どういうチェンソーを購入したら良いのか


故障しないチェンソーはありません、なのでどのみち故障するならば修理の出来る店で、
逆に言えば修理が出来れば使い続けることが出来るということになります。
またその店の勧めるチェンソーであれば恐らくどれを購入しても大丈夫でしょう、
アフターの責任を引き受けているからこそ、自信のあるものを売ろうとしますし、
変なものは売れないですよね。

修理は考えていない、耐久性も好調性もあまり気にしない、
故障したら買い替えるという考え方でしたら、
販売だけの店でも、格安チェンソーでも良いと思います。

排気量はどうでしょうか、
これはご自分の作業に見合ったものということになりますが、
かなり難しいですよね、

大体バーの長さの2/3程度の太さを切るのが良いと思いますので、
20cm前後の木を切断することが多いなら、
切断長が35cmのチェンソーが良いのではないでしょうか。
ならば排気量は35ccとなります。
バー長40cmなら40ccが良いと思います。
この選択も修理の出来る店ならばノウハウを持っていると思います。

現在の最新チェンソーは第二次排ガス規制での設計となっています。
今後第三次規制が始まりますと、
もう機械的にはこの規制をクリアーするのは無理で、
コンピューター制御で完全燃焼を目指すことになります。

さらに始動時やスロー待機時での無駄な燃料消費を抑えるため、
極力燃料を使わないように絞っています。

始動後に機械が暖まってきた状態で好調になるように設計されていますので、
なので使用後少し休む内に冷えてくると、再始動時に燃料が少なくて始動に苦労することになります。
それでなかなか始動しないので、チョーク位置にして何度もスターターを引いている内に
逆に燃料が行き過ぎてしまい、始動しなくなったりします。
これがコンピューター制御機の厄介なところです。

この辺のクセみたいなものに慣れてきますと、
かなり好調に使えるようになってくると思います。
ただし、これは将来的には改良されていくとは思います。

最近のスチールニュースに出ていますが、
インジェクション搭載のチェンソーが発売になりましたね。
エンジンカッターではすでに搭載されている機種がありましたが、
ついにチェンソーに搭載されたものが出ました。

エンジンカッターは動かしたことがあるのですが、
回転数の安定感はインジェクションならではと感じました。
おそらくチェンソーでも同じ感じなのでしょう。

キャブレターが無いので、キャブレターの故障は絶対に無いですね。

ただしインジェクションの制御のための各部品が少し高いので、
修理の際には困惑する場面も出てくるかも知れませんね。