草津_芳ヶ平スキー

日程:2013327()28()

場所:芳ヶ平ヒュッテ周辺

メンバー:中林(40E)、相川(49S)

 

327()  ガス

草津天狗山スキー場 8:35 ― 山頂駅10:20 ― 白根レストハウス(駐車場) 10:40 ― 11:26芳ヶ平ヒュッテ 12:02 ― 14:07 渋峠 14:42 ― 15:30 芳ヶ平ヒュッテ

長年、芳ヶ平ヒュッテに泊まって山スキーを楽しみたいと思っていたが、今回中林さん(40E)と経験することができた。

 

帰りのことを考え天狗山スキー場に車を置いて、バスでケーブルカーの山麓駅に向かう予定だったが、スキー持参でバスには乗れないとのこと。何で?と思ったが、仕方なく中林車を残し相川車で山麓駅に向かった。ケーブルカーで逢ノ峰スキー場まで登り、山頂駅でツアーカードを提出したあと白根レストハウスに回り込んで、芳ヶ平ヒュッテまでほぼ平坦なコースを進む。生憎のガスだが、コースには赤布を付けた竹竿が立っているので不安はない。途中、イオウの臭いが強くガスが発生している場所があるが、ここは素早く通過する。一昨年の4月に来た時にはパウダースノーだったが、今回は湿雪である。年により随分違うものだ。

 

芳ヶ平ヒュッテでは管理人ご夫妻と4匹の犬が迎えてくれた。このうちの3匹はフサフサした毛を持つビヤデッドコリーで、もともとはスコットランドの牧羊犬らしい。大型犬だがとても人懐こく、この犬たちを目あてにヒュッテを訪れる人もあるとのこと。さらに驚いたことには、山の中にあって静かにシャズが流れているヒュッテであった。壁に並ぶ数々のテレマークスキーもいい。

 

昼食を摂った後、志賀横手山の渋峠まで出かける。ほぼ夏道どおりのツアーコースには黄色い旗が付けられていて、安心である。ガスで気温が高く、雪はクサリ気味。パウダーの軽快さはお預けとなったが、人けのない自然の中で山スキーを堪能できた。登り2時間、下り45分。

 

静かに暮れていく芳ヶ平ヒュッテである。シャワーで汗を流し、ランプの灯る中、紅玉のワイン漬け、手作りハンバーグの夕食を楽しんだ。また、ドイツ製薪ストーブの炎と温もりも忘れ難い思い出となった。北の空には北斗七星とカシオペア座が輝き、明日の天気を約束していた。

 

 

夏道尾根より芳ヶ平                   ヒュッテ前で中林

 

 
夕食                             朝食

 

 

328()  快晴

芳ヶ平ヒュッテ 8:10 ― 9:45 国道 ― 10:00 池ノ戸山(2217m) 10:50 ― 11:10芳ヶ平ヒュッテ 11:30 ― 12:40 草津天狗山スキー場

雰囲気のある夕食と快適な部屋のおかげで、ぐっすりと休めた。

快晴。春スキー日和である。今日は、志賀草津道路に突き上げるヒュッテの西側にある尾根を楽しむことにする。芳ヶ平の雪原を西に進み、尾根に取りつく。取りつき部分は、小さな沢を挟んだ二重山稜になっているが、ご主人のアドバイスどおり北側の山稜を登る。稜線に出れば傾斜もゆるく、好天の春山を快適に進んだ。

 

雪に埋まった国道を超え、池ノ戸山(2217m) に到着。絶景である。遠く、妙高、火打の頚城山塊、その後ろに北アルプスの峰々が連なる。遠くにあっても五竜、鹿島槍はすぐにわかる。麓に霞がかかり幻想的な北アルプスの山並みである。浅間山の右には八ヶ岳、左の奥に富士山らしい姿が微かに見える。

景色を楽しんだ後、樹林の中を快適に滑った。好天との引き換えで“やや重”の雪だが、おおいに満足である。登り2時間、下り20分。

 

池ノ戸山から北アルプス

 

池ノ戸山にて(左:中林、右:相川)

 

芳ヶ平ヒュッテに別れを告げ天狗山スキーまで夏道を滑り降りた。1時間で到着。スキーでの下山は速い。

 

好天のおかげで、念願の芳ヶ平スキーを楽しむことができた。芳ヶ平ヒュッテから大平湿原に下るコースも快適らしい。来年の楽しみに取っておこう。今朝ヒュッテを発つときに、来年の予約をお願いしてきた。329() 30()

(相川  記)