ちくりんざん
竹 林 山

こうのみねじ
神 峯
 
 「山門」
 27番神峰寺は、土佐の関所といわれ、麓から3.3キロの登りで、そのうち1.3キロは真つ縦と呼ばれる勾配約45度の急坂を登らなければなりません。今は、小型のみ通行できる自動車道が開通しています。目が回るような急坂をしばらく登ったころ、「もう半分くらいですか」ときくと堀尾さんは「まだ、まだです。私は何年か前の夏の頃、この道が工事中で、麓から歩いて登りましたが、それはしんどかったです。いまでも忘れられません。」と話してくれました。神峰寺への道はそれからさらに急坂を登って行きます。このお寺のお手洗いには、不浄除けの仏さまである「うすさま明王」がまつられています。トイレの守護神です。石段を登り急な斜面に建てられている本堂、大師堂へむかいました。三菱を築いた岩崎弥太郎の母は、幕末のころこの急坂を登り21日の間日参し弥太郎の開運を祈願したそうです。
 「うすさま明王」
 不浄除けの仏さまである「うすさま明王」がまつられています。トイレの守護神です。
 石段を登り急な斜面に建てられている本堂、大師堂へむかいます。
 「本堂」
 海抜450mの山中にあり、土佐路における関所寺。参道の急坂は、難所のひとつだ。典型的な神仏習合の寺で、仁王門の右側に鳥居が建つ。神功皇后が三韓出兵のおり、天照大神を主神として諸神をまつり戦勝祈願をしたのが神峯神社の始まり。のちに行基が十一面観音を本尊としてあわせまつり、809年弘法大師が伽藍を建立、札所とした。本尊は秘仏。
 鐘楼の傍らには「神峯の水」という霊水が湧き、大師の霊験をつたえる。(週刊古寺をゆく)
 「大師堂」
 境内からは、土佐の海が望めます。絶景です。
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