○「CG」(CAD・CG用語 その2)

第二回目はCGです

 

●用語解説

 CGとは Computer Graphics(コンピューター グラフィックス)の略。
コンピューターを利用して描写される画像(映像)、あるいはコンピューターを用いて作成された画像のこと。ハードウェアとソフトウェアの発達により、現在では3D(3次元)での描写/表現が一般化している。現実世界をCGで模写する事も可能になっており、CGを合成した映画やコマーシャルなどには、現実や実物と区別が付かないような精巧な造りのものが多々ある。
 CGの制作には、描写用のソフトを使うのが一般的で、2D(2次元)ではペイント・ソフトやドロー・ソフト、フォトレタッチング・ソフトなどがある。3Dの場合にはモデリング・ソフトやレンタリング・ソフトなどが必要になる。(モデリングとレンタリングについては後日書きます)
 出力としては、モニタやプロジェクタで映し出す以外にもプリンタによる印刷が手軽である。動画の場合には、デジタル・ビデオなどへ転送して一般のテレビでも楽しむことが出来る。商業ベースであればフィルムへの出力や写真出力などが行われている。

 

●用語雑談

 CGと言うのはデータが多いため、やたらコンピューターに負担を掛けます。最近のパソコンなら簡単な2D画像の処理くらいならそれほどでもないですが、3Dの画像となると場合によってはかなり処理に手間が掛かります。

 昔、パソコンが出たばかりで処理能力があまりなかった頃の話で「象さん現象」というのがあります。私は見たことはありませんがその頃あるハンティングゲームがありましてこのゲームでは仕留めた獲物をハンターが持って行く場面があるそうなのですが象の時は大きいので一時的に動きが遅くなったそうでこれを「象さん現象」と呼んでたそうです。

 先程、3Dの画像処理は手間が掛かると言いましたが、私が学生の頃にワークステーションで3Dソフトを使っていた時がありましてワークステーションは普通のパソコンよりも処理能力はあるにもかかわらずそれでも処理が遅く難儀していたことがありました。(そう言えば、その時パソコン室にいた技術員のおば…もとい…おねーさんが、そのワークステーションは一番安いやつを値切って買ったと言ってた様な気もする…大丈夫か!?この学校は…(笑))

 CGとは全然関係ないけどその時のこんな話…
ジョー「あっ…また止まってしまった…」
技術員「このソフト重いからよく止まっちゃうのよねえ…」
ジョー「まあ電源を切ればいいや…」
技術員「えっ…いつも電源を切って止めていたの?」
ジョー「ええ…これにはリセットボタンは無いですから」

(注:この頃パソコンはPC-9801シリーズが多くその殆どにリセットボタンが付いていました、今はリセットボタンのないDOS/V機が多いですが…)

技術員「このマシン、無理矢理に電源を切るとサーバーが壊れてしまうことがあるわよ」
ジョー「え〜っ!?今まで止まったときは無理矢理電源切ってました…」
技術員「知らないと言うのは恐ろしい…(笑)」
ジョー「そんなときはどうやって復旧するんですか?」
技術員「このクライアントマシンからではどうにもならないから、サーバーマシンの方で止めるのよ、正面からでは止められないんで回り込んで止めると言った方がわかりやすいかしら」
ジョー「なるほど…」

 サーバーのシステムが壊れると言うことは、この学校のシステムがパーになってしまうという事であり、授業等で使っている教授や学生のデータ等も無くなってしまいかねないため実に大変です。知らなかったは言え危ない橋をわたっていました。
…私も分からない頃はとんでもない無茶をしていたもんだ…(笑)。

 

(2000,01,15 記)

 

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