尾瀬岩鞍スキー合宿;ロートルスキー事始め

 

山岳部OB会望月先輩からスキー合宿の案内を頂いた。場所は尾瀬片品の岩鞍スキー場、スキーはここのところクロカンのみ、クロカンコースがあるか調べたがない、合宿はゲレンデスキーなのでどうしようか迷ったがかけ流しの温泉宿は魅力、ノンベー諸先輩の夜の部も楽しそう、ということで参加の連絡をして19日朝出発。沼田ICを下りて120号線を順調に宿まで。予定より早く11時半に着いた。間もなく公共機関派も到着、最長81歳、古希が最若手、8人が揃って早速ビールで乾杯し昼食。早く着いた浅見さん、櫻井さんのお二人はもうゲレンデで滑っているという、お元気だ。今回の参加者は八木、平澤、浅見、下田、布河谷、桜井、望月、永倉、中林、山田の諸氏。

 

1時の送迎バスで5分ほどのゲレンデへ、先輩諸氏は3日通し券、当然全員70歳以上のスペシャル・シニア、山田は持参したクロカンスキーで適当にうろうろしますと皆さんと別れた。緩いゲレンデで足慣らし、 エッジの無いクロカンはゲレンデでは惨め、スイスイ飛ばすスキーヤーやスノーボーダーのなかでおろおろ。クロカンコースではトレイルもあり何とかなるのだが、仕方なくゲレンデを離れ林道へ。ここは面白い、人間様以外の足跡があちこち。兎は分かるが直径15cmほどでハート形の足跡、熊ではないし何だろう。しばらく足跡探索を楽しんで4時の送迎バスに乗り込んだ。


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何の足跡だろう、蹄のようにも見えるから鹿かカモシカか?


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林道の脇は深い雪、青森・酸ヶ湯では積雪515mの日本最高記録とか

 

かけ流しの気持ち良い温泉で暖まった後は、部屋で飲み会開始、何故か湯上りのビールがなくいきなり冷酒とウィスキー、諸先輩の話に聞き入り夕飯時まで。まあまあ出来上がっての宴席。各膳に銚子一本は宿のサービス、先程なかったビールもたっぷり。宴席で仕上げた後、部屋に戻りウィスキー中心に10時過ぎまで、お開きの後はバタンキュー、久し振りに学生時代の合宿気分を味わった。明日は40年振りのゲレンデスキー、どうなることやら。

 

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20日は宿でレンタルスキーを借りて皆さんと一緒にゲレンデスキー、完全なカービングではないようだが短めで靴は固いプラスチック製、9時宿発ゲレンデまで。昼食付スペシャルシニア1日券4千円を購入。初心者ファミリーコースのリフトに乗り込む、望月先輩の滑ってという指示でおっかなびっくり40年振りのスキー事始め。強引なターン23回、先輩から直下降を入れる気持ちでゆっくり回るようにと指示。この緩いコースを3回、まだまだ先は長そう。隣の千m弱のロマンスコースに移り2回ほど、うん・・・何か分かりかけてきた。3回目は昔で言うクリスチャニアもどきで滑れるようになった。ゆっくり・直下降を入れるように・・が分かってきた。次はゴンドラに行きましょう、ということで標高1006mから1675mまで登り、ミルキーウェイという2800mコースを滑り降りるという、無謀!!という気もしたが仕方ない。先を行く諸先輩に待ってもらい、休憩3回で何とか下まで。二度目のミルキーウェイはターンも快調、ロマンスコース数回滑りロッジで昼食。下田先輩に御馳走になった生ビールは最高。
 午後は3時まで、ロマンスコースを中心に滑り、仕上げに30年振りという永倉さんとミルキーウェイ。2800mを休まず一気下り、爽快・爽快。はまりそうだ。


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岩鞍ゲレンデマップ、右の黒い直線がゴンドラ、その右赤がミルキーウェイ


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ロマンスコース下部から上を見る

 

この日の午後は中・高校生のスキー合宿が目立った。ゲレンデではおおよそ半分が若者のスノボー。スキーは中高年が多い、カッコ良いウェアとヘルメット着用者も半分弱。短いカービングスキー、ウェアなど昔と様変わり、山のレインウェア上下の小生は少々違和感があった。最終日は私を含め帰宅組と、さらに半日のスキー組に分かれ散会した。

 

来年の合宿は中林さん幹事、永倉さんや私のように3-40年振りのロートルスキーヤーもゲレンデスキーの楽しさを十分に味わうことが出来ました。大勢のOB諸氏の参加を期待します。

平成25年3月 山田 和夫記