景徳鎮 『釉裏紅麒麟鳳凰文花生』
中国江西省東北部の景徳鎮地区では、焼物の原料である良質の白色粘土や陶石が豊富に採取でき、
また昌江から長江に通じる水運により燃料や製品の運搬が容易だったことから
窯業が盛んに営まれてきました。 その歴史は唐時代(10世紀)までさかのぼります。
宋時代(10世紀後期~13世紀中期)には白磁・青白磁の産地として飛躍的に発展しました。
13世紀末以降には宮廷の御用器に採用され、それによって更なる技術革新が進み、
青花(染付)・色絵等の技法は世界的な名声を得るに至りました。
そして明時代の後半から清時代にかけて(16世紀~18世紀)は
中国経済全体の発展と磨かれた技術によって、 美術工芸品としての評価が高まり、
国内の他の窯を圧倒して中国最大の窯業生産地となりました。
このようにして景徳鎮の磁器は、中国国内だけではなく
世界各国の窯業に大きな影響を与えて続けているのです。
景徳鎮磁器の特徴は、青花(せいか)と呼ばれるコバルト顔料を使った青色の絵付けの技法です。
日本では有田焼などで“染付け”と呼ばれている有名な作風です。
また、紅色の顔料を用いる釉裏紅(ゆうりこう)と呼ばれる技法は、
絵付けをした上から釉薬をかけて焼くため、紅色を鮮やかに出すのが非常に難しく、
作家の技術と鍛錬を必要とします。
そのために釉裏紅の作品は、特に珍重される理由となっています。
景徳鎮特有の鮮やかな色彩の見事な作品です。
釉裏紅で力強く麒麟が描かれていて迫力があります。
造形を眺めているだけでもうっとりしてしまいそうです。
230,000円 (税込 253,000円)
商品番号:ke2007
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■SIZE |
高さ約60cm 口径約19cm 胴径約30cm 底部径約18.5cm
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■商品内容 |
景徳鎮 釉裏紅麒麟鳳凰文花生 |
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■状態 |
目立った直しやカケは見受けられず、鑑賞には問題ない作品です。 商品の性質上、細かな点が気になる方はご遠慮下さい。 店舗にて展示しておりますので現物をご確認いただくことができます。
ご不安な点がございましたらご注文前にご質問くださいませ。 |
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● 画面上と実物では撮影の状態により、色の表現が若干異なって見える場合もございますので、ご了承ください。
商品の特性上スレ、剥げ、ひっつけ、くっつき、釉抜け、窯スジ、窯凹み、窯キズは
ご了承くださいませ。
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