キャブレターを分解してみました

大体どのキャブレターも基本構造は同じです。
ちなみに写真のキャブはスチールの026用です。

最近のキャブレターはリミッターが付いていることが多くなってきました。
その場合は下のキャブレターとはまた少し違った形状になります。
メタリング側
キャブレターの分解前です。
見えている4本のスクリューを外して
フタを取ります。
ガスケットやダイヤフラムを外して
インレットニードルや
レバーを外したところです。

メタリングダイヤフラムを組む時は
金属の円盤が付いている方が
内側になります。
(写真のダイヤフラムの見えている部分にも真ん中に金属がありますが、
内側にはもっと大きな円盤が付いています)

組む時はガスケットをまず置いて、
その上にメタリングダイヤフラムを置きます。
スロットルレバーも含めて全て
外してみました。
(右上にある長いレバーが
スロットルレバーです)
修理ではスロットルレバーを
外すことは滅多にありません。
ポンプ側
真ん中にあるスクリューを取ります。

ポンプ側はあまり部品がありません。
フタとポンプダイヤフラムとガスケットのみです。
キャブ本体の少し上部にある
丸いとろこに網が入っています。
ここにゴミが詰まって不調になることが
けっこうあります。

(ポンプダイヤフラムを組む時は、ポンプダイヤフラムをまず置いて
その上にガスケットという順番になります
全部分解してみました。

ポンプダイヤフラムを組む時は
方向と表裏がありますので、
分解した時の位置を覚えておいてください。
キャブレターの分解はそれほど難しい作業ではありません。
分解した手順を覚えておけば、その逆で組んでいけば大丈夫です。

キャブレターの内部不良ということが修理ではけっこうあります。
ダイヤフラムの硬化や網のゴミ詰まりを解消することで治ってしまうこともあります。

(ゴミ詰まり→燃料の通り道をキャプクリーナー等で掃除すると良いです)