入荘報告

日程:202151日(土)〜3()

場所:仙ノ倉山荘

メンバー: 51 下田健二(35C)、中林正浩(40E)

 513 萩原明弘(54教)

 

51(土)

 今日からGWが始まるが、コロナ禍のせいか国道17号は空いていた。田代とみつまた・神楽の両スキー場の車も例年より少ない気がした。それにもまして土樽の残雪の量は少なかった。10時少し前に劔持宅に着くと下田さんと中林さんはすでに到着しており、ゲートと山荘の鍵を借りて雪のない道山荘に向かった。

 山荘の周りの雪はすっかり消えていた。小屋の周りを確認し、中に入り煙突の状態を調べたり大きさを測ったりして今回の用事を済ませ、昼食を摂った後、下田・中林の両氏は昼前に退荘していった。

 午後散歩に出かけた。すぐ前の橋のたもとの5.6人の人たちは熊撃ちで、下見に来ているそうである。帰るときに拾ったスマホを届けた土樽の駐在の話では新潟では熊の出没が多かったそうだ。

 毛渡沢の左岸の林道から踏み跡をたどり炭焼き窯の跡のあたりまでで戻り、今度は平標新道をたどってみた。ノボリカケ沢を渡りしばらく行くと今度は残雪で道が分からなくなり、雨も降ってきたので戻ることにした。

 4時半頃小屋に戻り、降ってきた雨の音を聞きながらストーブに火を入れローソクの灯りでひとり静かに夜を過ごした。発電機は始動を確認したのみだった。

 

5/2(日)

 朝起きると雨は止んでいたが万太郎は霧の中で見えなかった。朝食を済ませるころ青空が広がり万太郎も見えてきたので、9時頃、橋にスマホの着信確認に行くと熊撃ちの人が「いや、この好天も午前中だけだ。」その言葉通り正午前からまた雨降りになった。

 どこへ出かけることなく山荘の中を少し整理した。夜は冷え込んだので薪を燃やして暖をとり、ローソクをともし、ゆっくりと酒を飲んで早めに就寝した。下で寝ていると、夜中、ネズミが走り回る音で目を覚ましたが、押し入れの戸をたたいたら静かになった。

 

5/3(月)

 朝は万太郎が見えているが、山頂辺りの木は白くなり凍っているように見えた。熊撃ちの人は来ないが、キャンパーが二人ザックとキャリーを引いてきた。ゲートからずっと引っ張ってきたそうだ。林道の行き止まりの広場でキャンプするといっていた。

 3日間のんびり過ごし、9時頃退荘する。林道のゲートは鍵がかかっておらず、解錠の手間はいらなかった。手前に車は2台、やはり少ないが天気が悪いせいかもしれない。少し下ったところで道端のコゴミを採取し、さらに下流の沢を渡る辺りで対岸の新緑を眺めようと車から降りると道端にスマホがあった。鍵を返却した後、駐在に拾い物として届けた。帰りの17号は新潟方面へ向かう車の量がかなり多かった。