かわせみ倶楽部虎の穴 其の一

 =ルアーフックを解剖する=

PART1


−現在までに結論づけた僕のルアーフックシステム−
【渓流のルアーフィッシング】

ミノー・プラグ
 
トレブルフックのバーブ(カエシ)をヤットコで潰したまやかしバーブレス≠使用。
 この釣りがルアーフィッシングに於いては最も短い距離の釣りで、
 多くの魚達と遊べる事となるのでリリースも素早くできる。
 
 :レギュラーセクション・パーフェクトベンド・ホローポイント。
   VMC(ヤリエブロンズ色タイプ)#12〜#8(まやかしバーブレス仕様)など


スプーン
 
同じ。シングルフックでも良いのだが、ファールフッキングの多さには閉口してしまう。
 渓流や本流の流れの有るところでのフィーディングレーンを直撃する
 ダウンストリーム系(逆引き)のルアーフィッシングではあまりお勧めできない。
 トレブルフックに比べ、シャンクが長いこととフック自体が軽く暴れてしまうので、
 ファールフッキングが多すぎるのが原因だ。
 アップストリーム系のルアーフィッシングではなんら問題は無い。
 
 :6Xファインワイヤー・スプロートベンド・マイクロバーブ・ストレートポイント。
   がまかつトレブル17#14〜#12など。
 


【本流のルアーフィッシング】

ミノー・プラグ
 
一発大物勝負なので、トレブルフックを使用。

 :レギュラーセクション・パーフェクトベンド・ストレートポイント。VMC#10〜#8など。


スプーン
 春先からは流れの弱いところではシングルフック、
 初夏の瀬の釣りではトレブルフックを使い分ける。

 :トレブル:フォッジドセクション・パーフェクトベンド・ストレートポイント。
   がまかつトレブル13(ブロンズ色)#6〜#4など。


 :シングル:(リリアン)アイ・フォッジドセクション・カーバイドポイント・スプロートベンド。
   スミスシェアーフックサクラマス2G・3Gなど。


【湖のルアーフィッシング】

ミノー・プラグ
 これも一発大物勝負なので、トレブルフックを使用。

 :ループドアイ・フォッジドセクション・ややスプロートベンド・ストレートポイント。
   がまかつトレブル13(ブロンズ色)#6〜#4など。
   ループドアイ・フォッジドセクション・ややスプロートベンド・ワイドゲープ。
   オーナースティンガー(ST-36)#8〜#2など。


スプーン
 ホンマスやサクラマスのような中層回遊魚狙いが主体となり、
 ルアー後ろからのヒットが多いので頑丈なシングルフックを使用。

 :ストレートボールアイ・レギョラーセクション・パーフェクトベンド・ストレートポイント。
   がまかつKARAFUTO#6〜#1など。
   ストレートボールアイ・レギョラーセクション・スプロートベンド・ストレートポイント。
   マスタッド3366#2〜#1/0、スミススプロートフック#4〜#2など。
   (リリアン)アイ・フォッジドセクション・スプロートベンド・カーバイドポイント。
   スミスシェアーフックサクラマス2G・3Gなど。
   ストレートアイ・フォッジドセクション・スプロートベンド・ストレートポイント。
   マスタッド3406#4〜#1
   ストレートボールアイ・レギュラーセクション・スプロートベンド・カーブドインポイント。
   バッセルフック#2〜#1など。

  と、以上をルアーとのバランスを取りながら使い分けている。

 それぞれフックの重さでルアーのアクションを変える事もある。
 これからのルアーフック全ての素材に於いて、
 メイドインジャパンのがまかつ社Gハード≠ヘ世界を席巻する可能性を秘めてると僕は思う。
 ただし、現在のところバーブが作れないとのこと。
 ほんのちょっとのマイクロバーブでいいんだけどなー。 
 この素材でもう一度トレブル17を作り直してみたい。
                      

   

   


其の一
終幕


<文責   池谷 成就>

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