのは困りますが、山の木からの栄養分の流れ込みは必要なことで、これまでも下水道に流してしまっては・・・・・。
ワカサギは近眼?  ワカサギは近眼だといわれています。2mくらい先のものは見えないのだそうです。餌を見つけた群れを如何に手返しを早く釣って自分の場所にくぎ付けにするかが沢山釣る秘訣だそうです。
榛名湖では10月の下旬頃につれなくなる時期がありますが、ちょうど水草が枯れて水が濁る時期に当たっています。目の悪いワカサギは水の透明度が落ちれば餌も見えなくなりますよね。
水の環境を考えよう   水と生き物の関係は非常に複雑です。これに人間の活動が絡むともっとややこしくなります。湖の水は自然な環境のもとで適当に維持され生き物が住めるようになっています。
  例えば、榛名湖などでは自然地形の中で水の対流が出来て水の浄化も行われ、酸素と養分の供給と分解が行われ、水生昆虫やプランクトンが発生し、魚も生息できるようになっています。
  ところが人間の活動によって酸素供給や養分供給・分解のバランスが崩れた時や人工の湖や溜池などの場合水の対流などが行われず富栄養価などが原因で藍藻類や放線菌が発生しカビ臭い水になってしまいます。ここで住む魚もカビ臭くて、とても食べることが出来ません。さらに水底では酸素が不足してヘドロとなって魚が近づくことが出来ません。そういう湖ではべた底ではもちろん魚はつれなく中層から上で釣れることになります。そして魚に有効な動物性プランクトンの発生も少なく水生昆虫も生きられないため魚はやせ細ります。魚の生息が悪いので人工餌を撒けば食べきれなかった人工餌がさらに富栄養化を引き起こして悪循環に陥ってしまいます。
 私たち釣り人はただ釣りをしているだけでなく水の環境をもっと考えるべきかも知れません
湖の四季
(榛名の不振原因を考える)
 水(液体)は温度が下がるほど密度が高くなって重くなりますが、0℃になると軽くなります。
 榛名湖のように表層の水温が0℃になって凍るような水深の深い湖は水の動きの季節変化が大きい事が知られています。
 
に氷が溶けて表層が4℃になると湖面から湖底まで水温が変わらなくなる時期に風などで水が動かされると湖底の水も動いて湖の水が良く混ざります。この時期を循環期と呼んでいます。
 ところが
の湖は成層期といって、湖の表面から5m〜9mの間では水温が22℃から21℃と変わらず、その部分だけで水が循環しています。この下に水温躍層ができて、ここで一気に水温が下がり20℃→6℃位になります。躍層から下層は水温が6℃から4℃になって水はほとんど動きません。このため夏場は湖底からの栄養塩の供給が抑えられ植物プランクトンの増殖速度は低下するようです。今年のように晴れの日が少なく光量が少ないと活性が悪く、特に深層部では酸素が少ない状態になって魚が深層部に行けないのではないかと思います。
 
になって水温が湖面から湖底まで一定(4℃程度)になり、水の循環が湖底から湖面まで行われる循環期なって酸素の含まれた水が湖全体に行き渡ります。そしてプランクトンの活動は活発になります。これが、珪藻が多いと茶色いため透明度を下げて、水が濁ったように見えるのだそうです。(しかし、光量が少なく春ほどではないそうです。)この時期はつまりプランクトンが増えるのでこれを食す時期となり、透明度も禍して餌釣りはいつも釣れない時期(10月の一時期)となります。
 
になって湖は、また成層期に入りますが夏の成層期と違って表面が0℃、湖底が4℃という安定した状態で水の循環は停止します。栄養塩の供給が減って植物プランクトンは減り、透明度も上がって、この時期がワカサギ釣りにとって一番良い時期になるのだそうです。

 榛名湖のボート解禁時に魚は居るけど釣れないという事がありますが、この理由として考えられるのが5m付近に水温躍層が出来ていて、それより深場は酸素が少ない状態で魚が行けない状態にあって、特に透明度が高い年は浅瀬の魚はボートの影におびえ短竿では釣れない状態になってしまうからではないでしょうか。
 さらに、ここにブラックバスの関与があります。増えすぎたバスやブルーギルに追われ、いつもなら水温躍層の9m付近まで逃げ込んでいるワカサギ君が、深場に落ちられずに水草の中に避難しているということが考えられこのような結果になったのではないでしょうか?
群馬県はワカサギ釣り王国 2003年の統計を見ると、ワカサギ釣りの延べ人数は、北海道が95,300人で一位、群馬県が70,000人で2位、長野県が53,400人で3位、福島県が52,600人、岩手県が37,500人、以下埼玉県、滋賀県、山梨県と続きます。つまり、群馬県は本州ではダントツのワカサギ釣り人口を誇るワカサギ王国と言えます。この経済効果たるやバカに出来ませんよね!!
緑色のワカサギと赤色のワカサギ 湖でワカサギ釣りをしているとワカサギの色が水深によって違っていることが往々にありますね。赤城大沼を例にとって見るとフカンドで釣れるワカサギは腹部が赤くなっています。そして浅瀬で釣れるワカサギは緑色になっています。これは、餌によるものではないかと思われます。

「緑色のワカサギが藻類を食べている」とよく言われますが、ワカサギは藻類は食べないので、これは違うのでしょう。では・・・なぜでしょう。
たぶん、浅瀬に多いオオミジンコなどが藻類を食べ緑色になったものをワカサギが食べているため腸内部が透けて見えて緑色に見えるのではないでしょうか。

では、赤いのはなぜでしょう。これは低水温に強く繁殖力の旺盛なケンミジンコ(体色は赤色)が水温の低いフカンドでも多く生息し、それをフカンドのワカサギが腹いっぱい食べているからではないでしょうか。
現に試験場の調査では深場のワカサギがケンミジンコを腹いっぱい食べ、満タンになった腸内部が透けて見える様子を確認しているそうです。

そして、赤城がこの時期釣れなくなるのは、そのようなプランクトンが豊富になり、ワカサギが他の餌に見向きせず腹いっぱい食べるから釣れなくなるのではないかと思っています。

ワカサギの採卵
 ワカサギの卵の多くは諏訪湖や網走のものが出回っていますが、群馬県の嬬恋村田代湖でも採卵が行われています。田代湖は東電の所有で普段は入れませんが特別の許可をもらって吾妻漁協が採卵しています。
 写真の定置網を6箇所仕掛けてワカサギを捕獲し、湖畔で採卵を行っています。採卵は雄雌関係なく絞っていきます。その後シュロ枠に卵を付着させます。1枚に3万粒の卵が付きます。これを30枚に束ねて一箱に入れます。1箱約100万粒ということになります。
田代湖のワカサギ採卵
定置網で捕獲します
ワカサギ採卵風景
ワカサギ採卵風景
シュロ枠に卵を着けます
シュロ枠を水につけて保存


TOP今年の釣果川遊びつりへ戻る