自然観察(28年度の観察会予定はこちら)(自然観察会の記録はこちらをクリック

● 自然とは

日本人の多くが農山村に住んで野良仕事や山仕事をして暮らしていた時代の「人間−自然」という関係は、日常生活の中で人間と自然は一体の存在で当たり前なものとして認識され、少なくとも明治以前の日本人には自然を自分自身と分けて考える存在ではなかったと言われています。

このようなことから、古の日本には英語で言う「nature=自然」という言葉は存在しませんでした。自然(じねん)という言葉はありましたが「強いて勉めざること」が当時の意味で、「自然=nature」という言葉が出現したのは、江戸時代の中期になって、オランダとの交易が始まり、稲村三伯という蘭学者が「波留麻和解(ハルマワゲ)」と言う蘭語の辞典を作り始めたのだそうですが、natuur(英語のnature)の和訳に苦慮して、「自然」の文字を当てたのが最初だと言われています。

自然の代表格である森林や草原からは「山仕事」や「遊び仕事」を通して、住む家の建築材料や燃料としての薪や炭、農業用の肥料や家畜の飼料、薬草、山菜やきのこといった食材など多くの収穫のみならず精神的な喜びや楽しみまでも授かっていましたし、現在伝えられている地域の伝統文化の多くは四季の変化のすばらしさを感じ、自然の恩恵を受けて生活してきた私たち日本人の祖先が生み出してきたものなのです。

 自然観察

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明治以降、技術面や効率のみが発達し自然を征服することが基本の西欧の科学思想が津波のようにやってきて、近代化や経済発展には大いに役立ったのでしょうが、一方で日本人と自然との密接な関係や秩序を根底から壊し始めてしまったのです。
特に、現代になってからは、多くの人工物に囲まれて自然との交流が無い生活を送る人々も増えてきました。一日中、土に触ることもなく、生命を持った生き物を見ることもなく、四季の変化を感じることも少なくなってしまうと、自然の見極め方やマナーも身に付かず、自然に接する事によって育まれる公共性や協調性、生き物に対する愛など人間本来の資質も失われてしまうことになります。

このようなことへの危機感からか、本能的になのか自然とのふれあいを渇望する人々が増えてきたような気がしますが、その入り方が分からなかったり戸惑ったりしている状況もみられます。
まずは、自然と親しみ、理解し、愛するために自然観察会に参加してみてはいかがでしょうか。観察会では草本や樹木、野鳥、昆虫や水生生物、地質など、その道の専門家に分かりやすく説明してもらえます。

 観察会などの予定(平成28年度) New

※ 平成28年度 NPO 群馬県自然保護連盟                


 注:群馬県自然保護連盟の行事予定の詳細はこちらをご覧ください。(リンクさせていただいています


※ 平成28年度 群馬県憩いの森(森林学習センター)の森林観察会

  (私が講師を務めるものです。すべての日程はこちらのホームページをご覧ください) 
 日   時 テ ー マ 記録
 6月4日(土)9:30〜11:30 「虫えい(虫こぶ)と梅雨期の花」 ブログに掲載しました。 
12月10日(土)9:30〜11:30 「樹木を冬姿で見分けよう」 ブログに掲載します


 観察会の記録 (平成22年度以降の観察会の記録はブログ「かわ遊び・やま遊び雑記」で紹介しています。)

※ 平成21年度

平成21年11月3日
群馬県自然保護連盟の自然観察会が下仁田町の物語山で開催されました。前日は雨で、止んだ後は気温が下がり風も強まって完全に冬型になってしまいました。林道、作業道、登山道は一昨年の台風で荒れていましたが、行く道々で細かな説明が行なわれました。西峰頂上に着いたのは12時を回ってしまいました。頂上の日陰には雪が薄っすらと残り荒船山や八風山、浅間山、鼻曲山、浅間隠山、妙義山、榛名山、赤城山などが展望できました。
平成21年8月2日
草津白根山の自然観察会です。雨が降る中、草津白根レストハウスの駐車場へ9時集合です。やはり行いが良いのか出発時間になったら雨が止んで明るくなってきました。コマクサの群生地に11時頃到着。風が強く、霧もまいていて視界は非常に悪く、元来た道を戻りました。コキンレイカやヒメシャジンなどが見頃でした。

※ 平成20年度

平成20年11月16日
自然観察指導員会主催の神成山の自然観察会です。朝9時に「かのさと」に集合して宮崎公園まで車に乗り合わせて、公園から西中を通って神成山まで縦走です。縦走といっても標高300mの高低差の無い里山ですので、ゆっくりと観察をしながら歩きます。
時々、雨が降ってくるあいにくの天気でしたが、雨に濡れた紅葉もまた一興で素晴らしいものでした。目玉はフモトミズナラ(写真)とコナラの区別でした。頂上でお昼を食べ、宇芸神社でムクロジなどを見て2時30分に終了しました。
平成20年9月28日
草津芳ヶ平の自然観察会です。朝6時40分に出発して、ネイチャーセンターに8時30分に到着です。気温は6℃とふるえる寒さですが30名の方が参加され、紅葉も始まり素晴らしい景色の中での観察会となりました。9時10分過ぎに開始し、エゾリンドウやオヤマリンドウなどの花々、クロマメノキやシラタマなどの山の果実を湿原まで行きながら午後3時までゆっくりと観察してきました。(山の果実ページに山の果実を7種類を追加しました。)
平成20年8月17日
平成20年度の観察会、私にとっては今年初めてです。旧鬼石町の三波川の小平河川公園で水辺の観察会をお手伝いして来ました。小学生以下の家族での観察会でタモ網を使って水生動物を捕まえていきます。魚類ではカジカ、シマドジョウ、ギバチなど、昆虫ではカワゲラやヘビトンボ、ナベブタムシ、ガガンボの幼虫などきれいな水に棲む生き物ばかりでした。(川の生き物ページに5種類、動物ページに5種類ほど追加できました)

※ 平成19年度

平成20年1月13日
ぐんま緑のインタープリター協会の冬の自然観察会(玉原高原:スノーシュー)に参加してきました。10時集合なのですが高速は混み、スキー場手前で渋滞と大幅に到着時間が遅れ、他の人も遅れて開始は11時過ぎになってしまいました。参加者は9名で、雪の降る風の強い中を出発です。非常に寒い観察会でしたが、ベテラン揃いのため濃密な研修ができました。冬芽も数種類追加できました。
平成19年9月30日
群馬県自然保護連盟の観察会(尼禿山・玉原湿原)のお手伝いをしてきました。天気が悪いのに39名もの参加がありました(写真)。
自宅付近は雨・・・玉原に着くと今にも降り出しそうな天気で、やっぱり開始と同時に降ってきました。カッパを着て傘をさしての観察会で、雨が強くなってトンネルで引き返すことになりましたが、沢山のことが観察できました。特に私は虫こぶの写真が5種類も追加できたことは収穫でした。
平成19年8月26日
松井田公民館主催の観察会が小根山森林公園で開催されました。駐車場に10時集合、あいさつ・講師紹介のあと早速開始されました。今回は私の妻や妻がコーチしているバスケット部の生徒達が一緒です。ストローブマツやドイツトウヒ、トチュウ、プラタナスなどの外国樹種、スギやヒノキ、ケヤキなどの国産樹種、多くの草花、イノシシの足跡などを見て歩きました。
平成19年8月5日
緑のインタープリター協会主催の観察会が伊香保森林公園で開催されました。駐車場に9時半集合、主催者あいさつ・講師紹介・注意(写真・左)のあと大人班に分かれて出発です。ツツジが峰、オンマ谷、蒸し湯、モミジの園地、ワシノ巣風穴などを見て歩いて2時30分に終了しました。カミナリも鳴り出したので雨に降られず丁度良い時間に終わりました。
平成19年4月22日
自然保護連盟の第1回目の観察会が子持山で開催されました。朝7号橋の駐車場に8時半集合、主催者あいさつ・講師紹介(写真上・左)などのあと出発です。屏風岩、獅子岩(写真下・左)などを経由して12時30分に子持山頂(写真下・右)に到着しました。獅子岩の上では岩脈(写真上・右)の説明を高所恐怖症に耐えて聞いて、頂上ではお昼を食べて、オオダルミ経由で下山、3時に駐車場へけが人も無く無事に到着しました。

※ 平成18年度

平成19年3月17日
緑のインタープリターのフォローアップ研修に参加し、馬場多久男先生のお手伝いをしてきました。インプリの方が25名参加し憩いの森で午前中は標本採り、午後は机上で検索です。
平成18年8月26日〜27日
内山林業さんで第7回フォレストシンポジュウムに参加してきました。自然観察会ではないのですが、森林認証制度や違法伐採問題について話し合い、その後夜はBBQで懇親会でした。

※ 平成17年度

平成17年10月20日、小根山森林公園で松井田東中学校の総合学習自然環境コースの講師をしました。台風一過の晴天の森林公園はすがすがしく、木曜の休館日で他に入園者もいなかったためゆっくり観察できました。落ち葉をめくり土壌生物を探しました。そのあと100年スギの道を歩きながら、草木の種の散り方や、面白い葉っぱとして実のついたハナイカダやトチュウの糸を引く葉っぱなどを観察しました。

落ち葉めくり

トチュウの葉っぱの手品

平成17年9月25日、ぐんま昆虫の森での観察会。しかし、台風の影響で雨です。参加者が少なく講師の方が多くて濃密な観察会ができました。参加者は大人ばかり18名でした。アゲハチョウ、かやぶき民家、養蚕、水生昆虫、展示室、観察館などを見てきました。

かやぶき民家の様子

水生昆虫の観察

平成17年5月29日、赤城大滝(不動滝)で群馬県自然保護連盟開催の観察会に参加し指導してきました。予定人員を大幅に超えて120名もの参加者がいて少し大変でしたが、天気もよく、鳥も花もたくさん観察できました。この様子は群馬テレビでも取材していました。6月13日月曜日の夜7時30分から放映するそうです。

開会式の様子

赤城大滝を眺めながら昼食

平成17年5月22日内山林業さんの第14回親子森林フォーラムに参加し自然観察会で山菜などについてを指導してきました。親子20人以上が参加して森林セラピーの説明や体験、山菜取りをしました。お昼には山菜のテンプラやよもぎうどんなどでお腹がいっぱいになりました。普通の観察会は採集は禁止ですが、ここでは取って食べて、触って聞いて、香りを楽しんでと、五感で楽しめるのがいいですね!

開会式・管理棟前で

山菜の説明です

※ 平成16年度

平成16年10月10日(日)みかぼ森林公園で行われた自然観察会の様子です。総勢25名が参加しました。台風22号が通過して、良い天気になるかと思ったのですが、霧雨の降る1日でした。植物を中心に観察会が行われました。シカの足跡や食害、角研ぎの跡も見られ、遠くでこぐまの鳴き声も聞こえました。今回で今年の観察会は終了です。

管理棟前で
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林道沿いから赤久縄山へ
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平成16年9月26日(日)新里村のぐんま昆虫の森で行われた自然観察会の様子です。総勢45名が参加して、あいにくの雨でしたが盛りだくさんの観察が行われました。小さな子供でも昆虫のことを良く知っている子がいたりして、この先が楽しみです。

ぐんま昆虫の森・赤城型民家の前で説明
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カラタチに着いたアゲハチョウの幼虫を観察
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平成16年7月31日(土)〜8月1日(日)妙義山で行われた子供自然観察会の様子です。小学生30名が参加して1泊2日で行われました。妙義山に登り、早朝の探鳥会や葉っぱの拓本取り、水生昆虫の観察などを行いました。

早朝の探鳥会
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水生昆虫の観察
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平成16年6月26日(土)榛名山で行われた自然観察指導員の研修会およびNACS/Jの全国一斉自然観察会に参加しました。17名が出席し地質や植物の研修ができました。

ビジターセンターで久保先生の地質の講義です
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湖畔での地質の説明です
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平成16年5月8日内山林業さんの第12回親子森林フォーラムに参加し自然観察会で山菜などについてを指導してきました。親子30人以上が参加して盛況でした。お昼には山菜のテンプラやおひたし、よもぎオヤキなどでお腹がいっぱいになりました。本当に個人の開催にもかかわらず素晴らしいですね。(状況写真は撮り忘れてしまいました。)

※ 平成15年度

平成15年10月19日(日)今年度最後の群馬県自然観察会が伊香保自然公園でで行われました。晴天で絶好の観察日よりでした。今回は群馬テレビの撮影も行われ10月27日(月)午後7時30分~放映される予定です。イノシシのぬた場や紅葉、虫こぶ、どんぐりの観察などができました。

大駐車場での開会式、沢山の方が参加しました
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ドングリについて説明を聞いています
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平成15年9月27日(土)妙義神社で行われた自然観察指導員の研修会に参加しました。17名が出席し濃密な研修ができました。

神社脇の駐車場での開会式、里見先生が講師です
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大の字までいきました。そこから我が家方面の眺めです
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平成15年4月26日(日)内山右之助さんの第10回森林フォーラムに参加し、自然観察会や椎茸の駒打ちに参加しました。

山荘前での開会式
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原木置き場での説明
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※ 平成14年度

平成14年9月15日親子向け自然観察会(榛名沼ノ原)曇りで肌寒かったのですが、榛名湖のプランクトンの観察、初秋の草花を見て、カンタンの鳴き声を聞いて充実した1日でした。

ネットで採集したプランクトンを見ています
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沼ノ原での説明
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平成14年5月26日内山林業さんの第8回親子森林フォーラムに参加し自然観察会を指導してきました。なんと親子40人が参加して盛況でした。個人の開催でこんなにしっかりやっている事に感心しました。

広葉樹林で観察
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葉っぱの拓本をとっています
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 ※ 13年度

平成14年3月17日富岡市蕨
 富岡市蕨(わらび)の「かぶら里山保全会」の例会での観察会を手伝ってきました。保存会は山の整備をする班や自然観察会を行う班などに分かれて活動していました。自然観察は中学生を中心に行われ、今回は昆虫や冬芽などでした。

中学生が多いのにビックリ、アナグマの巣を見ています。
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カタツムリの仲間の話を真剣に聞きます。
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平成13年10月14日伊香保森林公園
 紅葉の始まった伊香保森林公園で親子自然観察会が開催されました。今年の紅葉はあまり美しくはなかったのですが、人数も丁度よく沢山の事が観察できました。

30人以上が参加して大駐車場で開会式です。
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オンマ谷への入り口で・・。
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平成13年8月5日草津白根山
 
家を出る時は小雨、碓氷峠では結構降っていて心配しましたが、草津白根の駐車場についたら写真のように晴天でした。雨を予想して参加者が少なく、講師が多かったため濃密な自然観察が出来ました。コマクサやイワオトギリ、アキノキリンソウ、コキンレイカ、ウスユキソウなどが咲き、アサギマダラなどの蝶やクロサンショウウオ・モリアオガエルの幼生が観察できました。

出発前の打ち合わせ。
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横手山や岩菅山が遠望できます。
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平成13年5月20日鼻曲山
 
5月晴れの中、百人近い沢山の人が集まりました。エゾムシクイやコマドリ、ジュウイチ、ツツドリの声を聞き、開き始めたトウゴクミツバツツジやズミ、ヤマナシの花をながめながら3時間かけてゆっくりと登りました。下りは1時間30分でした。

途中で休憩しながら勉強会
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頂上(小天狗)から浅間山の眺望。
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平成13年4月8日赤城木の家周辺
 
13年度最初の観察会です。まだ寒く、芽吹きも遅く花も少なかったですが、有意義でした。

子供たちは水棲動物が大好き
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カタクリの群生地にて
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 ※ 12年度

 平成12年度は、自然観察指導員として自然観察会に出席する回数がへってしまいました。平成13年度は回数を増やそうと思っています。
 下の上毛新聞に載った記事は昨年、指導員仲間の「富岡の自然を考える委員会」の会長に依頼され参加した観察会です。
富岡市の自然を考える委員会のページへ

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