※ 奇妙な植物:虫えい(虫こぶ)など・121種
  :虫えい(虫こぶ・ゴール100種)・テングス病・コブ病(菌えい・11種)・珍しい葉(3種)・虫のすみか(7種)など

※虫えい(虫こぶ、ゴール)
植物の葉にコブがついていたり、芽に異常に膨らんだり、奇形になった部分があったりします。これらを虫えい、虫こぶ、ゴールと呼んでいます。タマバエやタマバチ、アブラムシなどがこれをつくりますが、菌もつくります。虫えいにはタンニンが多く含まれて染料や医薬品、食物として利用されています。
虫えいの名前の付け方にはルールがあって、植物名+虫えいの出来る場所+虫えいの形+フシ、が一般的です。例えばコナラの芽についたリンゴのような虫えいはコナラ+メ+リンゴ+フシとなります。ただし出来る場所が省略されることもあるようです。

一部の記述にあたっては薄葉先生
東京環境工科専門学校
九州大学大学院農学研究院昆虫学教室のご指導を受けました。

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ヌルデミミフシ(五倍子)

ヌルデシロアブラムシがヌルデの葉について出来た虫えいです。
フシという言葉をつける元となった虫えいです。
タンニンの含有量が50%以上と多く、この乾燥品は五倍子といわれインクや草木染め、昔はお歯黒などの染料につかわれました。
右側は切断した写真で虫えいの中に無数のアブラムシがいました。

nurude-ha-ibokehusi-1.jpg (19730 バイト) nurude-ha-ibokehusi-2.jpg (17671 バイト) ヌルデハイボケフシ

ヌルデフシダニによって葉に作られるフシダニのえいです。
葉表にいぼのようにふくらみ、葉裏はへこんで白い毛が密生し、その中にダニがいます。

ムクロジハコイボフシ

群馬県、それも西毛地域にムクロジが生育するのも珍しいのですが、そのムクロジ葉にフシダニが作る虫こぶがありました。
図鑑には載っていないので良く分かりませんでしたが、1932年の文献に、この名前で載っているようです。
ムクロジの虫こぶにいたフシダニ

上の葉裏の部分を顕微鏡で覗くと足が2対4本あるフシダニが蠢いていました。
結構動きは早いですね。写真はピンボケで足がはっきり写っていません。

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ハクウンボクエダサンゴフシ(ハクウンボクハナフシ)

ハクウンボクの枝に緑色のロウ細工のような虫えいがつきます。
ハクウンボクハナフシアブラムシが寄生して2年がかりつくり上げるそうです。右は切断した写真です。

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エゴノネコアシ

エゴノキにつく猫の足のような虫えいです。
しかし、よくこんな名前を付けたものです。エゴノネコアシアブラムシが寄生して出来たものです。
上左は出来たての頃、上右は脱出口の開いたものです。

冬はアシボソ(イネ科)に寄生するのだとか・・・。

下の写真は虫えいを切断したものです。左側には羽の生えたアブラムシと羽のないものがいました。
右側は脱出口が開いたもので、違う虫が入っていました。虫えいを食べるえい食者のクロフマエモンコブガの幼虫かな?

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コナラメリンゴフシ

コナラの枝先の芽にできたリンゴのような虫えいです。
ナラメリンゴタマバチが寄生してできたものです。
タンニンが強く、切断したナイフも真っ黒になってしまいました。虫えいがタンニンが多いというのは本当ですね。

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コナラメイガフシ

一見クリのイガのように見えますが虫えいです。
ナライガタマバチがコナラの芽に卵を産んで幼虫が寄生してできたものです。写真のものは1年経過したもので中には虫はいませんでした。

ナラハタイコタマフシ(タマバチ科)

コナラの若葉に作られた太鼓型の虫えい(虫こぶ)で葉の表裏の両方に膨らみます。両面ともほぼ同じ大きさで先端はやや平らとなって赤褐色の円輪を伴うことがあります。えい形成生物はナラハタイコタマバチで虫えいが幾つも接して生じ、葉が捻れたり縮んだりしていることが多い虫えいです。5月上旬には蛹となって下旬に脱出します。写真には脱出口も見えます。撮影6月上旬:榛東村。

ナラハスジトガリタマフシ(タマバチ科)

コナラの葉柄や主脈に作られる球形〜楕円形の虫えい(虫こぶ)で先端に行くほど細くなり先端は名前のとおり急に尖ります。えい形成生物はナラハスジトガリタマバチで、表面は滑らかで黄緑色から桃赤色、5月上旬頃に目立ち始め下旬には落下してしまいます。撮影6月上旬:榛東村。

ナラハスジコブフシ(タマバチ科)

コナラの葉の一部を紡錘形に肥大させる虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はナラハスジコブタマバチで葉裏側の方が大きく発達して無毛、葉表側は中心部が突出して淡い赤褐色の細毛が生えています。成虫は5月下旬〜6月上旬に脱出して根に産卵するそうです。撮影6月上旬:榛東村。

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ナラハウラマルタマフシ

ミズナラについたタマフシです。
ナラハウラマルタマバチ(コナラフシバチ)が寄生して出来たものです。

ナラハヒラタマルタマフシ

ナラハヒラタマルタマバチによってミズナラの主脈および支脈に作られた表面がつやつやした桃紅色の虫えいです。
コナラなどにも作られるようです。出来はじめの虫えいは葉に付いている部分が平らで半球形ですが、大きくなるにつれ球形に近くなってきます。
虫えいは9月頃から出来はじめ10月上旬頃から落下し、次の年の10月に蛹になって11月頃に羽化するのだそうです。

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カシワメオオニセハナフシ

カシワメオオニセハナタマバチによって新しい枝にニセハナ状の虫えいが作られます。
コナラ属にはタマバチによる、よく似た虫えいが多種類できるそうで、他の虫えいであることも考えられます。

ナラハグキコブフシ(タマバチ科)

カシワの葉柄に作られたこぶ状の虫えい(虫こぶ)です。コナラやミズナラにも作られ、えい形成生物はナラハグキコブタマバチで葉裏側の発達が大きく、葉表は窪みがあります。虫えいの完熟は5月下旬頃で、6月上旬に蛹になり、中旬には羽化するそうです。撮影6月上旬:榛東村。

クヌギエダイガフシ

クヌギエダイガタマバチによって若い枝に作られ、果実と間違えるような形の虫えいです。ほぼ球形でイガ状の突起が反り返りながら群生し、突起には軟毛が密生しています。8月上旬頃(撮影は8月6日)から出来始め9月頃にサナギ、10月に成虫が羽化して秋から春にかけて冬芽に産卵するそうです。冬芽の雄花に出来た虫えいがクヌギハナコツヤタマフシ(両性世代)になります。

クヌギハケタマフシ

クヌギハケタマバチによって葉裏に作られた球形の虫えいです。全体に白色の細かい毛を密生し、先端はわずかに細くなって凹みがあります。虫えいは7月中旬頃(撮影は8月6日)から出来始めて9月下旬頃から落下するそうです。成虫は11月に羽化し、そのまま越冬して翌3月に脱出して花芽に産卵するそうです。花芽に産卵して雄花に出来た虫えいがクヌギハナカイメンフシ(両性世代)になります。

クヌギハナカイメンフシ

クヌギハナカイメンフシは「クヌギハナカイメンタマバチ」が雄花に作った虫えいです。つまり、クヌギのハナ(雄花)に作られたカイメン(海綿)状の虫えい(フシ)という命名です。
虫えいは芽吹きとともに現れ5月下旬頃に熟して成虫が現れます。この時は雌雄の成虫が現れます(両性世代)。そして、これらの成虫はクヌギの葉裏に産卵します。
葉裏に産卵されたものは7月中旬頃から赤褐色の球形で表面に微毛が生えた虫えいを作り始めます。こちらはクヌギハケタマフシと呼ばれます。

クヌギハクボミフシ(トガリキジラミ科)

クヌギの葉に形成される小さな突起状の虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はクリトガリキジラミで、一匹ずつ葉裏に固着して吸汁しています。成虫で越冬して4月頃にナラやカシ類の新葉に産卵し、5月頃から黄緑色のいぼ状の虫えいが目立ち始めます。撮影6月上旬:榛東村。

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クリメコブズイフシ(クリタマバチ)

クリの代表的な害虫です。クリの芽にタマバチが寄生して虫えいを作ります。
実がならなくなって、枯れてしまう事も・・。年1回発生で世代交代はせずに雌が雌を産むのだそうです。

クリハイボフシ

クリの葉の表裏にイボ状にふくらんだ虫えいが作られます。葉表は半円球状〜尖った形までさまざまな形をしています。葉裏は壺状にふくらんでいます。クリフシダニによって作られるフシダニえいです。

bunahaakagetamahusi.jpg (29465 バイト) ブナハアカゲタマフシ

タマバエの一種によってブナの葉の表に作られます。
直系4mmくらいです。表面は淡い紅色の毛に覆われてとても奇麗です。5月六合村の山で見つけたものです。

ブナハウラカイガラフシ

ブナハウラカイガラタマバエによる葉の両面にできる虫えいです。
二枚貝状で光沢のある茶褐色で壁が薄い中空になっています。
虫えいは6月頃から見え始め落葉とともに落下して翌春にサナギ〜幼虫になるそうです。1枚の葉に30個以上付くことも多々あるようです。

葉表にみられるブナハカイガラフシ(ブナカイガラタマバエ)とは一応区別しておいた方が良いそうです。
bunahamarutamahusi.jpg (17127 バイト) ブナハマルタマフシ

ブナマルタマバエによって作られた球形の虫えいです。
成熟すると赤味を帯びてきます。10月過ぎに落ち葉よりも早く虫えいが落ちて、その中でさなぎとなって、春には羽化するそうです。

ブナハツノフシ

これはイヌブナの葉表に作られていたものです。すこしピンボケ。葉脈と葉脈の間に細長い円錐形の虫えい(虫こぶ)を直立させます。えい形成生物はタマバエの一種だそうです。5〜6月に目立つようになって、落葉よりも早く落下して虫えいの中でサナギになって越冬するそうです。春に羽化して新芽に卵を産むそうです。撮影5月中旬:安中市松井田町。

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シラカシハクボミフシ

シラカシトガリキジラミによってできたいぼ状の虫えい。
葉の裏側に幼虫がついています。

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ケヤキハフクロフシ(ケヤキヒトスジワタムシ=ケヤキフシアブラムシ)

ケヤキの葉にアブラムシが作った虫えいです。トックリを逆さにしたような袋状の虫えいがたくさん付きます。
秋には緑から茶色に変わります。

ハルニレハフクロフシ

ハルニレの葉にオカボノクロアブラムシが作った袋状の虫えいです。
美しい赤色〜黄緑色で一枚の葉にたくさん出来ます。

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エノキハトガリタマフシ(タマバエ科)

エノキの葉の各所に作られる先端が尖った円錐形の虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はエノキトガリタマバエで緑色、内部は空洞で幼虫が一尾入っています。6月には成熟して地上に落下して、そのまま虫えいの中で過ごして春先に蛹にそうです。撮影6月上旬:榛東村。

エノキハイボフシ(フシダニ科)

エノキの葉に形成される不規則な形の袋状の虫えい(虫こぶ)で群生します。えい形成生物はフシダニの一種で、生態は不明です。撮影5月下旬:榛東村。

エノキハツノフシ(カイガラキジラミ科)

エノキの葉表に作られた角状の虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はエノキカイガラキジラミで黄色〜緑色で先端は尖っています。えいの中には幼虫が1尾入っています。

年2世代で6月に虫えいから出て羽化し産卵、2世代目は11月頃に羽化して産卵するそうです。分布は栃木や千葉、長野以西で移動性が弱いため局地的な分布だそうです。撮影6月上旬:榛東村。

マンサクハフクロフシ(アブラムシ科)

マンサクの葉の表面に作られた袋状の虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はマンサクフクロフシアブラムシで、7月中旬には底に穴が開いて有翅胎生虫が現れてシラカバなどに移り住むのだそうです。撮影5月中旬:榛東村。

イスノキハタマフシ(アブラムシ科)

イスノキの葉の表面に半円径の虫えい(虫こぶ)が作られ、葉裏は円錐状に突起します。
えい形成生物はヤノイスアブラムシで黄緑色、日当たりの良いところでは赤くなります。5月中〜下旬に有翅胎生虫が脱出した後に寄生された葉はほとんどが落葉するようです。

イスノキの芽の基に産卵されて卵のまま越冬し、4月頃に孵化して集まり新葉の裏側で吸汁を始め、その刺激で盛り上がってくるのだそうです。5月中・下旬に出現した有翅胎生虫はコナラに移住して幼虫を産卵し、成虫となって夏を越し10月頃から産仔して、これが有翅胎生虫となってイスノキに戻って両生世代の虫を産んで、それが交尾して芽の基部に卵を産むのだそうです。撮影6月上旬:榛東村。

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イタヤカエデハイボフシ

葉っぱが手を広げたようなので虫えいまでも放射状です。
寄生主はフシダニです。あまり気持ちのいいものではないですね。

サクラハチヂミフシ(アブラムシ科)

カスミザクラの新葉の裏を内側にして萎縮しながら巻き込んだ虫えい(虫こぶ)で、色は鮮やかな紅色で肉厚になります。えい形成生物はサクラコブアブラムシで、芽の基で越冬(卵)し、春に孵化します。その後、幹母幼虫が先端部の新葉に移動して増殖を続け虫えい(虫こぶ)となるのだそうです。6月には有翅胎生虫が現れてヨモギに移り住むそうです。撮影5月中旬:榛東村。

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サクラハマキフシ(アブラムシ科)

サクラの先端部の葉が裏側に向かって縦に巻き込まれます。えい形成生物はヤマハッカコブアブラムシで巻き込んだ葉の中で増殖し葉柄や梢にも広がって虫えいが褐変することもあります。6月頃には有翅胎生虫が現れてヒキオコシやヤマハッカに移動して個体数を増やし、秋にサクラに戻ります。撮影5月中旬:榛東村。

エドヒガンハベリフクロフシ(アブラムシ科)

エドヒガンの葉縁に作られた袋状の虫えい(虫こぶ)で弧を描いて曲がり黄色〜赤みを帯びます。えい形成成物はサクラハベリフシアブラムシなどで芽の基部に生み付けられた卵で越冬し、4月初めに孵化して新葉に寄生して5月頃に袋状の虫えいとなります。その後、有翅胎生虫はヨモギに移って寄生し、秋にサクラに戻るそうです。撮影5月下旬:榛東村。

ミザクラハベリフクロフシ(アブラムシ科)

ミザクラ(サクランボ)の葉縁に作られた袋状に盛り上がった虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はミザクラコブアブラムシでサクラの芽の基部で越冬し3月下旬に孵化し新葉に寄生してえいを形成するそうです。5月下旬には2次寄生としてキクの根に移住するそうです。撮影5月下旬:安中市松井田町。

モモハチヂミフシ(アブラムシ科)

モモの葉が葉裏を内側にして縮れながら縦に巻き込まれる虫えい(虫こぶ)です。えいの形成生物はカワリコブアブラムシと言われていますがモモハマキフシを形成するモモアカアブラムシと混生することも多いと言われています。撮影5月下旬:安中市松井田町。

モモ縮葉病(菌えい)

サクラハトサカフシに似ている火ぶくれ状の虫えい(虫こぶ)がモモの葉に出来ていました。
しかし、何となく形状が違うので葉裏を見るとアブラムシなどのえい形成生物が見あたりません。どうも菌によって作られた「菌えい」のようなので調べてみたら「モモ縮葉病」に辿り着きました。撮影5月下旬:安中市松井田町。

ウメハマキチヂレフシ(アブラムシ科)

ウメの新葉裏面を内側にして斜めに巻き込みながら縮れた虫えい(虫こぶ)です。ムギワラギクオマルアブラムシがえい形成生物で、卵で越冬、芽吹きとともに孵化して新葉の裏側に寄生して虫えいを作り、6月頃にはヒメジョオンなどに移り住み、10月頃に舞い戻って来るのだそうです。

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ハマナスハタマフシ

ハマナスハタマバチによって作られた虫えいです。
ハマナスの葉の裏側だけに作られるようです。写真は布施英明先生が自宅で撮影したものを頂きました。

キイチゴハケフシ

キイチゴハモグリダニがキイチゴなどの葉に作るフシダニえいです。
あまり気持ちいい形ではないですね。
クサイチゴハケフシ

クサイチゴにキイチゴハケフシと同様な虫こぶがありました。

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ヤナギシントメハナガタフシ

イヌコリヤナギの先端にヤナギシントメタマバエがついて出来たものです。先端の芽の成長が止まり緑色のバラの花のようになっています。

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イヌコリヤナギハアカコブフシ

コブハバチの1種によって作られる虫えいです。表面は滑らかで黄緑色から紅色に変化します。
葉の表裏に作るため葉の縁が虫えいの中央を通ります。中を切断したら空洞部分が広く幼虫にカビが生えて死んでいました。

ヤナギメフクレフシ

ヤナギメフクレタマバエによってオノエヤナギの側芽に作られた虫えいです。(少しピンボケ)

ヤナギエダマルズイフシ

ヤナギマルタマバエによって作られます。小枝の中ほどに紡錘形の虫えいで木質感があります。幼虫は1尾で5月ころ産卵され7月頃からコブが目立つようになります。秋までに終齢幼虫になり越冬して4月頃に蛹になるそうです。

アカメヤナギハコブフシ(ハバチ科)

アカメヤナギの葉脈に沿って作られる円盤状の虫えい(虫こぶ)で、葉表側の膨らみはわずかで淡緑色から赤みを帯びたものまで様々です。葉裏は半円球状に大きく膨らみます。えいの形成生物はコブハバチの一種で5月上旬頃に葉裏の主脈に卵を産むそうです。幼虫は虫えいの中で成長し落葉前に脱出して土の中でサナギ(前蛹)になって越冬するのだそうです。撮影5月下旬:榛東村。

オノエヤナギハウラケタマフシ(ハバチ科)

6月上旬にオノエヤナギの葉裏に形成される白色の毛に覆われたほぼ球形の虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はコブハバチの一種で主脈に沿って幾つかの虫えい(虫こぶ)が並び、ひとつのえいに一匹の幼虫が入っています。10月頃に落下した虫えいから脱出して地中で繭を作って越冬し、春に蛹になって6月頃に羽化し葉裏の主脈に産卵するそうです。撮影は6月中旬:東吾妻町須賀尾。

ハリエンジュハベリマキフシ

「ハリエンジュハベリマキタマバエ」によって形成され年に数回発生するようです。本種は、本来は北米の北東部のみに分布しているもので比較的新しい侵入種です。日本以外の国にも侵入が報告され、本種が羽化する頃は落葉してしまう被害があると言われています。
侵入種のため天敵が存在せず、ハリエンジュも全国各地に植栽され野生化もしているため勢力を拡大したようです。

サイカチハオレフシ(キジラミ科)

サイカチの小葉の中央から折れ曲がり縮れた形となった虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はサイカチマダラキジラミで虫えいの中にはたくさんの幼虫が入っています。年に2回(6月頃と8月頃)発生するようですが詳しいことは不明です。撮影6月上旬:榛東村。

ヤマフジハフクレフシ

フジの新葉に作られていた虫えい(虫こぶ)です。葉の表裏両方に丸く盛り上がった球形のものがたくさん出来ていました。えい形成生物はタマバエの一種なのですが、生活史は解明されていないようです。最初は緑色で、成熟すると褐変します。この写真は褐変してきたので、もうじき成熟した幼虫が出てくるのでしょう。その後は地中で過ごし、サナギとなって新芽の時期に羽化し産卵するのだと言われています。撮影5月中旬:安中市松井田町。

オニグルミハケフシ

 新潟の湯沢でオニグルミについていた虫えいです。フシダニによってつくられます。

キブシハコブケフシ

キブシの葉についた虫えい、葉裏は凹んで白い柔毛が密生しています。
フシダニによる虫えいです。

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ゴンズイミフクレフシ

写真のように虫えいを切断するとピンク色のタマバエの幼虫がもぞもぞ動いていました。
高崎の観音山丘陵で新たに見られたもので、詳しい生態等は不明です。

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リョウブハタマフシ(タマバエ科)

リョウブの葉の両面にほぼ均等に膨れた虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はタマバエの一種で両側とも球形で淡い緑色を帯びています。生活史は不明のようですが10月くらいまでは見られることもあります。撮影は6月中旬:渋川市伊香保。

ヤハズハンノキハイボフシ

フシダニの一種が作ったヤハズハンノキハイボフシです。生態は不明です。
写真は片山先生から送っていただいたものです。撮影は至仏山です。

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シラキメタマフシ

シラキに着いた球状の虫えいでハリオタマバエの仲間シラキメタマバエ(未記載種だそうです)が寄生して作られます。
5月には成虫となって脱出します。分布は少ないようです。

切断写真は左は既に成虫が出てしまったもの。右はオレンジ色の幼虫が入っていていました。

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ウコギハグキツトフシ(トガリキジラミ科)

ヤマウコギの葉柄に作られた虫えい(虫こぶ)で茎が様々な形・凸凹に膨れあがります。えい形成生物はウコギトガリキジラミで虫えいの内部にはたくさんの幼虫室があって一匹づつ入っています。成虫で越冬して3月中旬頃に産卵、9月半ば頃まで虫えい内で過ごして外へはい出してから羽化します。成虫は常緑樹の葉裏などで越冬するそうです。撮影5月下旬:榛東村。

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テイカカズラミサキフクレフシ

テイカカズラミタマバエによって細長くなるべき実が不規則な球形になっていました。
図鑑によると2つの実が先端でくっついていると書いてありますが、ここにあったものは全て離れていました。虫えいを切断したら乳液状のものがたくさん出てべたべたしていました。

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マタタビミフクレフシ

マタタビの実がタマバエ(マタタビミタマバエ)の寄生でこぶしを握ったような形の虫えいになったものです。
紡錘形の本来の実より滋養強壮の薬効があるそうです。これを漢方薬では木天寥と呼びます。熱湯で数分煮て乾かし焼酎につけて飲むと体を温め、強心、利尿などの効果があるようです。

ヤマブドウハトックリフシ

ブドウトックリタマバエによってヤマブドウの葉に作られた虫えいです。
円錐形で先端は急に細くなってトックリ状です。色は緑色から鮮やかな朱色まで様々です。
この写真は9月下旬に撮ったものですが、この後、地上に落下して虫えいの中で幼虫が越冬するそうです。
budouhakehusi-ura.jpg (21187 バイト) budouhakobuhusi.jpg (20224 バイト) ブドウハケフシ

ブドウハモグリダニによって葉裏に作られるフシダニえいです。
裏は葉表に向かって凹み白ぽい毛せん状になります。その柔毛の中にダニがいるそうです。葉表は火ぶくれ状態に見えます。
ブドウツルフクレフシ

アシナガバチの擬態をするブドウスカシバの幼虫によって作られる虫えいです。
つるを紡錘状に肥大させます。これはエビヅルに付いたもので幼虫は釣り餌にします。
アオキミフクレフシ

この「アオキミフクレフシ」は冬だからこそ見つけやすいものなのです。

それはアオキの正常な果実は冬になると赤く熟して落下してしまいますが、アオキミタマバエに寄生された実は変形して不規則な形になって緑色のままか、部分的に赤みを帯びる程度で初夏まで落下しないという特徴が有るからなのです。

アオキミフクレフシ

アオキミタマバエによって実が不規則に変形します。寒地のヒメアオキなどの虫えいは正常の実より大きくなるようです。
また、正常の実は冬になれば赤く色づいて落ちますが、虫えいになった実は緑色のままで年を越して次の初夏まで落下しないそうです。実際にこの写真は新潟の巻機山の麓で12月に撮影したものです。

ニシキウツギハコブフシ(ハバチ科)

ニシキウツギの葉脈に沿って細長い楕円形状に作られた虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はニシキウツギハコブハバチで表面は滑らかで淡い緑色から黄色を帯びます。
年一世代で、春に羽化して若葉に産卵し夏には成熟して脱出し土の中で越冬するそうです。撮影は6月中旬:渋川市伊香保。

カキハベリマキフシ

カキクダアザミウマによって葉の縁から葉裏を外側にして縦に巻かれます。両側から中央に向かって完全に巻き込まれることが多いようです。表面は火膨れ状にゴツゴツすることがあります。葉の内部には成虫や幼虫が群生します。
成虫は6月中旬ごろにはカキやクヌギなどの樹皮に移動しますがカキの幼果とヘタの間に寄生して加害するものもあります。

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シロダモハコブフシ

シロダモタマバエによってつくられた虫えいです。
初夏に成熟した写真です。葉の表側は黒褐色の円錐形、葉裏は茶褐色の半球形になっています。

トチノキハコイボフシ(フシダニ科)トチノキ科

トチノキの葉に作られるイボ状の虫えい(虫こぶ)で島状に集合します。えい形成生物はフシダニの一種で表裏両方に突出します。フシダニ類の研究者は少なくて生態は不明のようです。撮影は6月中旬:東吾妻町須賀尾。

クマヤナギハフクロフシ(トガリキジラミ科)

クマヤナギの葉の側脈に沿って台形や球形、角状などいろいろな形に突起する虫えい(虫こぶ)です。えい形成生物はクマヤナギトガリキジラミで黄緑色、葉裏は深く陥没しています。
中には一匹の幼虫がいて一枚の葉に十数個のえいがつくられます。年一世代で、成虫で越冬、5月上旬に新芽に産卵、6月頃に成熟し6月下旬頃に羽化するそうです。撮影は6月中旬:渋川市伊香保。

ナギナタコウジュハチジミフシ

ナギナタコウジュワタムシによって葉が縮んだ虫えいです。
9月下旬に一次寄生のニレに戻るようです。

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turihune-husi1.jpg (62740 バイト) ツリフネソウハオレタマゴフシ

ツリフネソウコブアブラムシによってできます。
船の形をした袋状で葉肉が肥大して赤や黄色を帯びます。
体の透き通ったうじ虫状の幼虫がいましたがアブラムシを食べるヒラタアブの幼虫でしょうか?

kiturihunekukitamahusi.jpg (19486 バイト) キツリフネクキタマフシ

キツリフネタマバエによって茎に作られる虫えいです。
球形のものが多く緑色のものや赤色のものも有ります。

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イノコズチクキマルズイフシ

イノコズチウロコタマバエによってイノコズチの茎の節の部分にできたものです。

アカザクキツトフシ

アカザの茎が長い紡錘形にふくらみ赤褐色になっています。
写真はピンぼけですが、アカザフシガによって作られます。

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ヤマノイモツルフクレフシ

ヤマノイモウロコタマバエがジネンジョ(ヤマノイモ)の蔓に付いた虫えいです。

似た虫えいがウリウロコタマバエによるカラスウリクキフクレフシです。カラスウリやスズメウリに着くそうです。

kuzuhatogaritamahusi.jpg (14217 バイト) クズハトガリタマフシ

クズトガリタマバエによって葉に形成される球形で葉表の先端が尖る虫えいです。葉裏も丸く突き出ています。

クズクキツトフシ

オジロアシナガゾウムシによって茎を円柱形や球形に肥大させる虫えいです。

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アキノキリンソウミフクレフシ

アキノキリンソウミタマバエによって実に形成される虫えいです。
内部に2〜25室の幼虫室が有ります。写真は布施英明先生が自然環境調査時に撮影したものを頂きました。

ゴマナハナフクレフシ

ゴマナハナタマバエによって花が肥大した虫えいです。
表面には白い毛が生えています。
9月下旬頃(ちょうど写真を撮った時期です)に幼虫が脱出するそうです。
ハンゴンソウハナタマフシ

ハンゴンソウハナタマバエによって花または実に作られた球形の虫えいです。
縮れた花弁が付いていることが多いようです。
9月下旬頃(ちょうど写真を撮った時期です)に幼虫が脱出するそうです。

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ヨモギクキワタフシ

ヨモギの茎にヨモギワタタマバエが寄生して綿のようになった虫えいです。
これを良質のモグサ?にするのだそうです。

yomogihaberimakihusi.jpg (18105 バイト) ヨモギハベリマキフシ

ヨモギクダナシアブラムシによって作られる虫えいです。
葉の縁が裏を内側にして折れ曲がって厚く盛り上がります。成熟してくると黄色から赤色になります。

yomogihaebosihusi.jpg (17384 バイト) ヨモギハエボシフシ

ヨモギエボシタマバエによって作られる円錐形の虫えいです。
もう少し発達すると烏帽子のような形になります。

ヨモギハシロケタマフシ

葉裏や葉柄に作られる球状の虫えいです。白色の毛が密生しています。
ヨモギシロケフシタマバエによって作られます。

ヨモギクキナガズイフシ

ヨモギの茎にコクロヒメハナノミによって作られるものです。
虫えいは紡錘形で表面には縦筋の凸凹があります。

ヨモギクキマルズイフシ

ヨモギマルフシミバエによって作られます。写真のように茎がほぼ球形に肥大し、最初は緑色ですが紫紅色を帯びてきます。中には1尾の幼虫が入っています。
名前などが不明な種類
イヌシデハコブケフシ(フシダニ科)

イヌシデの葉表に小さなこぶ状に突起した虫えい(虫こぶ)です。葉裏は凹んでいて中央が多少盛り上がり、細毛が生えています。色は淡緑色から褐色を帯び、えい形成生物はフシダニの一種で生活史等は不明です。今までイヌシデにこの種の虫えいは確認されていませんでした。撮影は6月中旬:渋川市伊香保。
ツルアジサイハケフシ(仮称)

葉に出来たハケフシ状の虫えい。(伊香保森林公園)
ツルアジサイの虫えいは記録が無いようです。
菌えいの可能性もありそうです。

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ハクウンボクハコタマフシ(仮称)?

葉脈上に出来た小さな球形の虫えいで、寄生主は不明です。(東吾妻町)

ツルマサキの虫えい

葉柄の根元に出る虫えいは図鑑に載っていませんでした。(嬬恋村万座)
その後確認に行ったのですが伐採されて無くなっていました。

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バイカウツギハオレタマフシ(仮称)?

葉が袋状にふくれ、中にはオレンジ色のタマバエの幼虫が沢山動いていました。(南牧村熊倉)

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ニシキウツギメタマフシ(仮称)?

新芽がメキャベツのようになっていました。(嬬恋村干俣)

チドリノキの虫えい

 赤城の大滝で見つけたもので、チドリノキについた虫えいです。
チドリノキの虫えいは図鑑に載っていませんでした。

クロカンバの虫えい

 赤城で片山先生が撮影した虫えいです。図鑑に載っていない不明種です。

コナラエダタマフシ?

コナラの小枝に作られたタマフシで名前は不詳。クヌギのクヌギエダタマフシ(タマバチ科)に似ているのですが・・・撮影6月上旬:榛東村。

トウネズミモチハチヂミフシ?(アブラムシ科)

トウネズミモチの葉がやや膨らんで葉裏を内側にして縮れながら巻き込んでいた虫えい(虫こぶ)です。中にはアブラムシが多数入っていました。名称・生態とも不明なので「トウネズミモチ・ハ・チヂミフシ」としておきます。撮影6月上旬:榛東村。

エドヒガンハヒメケフシ(フシダニ科)

旧軽井沢のお寺にある樹齢400年といわれるシダレザクラ(エドヒガン)の葉にエドヒガンハベリフクロフシと並んで付いていた虫えい(虫こぶ)です。
葉表には球形に突き出して基部は細くなっています。葉裏は凹んで穴が開き細かい毛が生えていて、顕微鏡で覗くとフシダニを確認しましたので「フシダニえい」のようです。

キバナアキギリの虫えい

吾妻の草原で布施先生が見つけられた虫えいです。
図鑑を見ても専門の先生に聞いても分かりませんでした。
キバナアキギリに出現する虫えいの記録は無いそうです。来年は現物を見て判断してみたいですね。
※葉や芽や枝の病気
マコモタケ

マコモの茎の中に黒穂菌が寄生し、根元の部分が筍状に肥大して「マコモタケ」という菌えいになります。
最近は淡白でどんな料理にも合う食材としてマコモが水田の転作作物として栽培されはじめました。中国から導入されたマコモにしか発生しないそうで、日本在来のマコモには発生はほとんど無いようです。


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ソメイヨシノにできたテングス病

テングス病といえばサクラを思い出すほど良く発生します。
枝の一部が膨れてコブ(菌えい)となりこの先から小枝が箒状になります。健全な枝よりも葉が小さく花が咲かなくなります。
特にソメイヨシノはかかりやすく、500m以上の霧のかかりやすい場所で多く発生しやすくなります。

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キリにできたテングス病

軟弱な小枝が箒状になり、葉は小さく黄緑色になります。
病気の枝は1〜2年で枯れてしまいます。

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タケのテングス病

マダケの葉にできたテングス病です。

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ミツバツツジのテングス病

まるで緑のボールのように固まっています。

ツツジのモチ病

そして、菌えいのツツジのモチ病です。今年は天候のせいか、ヤマツツジにもサラサドウダンにもミツバツツジにもモチ病が出来ていました。

ツバキのモチ病

菌によってツバキの葉が肥厚(菌えい)したものです。葉の裏側が肥厚し表は固くなります。
クロロフィルの生成ができなく全体に白っぽくなります。
モチのようで美味しそうだと食べると下痢するようです。

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イノコズチの実の帯化病

本来細い穂がこんなに幅広くなっていました。

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スギこぶ病

糸状菌によるこぶ病(菌えい)。キリの多いところに良く見られます。
このこぶには、ノキシノブやカヤランなどが着生しています。

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マツこぶ病(菌によるえい)

松林に多く見られる枝や幹のこぶです。発病の初期はこぶも小さいのですが年々肥大成長します。
さび病菌の一種でナラやカシなどの上で夏胞子と冬胞子の世代を過ごします。
1・2月にこぶの裂け目から飴状の粘液を流下します。甘いです。4月ごろ黄色い胞子を飛散させます。

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コナラのコブ病

コナラの枝についたコブです
。菌えいなのか、虫えいなのか、高くてよく分かりません。

※珍しい葉

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ハナイカダ(妙義町大桁山)

 ミズキ科ハナイカダ属、湿気の多い山林内に生える落葉低木。
葉は互生し葉の葉脈上に短い柄を付け初夏に花を咲かせます。葉(いかだ)に乗った花のようすから名前がつきました

 

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ハキリバチに切り取られたバラの葉

バラハキリバチに切り取られたバラの葉です。
蜂はこれでもの隙などに巣を作っているそうです。

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ハナスオウを切り取ったハキリバチの食痕

 

※虫のすみか

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ハマキムシ

 コウゾの葉に虫が葉をまるめて作った面白い葉っぱです。

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オトシブミ

ケヤキの葉に作ったものです。

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ハモグリガ(ハムグリガは方言?)

葉の間を幼虫が食べまわります。なんとも奇怪な模様ですね。
別名、字書き虫とも言われています。

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ハモグリバエ(ハムグリバエは方言?)

自然薯の葉にできていました。

ササに残った食痕

ササの葉がまだ開かずに筒状になっているときにヒカゲチョウの幼虫が食べて穴を空けたものが葉を開いてこのような葉になりました。

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カバキコマチグモの巣

葉を丸めて巣をつくりこの中に卵を産んで守っています。
孵った子グモは親グモを食べてしまうそうです。このクモにかまれると激痛が走ります。かまれないように注意しましょう。

タケノメイガ

ツトガ科ノメイガ亜科、つと(包)を作るからツトガかな?
タケの葉をつづり合わせてつと(包)を作り、その中に潜んで葉を食害しながら移動しています。タケ栽培にとっては害虫ですね。


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