芳ヶ平スキーツアー

日程:2017326()27日(月)

場所:芳ヶ平ヒュッテ〜池の塔山(2217m

メンバー:中林(40E)、萩原(54Edu)、相川(49S)

 

3/26() 曇り

 4年目となった芳ヶ平へのスキーツアー。中林は前橋から、相川、萩原は松井田から草津を目指し9:00に天狗山第5駐車場に集合した。天候は、あいにくの雪である。駐車場にはすでに数センチの雪が積もっていた。

 谷沢川橋を渡った遊歩道の入り口から入山。すぐにスノーシューの二人組に追いつく。予定コースを聞くと芳ヶ平から白根のバス停に上がる??そうだ。

 降雪の中、次第に雪が深くなっていく。ラッセルを続けていると、桜清水の下でおりてきた単独のスノーボーダーに会う。渋峠を越えて、ヒュッテには寄らずに来たそうで、ここからは我々のトレースを辿っていけばよいと喜んでいた。

 12:20頃芳ヶ平ヒュッテに到着、管理人夫婦と犬の歓迎を受ける。薪ストーブにあたりながら、持参した昼食を摂る。新しい立派な薪ストーブが入っていた。こんな大きな物をよくもこのヒュッテまで運び込んだものだと感心してしまう。

 居心地の良さにのんびりしていると14:00。雪は相変わらず降っているが、せっかくなので大平湿原まで滑りに行くことにする。湿原に向かって新雪の中を滑り降りて登り返し、16:00頃ヒュッテに戻る。すぐにシャワーを浴びてさっぱりし、夕食の時間まで部屋でくつろぐ。

 18:00夕食を摂りながら、赤ワイン、白ワインのボトルを空ける。料理はいつもながら、手の込んだ物を出してくれ味もよい。たとえ冬でも、泊まり客のために新鮮な食材を仕入れに草津までスキーで下り、それを担いでくるそうである。仕事とはいえ、その労力に感謝して味わわなければならない。管理人夫婦も話に加わり賑やかに過ごす。1時間あまりで切り上げ、部屋で横になる。今夜の泊まり客は我々3名だけ、外は相変わらずの吹雪である。ヒュッテの快適さと疲れのため早々と眠りにつく。

 

             蟻の塔渡りを行く

 

芳ヶ平ヒュッテ到着

 

夕食

 

3/27() 雪

 朝6:00頃目を覚ますと、雪はさらに深く積もっていた。

 朝食を済ませ、会計と来年の予約を済ませ、余分な荷物を預かってもらい、8時半頃池の塔山を目指して出発。この悪天候でも登るつもりである。芳ヶ平を横切り、雪崩の心配が少ない尾根に取り付く。吹雪と昨日よりもさらに深い雪の中をラッセルしながら登った。国道に上がったあたりで渋峠からのスキーツアーの一行と出会う。志賀高原から渋峠越えのガイドツアーで草津で車が待っているそうである。この天候で行動するのはかなり決断がいるだろう。まあ、我々も同様ではあるが

 さらに強まった風の中、12時過ぎになんとか池の塔山頂に着き、すぐにシールを外して上りと同じコースを滑り降りる。雪が深いので思ったよりスピードは出ないが、回転するのが大変である。芳ヶ平におりて再びシールを着け、ヒュッテに戻る。管理人夫婦は心配して途中電話を入れてくれていた。那須の茶臼岳で、高校生が雪崩に遭って大騒ぎになっているらしい。

 

池の塔を目指す

 

   

池の塔山頂 萩原                   池の塔山頂 中林

 

 昨日同様薪ストーブで暖をとりながら、昼食を済ませ、食後のコーヒーで寛いでしまう。

 14:00になってしまったので、来年の再会を約しながら、草津に向けてヒュッテを出る。大平湿原までは昨日と同じコースを通った。昨日からさらに降り積もった深い雪の中、滑り降りたあたりからガイドツアーのトレースを辿り、沢の対岸の遊歩道に戻ると、そこからは昨日苦労して上ったコースを快調に滑り降りて第6駐車場に着いたのは17:00。着いた時、またもや管理人からの電話があった。帰り支度をして車に乗り、スキー場のパトロールに下山の報告をしてそれぞれの車で帰った。

 お彼岸過ぎの時期であったが、雪山を十分に味わうことができたツアーで会った。来年は、コースを変えて、チャツボミゴケ公園の辺りから、大平湿原へ上がるコースも検討しようと思っている。