「イイ沢調査山行」(第1回)

期日:2008年5月10日(土)〜11日(日)
参加者:6名。
     荒井(38C)、永井(38W)、関(40C)、木村(41K)、渡辺(42S)、田中(43Ed)

10日(土)(曇り):
早朝に木村、荒井で先発入荘し、退荘準備中のさんざん会山路氏らと鍵などの引継ぎ。

午前中に6名集合し偵察に出発。
コースタイム:山荘(12:30)−ノボリカケ沢出合(13:30)−ノボリカケ沢上流二俣<注1>(14:20)−
引き返し点(15:00)−山荘着(16:10)。

・吊橋はワイヤーのみで横板なく伝い歩きで渡る。
・夏道を探しながら歩くがところどころのみで、後は残雪の多い歩きやすい所を探しながら
 仙の倉谷を上流に向う。藪が多くルート取りづらいし、分かりにくい。
・<注1>全員約30年ぶりの仙の倉谷で様子が分からず、時間的に仙の倉谷をつめている積もりでいたが地図との照合でイマイチどこにいるのか不明。天候が悪化して来たので下山とする。
翌日、ここはノボリカケ沢と判明。
・夜半より雨。

11日(日)(雨曇り):
コースタイム:山荘(10:00)−平標新道渡渉点ケルン(11:40/11:50)−ノボリカケ沢出合(12:20)− 山荘着(13:00)。

・前夜からの雨が止まず、朝食後は様子見。雨が降り止んだので出発とする。
木村氏は我々の出発に合わせて下山。
・昨日のトレースを探しながら歩くが雨で大分消えてしまい、また雪解けが更にすすみ藪が多く出て更に歩き難い。昨日のノボリカケ沢出合を過ぎ、小さな尾根状の藪を漕いで何とかケルンにたどり着く。
・渡渉点では水量多く渡れないし、左岸に渡れても雪がなく上流に進めない。右岸は大岩と岸壁で進めないので右岸の大高捲き以外に上流には進めない。雨模様になって来たのでここまでとし引き返す。

(反省点)
1.5月中旬では残雪少なく歩行難しい。今年の積雪は多かったが雪解けが思いのほか早く進んだ様子。
  ダムから山荘下までも雪無く車で入れた。
  雪上を歩行とすれば、4月中旬の方が良さそう(その年の残雪とデブリ状況によるが)。
2.地図と磁石では自分の位置確認が不充分であった。GPSなどでの位置確認が必要。

 

山荘前のイワウチワ

 

吊橋のワイヤーを渡る

ノボリカケ沢二俣付近からの日白方面

ノボリカケ沢左俣を登る

 

ノボリカケ沢上部。

一部出ている平標新道への右岸の夏道



写真添付(撮影:永井氏)







<おまけ>
12日(月)(晴れ・曇り):前夜半には雨上がり満天の星。
退荘(6:20)、田中車で湯沢ー水上から天神ケーブル下に向う(5名)。

・残雪混じる天神尾根をトマの耳まで往復。
天神ザンゲ岩からはアイゼンを付け快適な往復で全員大満足の30年ぶりの残雪期本峰登山となった。


熊穴避難小屋からの天神尾根


(荒井・38C記)