北海道の旅と山 後編(黒岳登山、北の国から)

 

8日 黒岳登山、ホテルから一般道を122km 層雲峡の紅葉は真っ盛り。黒岳ロープウェイ 11時に乗れた。リフトで7合目まで。頂上は濃いガス。軽く昼食、かみさんと別れて登り出す、だんだんガスが切れて谷間に虹が架かった。ひたすら登り、心配した雪はほとんどなく、70分で頂上。60分が目標と思い込んでいたがYMAPコースタイムは85分、いい加減な思い込みを後で反省。

ガスが切れた頂上の絶景を独り占め。下山は雪溶けで滑りやすい、衰えたバランス感覚を自覚して慎重に下る。

 

 

黒岳ロープウェイからの紅葉

 

中間より少し登ると「マネキ岩」が見えてくる

 

黒岳頂上

 

頂上からの2景

 

2時10分リフト乗場、2時40分のゴンドラで駐車場。

10分ほど走って20年ぶりの銀河・流星の滝。

流星の滝

 

銀河の滝

 

峡谷の岩塊からは様々な滝が落ちている

長丁場をホテルまで、5時40分着。温泉で汗を流しビールのあと「炭火焼き処 きたぐに」へ。予約した「コース2人前は多すぎると思います」、との親切な提案で「月コース」1人前とししゃも焼き、ホタテ焼きをお願いした。

日本酒は一升瓶から1合升への注ぎ、先ず北端蔵元の「国稀」、料理は先付け、ししゃも、ホタテ焼き、籠盛り、魚・肉の焼き、天ぷら、煮物、イクラ丼、お酒も進む。この選択は◎。部屋に戻ってバタンキュウ。

 

9日は最終日。ホテル周辺はいろいろな施設がある。風のガーデン、ニングルテラスなどブラブラしたあと、「北の国から」探訪へ。先ず10分ほど走って「布部駅」 「北の国此処に始まる」の直筆看板。

 

布部駅

 

紅葉のなか麓郷街道を走って最初のスポット、「拾って来た家-やがて町-純と結の家」 勝手が分らないまま、3カ所共通券1200円を購入して入場。様々な廃材を活用したユニークな家、五郎のエネルギーを感じた。少し走って、「麓郷の森」 ドラマで記憶のある「丸太小屋」と「3番目の家」などなど。最後は「五郎の石の家」と40年前始まったドラマ「最初の家」、純の悲鳴が聞こえてくるようだった。

 

 

 

最初の家 純の悲鳴は分るが、中に入るとなんとか住めそう

 

五郎の石の家

 

3番目の家 丸太小屋が焼失した後、離農した廃屋を直して住んだ

 

 事前のネット情報ではこんな散策コースとドラマの家々が残っているのは知らなかった、予想外の「北の国から」体験はかみさん共々大満足。

 

 空港でレンタカー返却、ラーメンエリアで遅い昼食とビール。茨城空港10分遅れ着。

 

 久し振りの北海道、4日間良い天気に恵まれた。初冠雪の大雪山系 黒岳は濃いガスで途中下山も考えたが実に幸運、山頂では大パノラマを楽しめた。

 

「北の国から」も思いがけず40年前の良い記憶を思い起こさせてくれた。早速「2002年遺言」を一気読み、この旅を豊かにしてもらった。

 

                                 2021年10月