かわせみ倶楽部虎の穴 其の一

 =ルアーフックを解剖する=

PART1




フックの部位名称:図Hook部位名称



《T、Eye(アイ)=チモト管付》





図T−1Eyeの種類

T−1 アイの種類には、@テーパードアイ
AボールアイBループドアイがあり、
ルアー用シングルフックの場合は
ボールアイがほとんど。
  
最近流行の天国針=地獄針=
スイミングフック=漁師針と呼ばれるものは、
チモトミミ付きの針にケブラーや
PEラインなどで結び付ける。
釣り針の暴れを押さえるには
リリアンなども有効だ。
いづれにしても、チェックを怠ると
切れる事があるので注意。
   
トレブルフックの場合はループドアイに
一本の針をろう付け(銀鑞など)することになる。
がまかつ社製トレブル13のアイが小さく
スプリットリングが通らないなんて時代も有ったが、
最近は改善された。


図T−2Eyeの形状

T−2 アイには@ターンドダウンアイ
Aターンドアップアイそしてストレートアイがある。
渓流の餌釣りを経験すると判る事なのだが、
みみ付き、ちもとの外側に、
ハリスがまわってしまうと魚がバレ易い。
図は極端な形状を示すが、
経験上若干ダウンアイ気味の方が
魚はバレ難いように思える。
ヤリエ社のシングフックは角度5度の
ダウンアイにしてみた。


図T−3 Eyeの形状

T−3 ほとんどのルアーが
Aアイドフック仕様となっているが、
ミノーなどでは@のリングドフックも面白い。
ただし、ミノーのシングルフックは
トレブルフックほどの重さが無いために
フックが暴れ、スレ掛かり(ファールフッキング)が
多くなってしまう危険性は否めない。

つづく


<文責   池谷 成就>

かわせみ倶楽部事務局発行 「本文章の 転載を禁止します。」


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