お彼岸入荘

日程:2014321()23()

場所:山荘〜長ツル尾根

メンバー:中林(40E)、相川(49S)

 

321日  雪

土樽8:50 ― 11:20山荘

萩原さんが都合により不参加となり、中林、相川の二人で入荘した。雪模様の天気で、土樽はまだまだ冬である。積雪も例年より多い。鍵の管理をお願いしていると剱持節夫さんによると、年初めまでは少なめの積雪で安心していたところ、ここにきて大雪になったとのことである。今年は関東平野部も二月に二回も記録的な大雪があり、雪国に仲間入りしたかと思われるほどだったのだから納得である。

毛渡橋の横に車を駐車し、シールを着けて山荘に向かう。かつては、お彼岸には何人かの入山者があったのだが、最近では少なくなり、トレースはない。関越道の高架下は5mほど道路が出ていたが、上越線の鉄橋下は雪で覆われていた。例年ならばここも道路をあるくのだが、やはり大雪の年なのだ。

雪が舞う中、二時間半かけて入荘した。山荘の前庭の積雪は3m。玄関を除雪し水が使えることを確認したあと、ストーブに火を入れ、早速イッパイとなった。

北側の屋根に、雪の重みで折れたブナの大枝が被さっていたので、これの除去作業をして今日の活動は終わり。外では雪が降り続いていた。

 

   

 

322日 快晴

山荘6:50 ― 8:25第一展望台 ― 10:00馬の背 ― 11:30 1350m地点 11:45 ― 12:50山荘

天気は快晴、昨日の積雪は30cmと絶好のコンディションである。今日は長ツル尾根から日白山を目指す。もちろん長ツル尾根にトレースは無く、新雪のラッセルとなった。第一展望台、第二展望台からの仙ノ倉方面の眺めが美しい。馬の背直下の急斜面からのラッセルには苦労した。ガスが出てきたので、馬の背を超えた1350mの平坦部で昼食をとり、引き返すことにした。

下りは快適そのもの。新雪の長ツル尾根を満喫できた。登り4時間半の尾根を1時間で滑り降りた。

 

  

 

 

323日 快晴

山荘6:40 ― 8:15デトイノマチ ― 8:40引き返す ― 10:00 山荘 ― 10:50退荘

毛渡沢の偵察に出かける。杉の伐採のための林道さらに伸びて、かつて毛渡沢にブリカン滝の木橋が架かっていた辺りまで。デトイノマチを過ぎ毛渡沢が大きくS字を描くところで引き返した。

山荘到着後、戸締りをして退荘した。

 

平標沢、日白山、大笹台など、遠くまで足を延ばすことができなくなってきたが、長ツル尾根で遊ぶなど3月の山荘は素晴らしい。やがては、入荘で十分などという状況になろうが、そうであっても山荘の生活は捨て難い。

(相川 記)