○「モデリング」「レンタリング」
(CAD・CG用語 その4)

第4回目は3DCG制作の要「モデリング」と「レンタリング」です

 

●用語解説

「モデリング」

 3次元の形状を作ること。
 3DCGなどを作成する際に、頂点座標などの情報を元に立体物の形を計算して表現する。
 モデリングのためのソフトを「モデラー」と言う。

「レンタリング」

 3次元化(要するにモデリング)したデータに質感を与えるための描写処理をいう。3DCGの最後の段階に行われる、色づけと陰影づけのこと。これによって光線の具合いなどを表現し、リアルな画像を表すことが出来る。ただし、計算量が大きくなるので、高速なCPUと潤沢なメモリが欠かせない。
 レンタリングのためのソフトを「レンダラー」と言う。

 

●用語雑談

 「モデリング」と「レンタリング」を説明すると「モデリング」で骨組みを作って「レンタリング」で装飾をします。建築現場で言えば「モデリング」が大工さんが柱などを作る作業で「レンタリング」が左官屋さん、ペンキ屋さんなどの作業に当たるでしょうか。

 もっと簡単に言うなら…あなたは小学生の頃に写生をしたことがあると思います。
まず、鉛筆等で下書きして絵の具で仕上げる…この鉛筆で下書きをする作業が「モデリング」、絵の具で仕上げる作業を「レンタリング」と考えると分かりやすいかも知れません。

 しかしこの3DDGを作るというのは大変な作業で…今はどうか知りませんが、私がDOS版の(DOSと言っても分からない方が多いかも…)モデラーを使っていたときはモデリングをするにしたがって線本数が立体的に増えていき、終いにはワイヤーフレームで表示すると(ワイヤーフレームは線画です、後日改めて書きます)ごちゃごちゃでどれがどれかよく見ないと分からない状態になってどうかしそうになりました。

 一応方向を変えて見ながら作っていたのですが…回転して見られれば少しは楽だったかも知れませんがその頃はパソコンの能力も今ほど無くとてもそこまでの機能はありませんでした。
 さて…今は…良くなっているのか…!?

 

(2000,03,28 記)

 

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