栂池高原、小谷村に紅葉狩り(S33卒グループ)

H22-10-1214

後閑宏二、閑春夫、塚越廣治、深澤進、増渕清英、渡辺欣弥

 

10/12(

JR沿線ではまだ紅葉していなかったが 栂池自然園では既に紅葉が進み 葉を落とした木々が目立った。幸い雨の心配はなく、僅かであったが雲間から陽が射す中、紅葉や記念写真を楽しんだ。小蓮華山の斜面は黄、橙、紅の木々に覆われていた。

 

 

自然園の紅葉

 

 

浮島湿原にて

左から前列 増渕、閑、渡辺、深澤 後列 塚越、後閑

 

奥の展望湿原より白馬三山を見たかったが時間的に無理、且つガスのため眺望も期待できなかったため諦め、浮島湿原周辺で切り上げ、夕暮れにせかされ宿に戻った。

 

 

10/13()

夜半は満天の星であった。5時過ぎ 朝焼けの山を写すため 暗い中多くの宿泊客が出かけている。白馬連峰はまだ陽のさす前の藍色、然しじきにガスが沸き立ち隠れてしまった。やがて小蓮華山上部の一部、ガスの切れ間に朝日を受けた斜面が現れた。

朝食を早く済まし、天狗原に向かう準備をする。登り口からしばらくは急登で且つぬかるみが多く 少々しんどい。急ぎの登山でないのでゆっくり登ることとする。

 

 

 

途中 熊笹の斜面にミズバショウの枯れ葉が随所に見られた。ミズバショウは湿原の植物と思っていたが斜面にも生えることを知った。途中目にした植物、

 

シラタマノキ(別名シロモノ)の実        アカモノ(別名イワハゼ)の実

 

天狗原にて2180m

左から、渡辺、閑、増渕、後閑、深澤、塚越

 

ナナカマドの紅葉

 

 

チングルマの種の綿毛             ナナカマドの実

 

天狗原で早い昼食をとり自然園に戻る。ロープウエイ・ゴンドラを乗り継いで栂池高原駅に戻る。帰路のロープウエイ、ゴンドラから眺める山は素晴らしい紅葉に覆われていた。昨日の登りの時には気がつかなかったのが不思議であった。

 

栂池高原駅(13:50発)よりバスで小谷温泉・雨飾荘に向かう。姫川沿いから長いトンネルを抜け、中谷川沿いに入る。何箇所も防雪トンネルがあり 豪雪地帯と知る。バスはどんどんと高度を上げて行き、紅葉が目立つようになる。大型バスでは怖すぎる狭い場所もある、熱湯温泉、山田旅館を過ぎ終点 雨飾荘前に3時に着いた。

 

丑澤さんの“まだまにあった私の百名山”には 1988-10-1 奈良場さんとお二人で雨飾山に登り、雨飾荘の露天風呂にも入り、山田旅館に宿泊…とあります。

私達は雨飾荘に宿をとり、同じ露天風呂にも入りました。ブナ、ミズナラ、トチの大木に囲まれた本当の露天風呂でした。

 

10/14()

朝食後バスまでには2時間ほど余裕があるので鎌池に行って見ようと云うことになり、雨飾荘に頼み 車を出してもらった(但し有料)。鎌池は周囲を赤,黄、茶、緑の木々に囲まれ、静かな湖面にそれらが映えて又とない景観であった。

 

鎌池湖畔から雨飾山を望む

 

 

 

帰りは紅葉と巨木を楽しみながら雨飾荘まで歩いた。この地帯はブナだけでなくトチ、ミズナラ、ヤナギなど数多くの巨木があり、気持ちの良い散策であった。ちなみに小谷村は 観光ツアーに“鎌池・巨木めぐり”を行っている。

 

 

 

帰路 白馬駅にて途中下車し、大出の吊橋を見に行く。

“大出の吊橋”は9年前 S33年卒のメンバー7人が 丑澤さんに案内して頂いた思い出深い場所です、その時には雪を頂いた白馬の山並みが素晴らしかったことを思い出します。今回は雲の中にかすんで ぼんやり見えただけでした。

                          以上。編集渡辺