○「テクスチャー」「マッピング」
(CAD・CG用語 その6)

今回はよく出て来る単語「テクスチャー」「マッピング」です

 

●用語解説

「テクスチャー」「マッピング」

 「テクスチャー」とは面の持つ模様や材質などの感じ。要素をある規則に従って配列し、全体として一様に見えるものをいう。
 「マッピング」とは2次元のデータから3次元の物体表面へ座標変換差せる手法。

 両方を合わせて「テクスチャーマッピング」と呼ばれることが多い。
 一般的に「テクスチャー」をモデルの表面に貼り付ける事である。例えば絨毯を写真に撮り、陰影処理の際にピクセル単位に貼り付けるなどの例がある。別の模様や材質感を持つ図形を使うことが多い。絵を直接モデル面に貼り付ける手法を「ピクチャーマッピング」、凹凸を持った面を貼り付けてモデル面の陰影まで修正する方法を「バンプマッピング」と言う。

 

●用語雑談

 最近のゲームのCMを見ているとものすごいグラフィックに驚かされます…動画3DCGが殆どアニメーションのレベルですからねえ…(そのうち実写と変わらないレベルのも出てくるのではなかろうか…)

 昔のゲームというのは、今のゲームのから見ると画像も、音源も貧弱でした。
 スペースインベーダー(1978年)なんかそのまんまカクカクしたドット絵だし、音もそのまま「ピコーンピコーン」だし…「名古屋撃ち」や「レインボー」と言うテクニックを今、知っている人はどのくらいいるのだろうか…

 大きく変わったのは「ファミリーコンピューター」、いわゆる「ファミコン」が出た頃でしょうか。
 当時は他にもいくつかゲーム機はありましたが、それらに比べて大きな画像処理能力を持っていたため(今から見ればファミコンは8ビットゲーム機ですし貧弱ですが…)瞬く間に人気が出てTVゲーム=ファミコンとなったのも20代以上の方ならおわかりでしょう。その後、16ビット、32ビット、64ビット…とゲーム機も進化してきました。

 しかし…ゲームを作るのも人間、やるのも人間…ゲームの面白さって処理能力に比例するものでは無いんですよね…。昔に比べると、最近は僕もあまりゲームはやらなくなってしまいましたが、面白くないゲーム(コレを通称「クソゲー」と言いますが…)も無くなったわけではないようですから。(しかし、ゲーム機も色々あったものです…ファミコンから始まってスーパーカセットビジョン、PC−エンジン、メガドライブ、スーパーファミコン、3DO、ネオジオ、マーティ、ピピン@、PC−FX、サターン、ニンテンドー64、プレイステーション、ドリームキャスト…携帯のだと、ゲームボーイ、バーチャルボーイ、ゲームギア、ネオジオポケット、ワンダースワン…ざっとこんなところかな…いくつ出ていくつ消えてったんだろう…)

 あっ…今回は大きく脱線してCADやCGとは全く関係にない話になってしまいました。
 (でもゲームの歴史は一番身近なところで使われているCGについての歴史でもありますが…)
 今回はテーマと全然違う話になってしまって「テクスチャー」「マッピング」に関係のない話になってしまったので、次回「ポリゴン」の回でまとめて雑談します。(「ポリゴン」と一緒に説明した方が分かりやすいと思いますので…)

 

(2000,05,05 記)

 

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