建築家・栗生明氏設計によるパビリオンの外観です。
来館者はまず左側のスロープを上がり、2階部分からパビリオンに入館します。2階の回廊部分では、階下に広がる3つのファクトリーやテーマガーデンを眺めながら進んでいきます。2階のガーデンギャラリーで庭のテーマやコンセプトの解説、参加クリエイターのプロフィールなどを紹介します。来館者は階段を降りながら庭の内部へと進みます。
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テーマガーデンに関する情報や参加アーティスト、クリエイター等をご紹介します。
浜松出身の女性樹木医で造園家の塚本こなみさんがデザインする6つのテーマにあわせた屋上ガーデンです。
6つのテーマにあわせたユニークな庭を、次々とライブで制作します。
有名シェフによるクッキングデモを鑑賞したり、テーマにちなんだ簡単な試飲試食ができます。
ガーデナーやフラワーデコレーターによるライブ制作、展示、ワークショップなどが体験できます。
クラフトやガーデンファニチャーのライブ制作、展示、ワークショップなどが体験できます。
庭づくりに参加するアーティスト、クリエイターその他の書籍・CD等をご紹介します。
パビリオンの前面に広がる4つの屋外ガーデンです。
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花・緑×歌舞伎
花見の庭
2004年4月8日(木)〜5月5日(水)
28日間
花・緑×食
料理の庭
2004年5月6日(木)〜6月2日(水)
28日間
花・緑×運勢
風水の庭
2004年6月3日(木)〜6月30日(水)
28日間
花・緑×ガラスと光
雪見の庭
2004年7月1日(木)〜8月4日(水)
35日間
花・緑×テクノロジー
ロボットの庭
2004年8月5日(木)〜9月8日(水)
35日間
花・緑×コトバ
月見の庭
2004年9月9日(木)〜10月11日(月)
33日間
もう一つの庭[音庭]
今回の庭文化創造館は、いわゆるショーガーデナーによる新しい庭表現のプレゼンテーションの場ではありません。ここでは造園や花装飾はもとより、音や光、アートやテクノロジーの視点から、花・緑と暮らしの関わりを見直し、庭の有している新たな可能性を探る実験的なパビリオンをめざしています。
約6ヶ月間にわたり、6つのテーマで新たな庭づくりに挑戦する―このプロジェクトに関わる、内外の一線で活躍される多くのプロの方々の発想と技術が、パビリオンに訪れるすべての人々に驚きと感動を与えると共に、新たな庭文化に関わる産業、地域文化の芽が育まれることを願ってやみません。
プランナー。東京農業大学農学部林学科(現・地域環境科学部 森林総合科学科)卒。大学卒業後、廣済堂出版より「科学なるほど読本」を出版、以後、コピーライター、プランナーとして、広告、マーケティング、イベント・博覧会、博物館、各種文化施設等の企画・制作に携わる。主な参画プロジェクトとして、「国際花と緑の博覧会・政府出展」、「鳥取二十世紀梨記念館」、「国立長崎原爆追悼平和祈念館」等の展示ディレクション、銀座備長炭ショップ「掌」、「ロボデックス2000」等のプロデュースなど。
会期:2004年6月3日(木)〜6月30日(水) 28日間
会場内の気の流れを実際に算出し、假屋崎省吾さんがダイナミックな「龍の空中生け花」で表現!「太極の庭」を中心に東西南北5つの庭を巡りながら、植物と人のセンス・オブ・ワンダーを探ります。
[プロフィール]
香港に生まれ、1歳半で日本に。作家の父と、中国料理研究家の母のもとに育つ。料理、食材をはじめ、東洋医学、哲学などを研究し、1974年から料理を中心としたエッセイストとして活躍する。また中国茶についての造詣が深く、1997年より中国茶葉専門店の「Blue Tea」を主宰。現在の中国茶の普及は、氏の尽力によるところが大きい。
[プロフィール]
1980年(株)イマイ建設設計事務所を設立。各種建築を設計、監理する仕事を通じ、方位、家相の重要さを痛感。気学、易学、風水の理論を学び、実践する。地元ラジオ局で風水をテーマにした番組を担当するほか、ワークショップなどを行っている。中国風水と日本風土を融合させた、独自の家づくり、人づくりを提案、展開している。
[プロフィール]
華道家。假屋崎省吾花教室主宰。勅使河原宏氏に師事。美輪明宏氏より「美をつむぎ出す手を持つ人」と評され、数多くのテレビ番組にレギュラー出演するなど、幅広い分野で活躍中。著書に「花筺」(メディアファクトリー)、「花・葉・器・自由自在」(角川書店)、「グリム童話アーティストブックシリーズ 白雪姫」(新風舎)、「假屋崎省吾の花スタイル」(NHK出版)他多数。
中国料理シェフ
脇屋友詞さん
風水の本場、香港とのタイアップで、本邦初公開の風水料理を提案していただきます。
(photo/Nagata Tadahiko)
[プロフィール]
1973年、赤坂「山王飯店」をはじめ、東京ヒルトンホテル、キャピトル東急ホテルを経て、96年に「トゥーランドット游仙境」代表取締役総料理長に就く。97年にはパン パシフィック ホテル横浜の中国料理総料理長に就任。上海料理をベースとし「伝統と創作」から生まれる新しい中国料理を提唱し続けている。
インテリアデザイナー
三島サトルさん
オリジナルデザインの篭や水盤などを用いて、現代的な風水の庭を表現していただきます。
[プロフィール]
1985年に浜野商品研究所に入社し、商業施設、ショップなどのインテリアデザインに携わる。96年にミシマスタジオを設立。商業施設の新潟万代シティビルボードプレイス、梅田イーマの全体デザインを手がける。以後、銀座紀州備長炭ショップ「掌」をはじめ、レストラン、ショールームを多数ディレクション。時代をとらえた空間デザインの評価が高く、庭文化創造館のアートディレクションも務める。
美術家
ハミル・アキさん
動く山水画のような映像と書画によるインスタレーションを制作していただきます。
[プロフィール]
墨で描く独自の作品を、1989年より日本とヨーロッパを中心に発表。1996年にフランスで出版された本は、一冬で完売に。フランスの詩人、俳優などにもファンが多い。日本の美意識と先鋭的な感覚が生み出す作品とともに、レストランやショップ、複合商業施設などにおける完成度の高いアートディレクションでも注目されている。2004年クリエイティブ企画開発チーム「TOKYO NEWER」主催し、東京から世界に向けて新しいライフスタイルを提唱する試みを始めている。
遠州鬼瓦 鬼板師
四代目鬼秀
名倉孝さん
地元静岡の鬼瓦で、風水の神獣オブジェなどを制作していただく予定です。
[プロフィール]
1949年に父である3代目鬼秀に師事して鬼瓦づくりに従事。68年に4代目として独立。静岡県の郷土工芸品の指定である遠州鬼瓦の制作は、すべてを金べら1本で仕上げていく立川流の技による。その彫刻技術を生かして、屋外モニュメント、飾り物を作り出し、また独自の発想で笑った鬼瓦「平成の笑鬼」を考案。2002年には黄綬褒章を受ける。現在、日本鬼師の会副会長を務めている。
四柱推命占星術研究家
田中美穂さん
花・風・水のオリジナル・ソフトを制作していただきます。
[プロフィール]
四柱推命をはじめとする東洋占術をベースに、テレビ、雑誌、新聞、ウエブサイトなど数々のメディアで人気の占いコーナーを執筆する。現在、スポニチ新聞「オリエント占星術」をはじめ、週刊現代「今週の天国と地獄」、TBS「サバイバー占い」、DoCoMoとauの公式サイトでオリジナル占いを配信中。
フランス料理シェフ
立岡孝志さん
[プロフィール]
香川栄養学校卒業後、日本航空食品に勤務。1967年に渡仏し、レストランバークレー、ドルーアン、ホテルジョルジュサンク等で7年間修行を積む。帰国後、代々木上原、銀座でレストランを開業。丁寧でやさしさあふれる料理は16年間多くのファンを魅了する。1992年より母校の香川県栄養専門学校専任教授として指導にあたる。2003年同校を退任後、料理教室を主宰。
この陰陽五行説にもとづいた「幸福を呼び込む現代的な庭」づくりに、中国文化研究家の邱世賓さん、風水研究家の今井雅晴さん、華道家の假屋崎省吾さんなどが力を合わせて挑戦します。
見どころは「気の流れ」をダイナミックに表現した「龍の空中生け花」。また高さ約170cmの古代ハスの庭の中を巡る「実りの庭」、自分の生まれ年と好きな花作品で運気を占う「花・風・水」など。また中国料理シェフの脇屋友詞さんは、今回のプログラムのために「風水料理」を提案します。
西には秋の実りを感じさせる神聖で清らかな庭
東には「目覚めの庭」 假屋崎さんが活けるブルーを基調とした花と緑のインスタレーション・ガーデン
南には「喜びの庭」 上空に向けて鳳凰が飛び立つようなイメージで、生命力溢れる赤を基調としたオープン・ガーデン
北には「安息の庭」 瞑想ルームを思わせるモノトーンのくつろぎの庭
遠州鬼瓦 名倉孝さんのダイナミックな空間花器
「実りの庭」咲いた古代ハス
假屋崎省吾さんが生けた流木のオブジェ
假屋崎省吾さんと田中美穂さんによる花風水ワークショップ
今井雅晴先生による風水入門ワークショップ
邱世賓さんと立岡シェフによる「風水デザート&中国茶」
脇屋シェフの風水料理クッキングライブ
June 11, 2004
今井先生の風水ワークショップ
今井雅晴先生による風水入門ワークショップが開かれました。
質問タイムで、自分の家の平面図を見てもらう参加者の表情は、いつしか真剣に!