「正しい会社の辞め方 VOL.2」
〜私、会社を辞めます〜
(雑想記その10)
さて、K君は会社に辞める事を伝える事にしました
では、会社を辞めることを伝えましょう(まあ普通なら社長か、直属の上司か、人事担当のいずれかでしょうけど)
退職の意志を伝えるには、「退職願」の書式が会社にあるならそれに従って提出し、無い場合は以下のような書式の「退職願」を出しましょう。
(ちなみに「退職願」と似たものに「辞表」や「進退伺」と言うものもありますが、これは例えば部長以上のような役付きの人が出すものであって平社員が出す者ではありません。)
場合によっては「口頭」で辞めることを伝えてもOKでしょう。もし退職願の書式が特にないなら…以下に例を示しますので参考にどうぞ。
退職願
一身上の都合により、平成○年○月○日を持って退職したく、
ここにお願い申し上げます。平成○年○月○日
総務部第一課 山田 太郎 印
株式会社 ポンポコ物産
代表取締役 腹黒 太郎 殿
…とまあこんな感じでいいでしょう。
でも…もし「コレは受け取れ無いなあ」…なんて言われてしまったら…!?
大丈夫!「労働者には自由に退職できる権利がある」のです。
法律がそれを認めています。(但し、期間を定めた労働契約がある場合は例外です。まあ…会社に入る時には何にも書面はなにも書かなかったし今まで見たこともない…というなら多分、無いでしょう…(^^;)
また退職願を渡そうとしてもどうしても受け取ってくれなかったり、「今、君に辞められると困るんだよなあ…」と引き留められたとしても「法的には2週間後に雇用関係は終了する」のです。もちろん双方が合意すれば、すぐにでも辞めることが出来ます。
(でも実際には仕事によっては「引きつぎ」や「残務整理」などですぐには辞められないケースもあるでしょうが…僕の場合は1つの仕事の期間がそれなりにあったので辞めると言ってから退社するまで3ヶ月かかりました…(^^;)ちなみに退職願を提出してから考えが変わった場合、会社が「そうか、考え直してくれたのか」と言う事であれば撤回できますが、撤回に同意してくれない場合、2週間後に契約が終了しちゃうのでご注意を。
で…会社を辞めた後にもちょっとしたポイントがあったりします
次回は辞めた後の身の振り方について書きます
VOL.3〜辞めた後で…〜 に続く