2015年 お彼岸入荘

日程:2015321()22()

場所:仙ノ倉山荘〜長ツル尾根〜平標沢

メンバー:萩原(54Edu)、相川(49S)

 

321()

高崎6:30 ― 8:00土樽8:40 ― 10:20仙ノ倉山荘12:33 ― 13:27第一展望台(1000m) ― 14:10第二展望台(1123m) 14:26 ― 15:25山荘

 

中林さんが都合で不参加となり、二名で入荘した。途中、関越自動車道から谷川本峰の双耳峰が良く見え、快晴のお彼岸入荘となった。

剱持で山荘の鍵を受け取り、毛渡沢林道入り口に向かう。上越線の毛渡沢鉄橋の橋脚工事のため鉄橋までは除雪してあるが、車の進入は禁止されている。驚いたことに、林道入り口に10台、毛渡橋を渡った右岸沿いにも10台ほどの車が駐車してあり、谷川連峰北面は例年では考えられない賑わいである。

 

今年の仙ノ倉山荘

 

5月を通り越して初夏を思わせる雲一つない天気のなか、10時過ぎに仙ノ倉山荘に到着した。

前庭の積雪は2.7メートルほど。二階から入り、早速ストーブに火を入れ、一階の入り口に階段を作った。

 

    

入口に雪の階段を作る                  積雪270cm

 

ビールで乾杯し、昼食後、長ツル尾根に向かう。

積雪はあるものの、暖かい日が続いたためか雪が締まっていて順調に登る。第一展望台で、眼下、仙ノ倉谷の左岸を滑るパーティーが見える。仙ノ倉谷の出会にも三人パーティー。西ゼンを滑降してきたのだろうか。絶好の天気で、春スキーを満喫したことだろう。

第二展望台の少し先のピークで登坂終了。残雪に輝く上越の山々の眺望を楽しんだ。

下りは思ったよりも沈まない雪を快調に滑降する。足腰には疲労を感じるが、春山を滑るこの感覚は何ものにも代え難い。

 

仙ノ倉山荘到着15時半。まだまだ日は高いが、新品のストーブに火を灯し、ビールで乾杯。知らぬ間に暗くなり、星空となった。

 

長ツル尾根第一展望台から 足拍子山、大源太山方面

 

 

322()

仙ノ倉山荘7:50 ― 8:55仙ノ倉谷出合 ― 9:50群大尾根下 ― 10:10平標沢下部 ― 11:27山荘12:37 ― 13:20林道入口

 

昨夜はゆっくり休み、遅い出発で平標沢方面に出かける。今日も天気が良い。二日も好天に恵まれるとは、幸運である。

心地よい冷気の中、雪の締まった仙ノ倉谷を進む。例年渡渉に苦労するS字カーブも、今年は十分な雪に覆われている。仙ノ倉谷出合も、いつもは右岸の杉林の中を行くのだが、川沿いに進める。しかし、左岸の斜面には今にも落ちそうな雪の塊りがあり注意が必要だ。これが雪崩れたら恐ろしいことになる。

仙ノ倉谷の出合を過ぎ平標沢に入ると、静かな山域になる。目前の群大尾根を登る元気は二人にはなく、平標沢を少し詰めて妥協することにした。

平標沢のデブリ

 

平標沢下部のデブリが見えるところで、登坂終了。初夏を思わせる日差しをいっぱい浴びてゆっくり休息を取った後、滑降を開始した。これが、思った以上に快適で、平標沢下部だけでも、十分に楽しめた。

山荘で昼食をとり、12時半に退荘した。

テキスト ボックス: 長ツル尾根テキスト ボックス: 平標沢出合テキスト ボックス: 仙ノ倉谷出合テキスト ボックス: 仙ノ倉山荘

赤ルート:321日 長ツル尾根

青ルート:322日 平標沢

 

相川 記