2017年 GW入荘報告

 

5/1()入荘者 望月(35C) 中林(40E)萩原(54)

 小雨の降る中3名での入荘となった。他の方は諸事情により都合が悪く、参加できず残念である。群馬総社駅で望月さんを出迎え、駒寄インターより関越道にのり湯沢ICまで。土樽の剣持宅で山荘の鍵を借り受け、林道に入る。日白ダムまでは除雪されており終点の広場に駐車して必要な荷物だけを持って傘を差して山荘まで歩く。雪は所々溶けているが山荘までは続いている。溶けた地面からはフキノトウが芽を出している。連休の谷間期間中のせいか辺りに人気はなく静かな山荘入りである。周りの雪が大分溶けている。山側の雪囲いの板や網の損傷がひどかった。山荘に入りストーブを燃しながら昼食をとる。水道の水の勢いが弱いので取り入れ口の雪を掘り、パイプに水が入るようにしたところ勢いが強くなった。外は相変わらずの雨模様。一仕事すんだので雪囲いを外す作業は後日に回し、宴会を始めることとした。薪ストーブで暖をとりながら持ち寄ったつまみや昔話を肴に楽しい時間を過ごした。

 

   

 

 

5/2()

 昨日とは打って変わった好天。「今日は日白山に登るぞ!」と5時前に起き出し、朝食を済ませる。車に戻り、スキーの準備をしてダムから200mほど奥に入ったところからシール登高開始。小松平の少し奥で望月さんは戻っていった。2人はそのまま沢を詰めていき、奥の二股の辺りから尾根に取り付いた。最初はシールで登れたが次第に傾斜がきつくなり、スキーを背負ってキックステップとなった。しばらく登ると長ツル尾根に合流しそこから又シール登高で稜線までは15分ほどであった。稜線からは周りの山がよく見えた。日白山頂はブッシュが出ており、土の上に座ってのんびりとランチタイムや昼寝も楽しむことができた。中林さんは「昔、丑澤さんに連れてきてもらったときにも昼寝をした。」そうである。山頂で1時間ほど過ごし、長ツル尾根を滑降した。上部は雪の量は多かったが、波打っており、標高が下がるときの周りが穴になっていて滑りにくかった。馬の背はかなり痩せていて、つぼ足で慎重に下った。下ってくると雪が消えていたが、尾根筋には岩ウチワ?が数多く見られた。下りの藪漕ぎをしてバッキガ平に降りた。山荘の庭で望月さんが出迎えてくれた。

 

  

 

  

 

 

 

5/3()

 今日も好天であるが、小屋の雪囲いを外して帰ることにした。横木は雪の重さで破損しているので使えそうな物はブルーシートで包み、残りは小屋の前に立てかけてきた。網は新しい物に換えるように持ち帰って処分することにした。帰り支度をし、山荘の下から小松沢の橋までわずかな間のスキー滑降を楽しんで車に戻り、土産にフキノトウを少し摘んで、ダムを後にした。一本杉の広場ではテントを張ってバーベキューを楽しもうとしている人たちがいた。林道を抜け、剣持宅に寄り、鍵を返却し庭の水芭蕉とニジマスを見せてもらい乗車しようとしたところ、向かいの家で畑仕事をしているお年寄りが「戦前、親の炭焼き仕事に連れられて群大の小屋に行ったことがある。」と話しかけてきた。親の世代の人たちが山荘の周りで炭を焼いていたそうである。あまり聞いたことがなかったので新鮮な話だった。帰り道は高速道路を通りスムーズに家や駅に戻ることができた。

@雪囲いの横木が8本しか使えないので12本補充する必要があります。網は新しくする予定だそうです。破損した横木は小屋の前に立てかけてきたので、ストーブで燃やして下さい。

A庭先のブナの若木に花が咲きました。(写真参照)珍しいですね。その後に実がなるそうです。

B今年は雪解けも遅く、剣持宅の庭ではコブシや木蓮が咲いていました。桜も同時に咲いていましたが、いつもはコブシが先に咲いて、その後に桜が咲くのだそうです。(節男氏談)