2016年 お彼岸入荘

日程:2016319() 〜 20日(日)

場所:山荘、長ツル尾根

メンバー:中林(40E)、相川(49S)

 

319() 曇り 時々 晴れ

午前中に相川が入荘し、中林さんは夕方の入荘となった。

今年は記録的な極少積雪である。林道は、関越道の下まで除雪してあり、ここに駐車する。上越線の鉄橋を下をくぐり、林道が毛渡沢沿いに左に折れるところに道標があるが、例年は雪に埋もれているのに、今年は無雪期のように姿を現している。タカマタギから流れ落ちる大滑沢も、例年はスノーブリッジで横切るのだが、スキーを脱いで渡渉した。

途中、4人パーティーと8人パーティーに追いつく。今日は北尾根とのこと。下り坂の天気が心配される。

 

関越道の下に駐車                                         平標新道への道標

 

 

毛渡沢林道も、一本杉を過ぎてから雪で覆われるようになった。

通称“一本杉”(ゲート手前)

 

例年ならば屋根が辛うじて見えるくらいの山荘のトイレも、全体が姿を現し、玄関横のメジャーも、例年の三分の一の60cmの積雪を示していた。

 

   

トイレ                                山荘

 

窓を開け、ひと休みしてから仙ノ倉谷左岸の偵察に出かける。ノボリカケ沢の出会いを過ぎたところで大きなS字の流れにぶつかるが、例年ならば難なく渡れる仙ノ倉谷も今年は無理。三月にあっても、右岸を高巻く夏道をたどる以外に先には進めない。ここまで山荘から1時間。シールを外し、山荘までゆっくり滑って帰った。

17時、中林さん入荘。

萩原さんの不参加は残念だが、ストーブが燃える中、お酒がすすんだ。

 

320() 曇り時々雪

6時半山荘発で、長ツル尾根に向かう。尾根の取り付きからしばらくは雪が少なく、スキーを脱いだり藪漕ぎをしたり、まるで5月の長ツル尾根である。第一展望台(1000m)あたりから雲行きが怪しくなり、雪混じりの北風となった。第二展望台(1150m)を過ぎた急登の手前で、今日はここまでとした。表面が固くその下が柔らかいモナカ状態の雪の長ツル尾根を、しっかりスキーに体重を乗せて滑り降りた。

最近は、なかなか日白山まで届かない。天候に恵まれないこともあるが、体力低下が最大の理由。しかしながら、今年もまたひと味違った三月の山を楽しめた。

戸締りをし、1220分退荘。